白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

ひさしぶりの赤羽散歩~まるます家・丸健水産・CAFE B-3・清水屋

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赤羽の近所に住む大学の後輩Kちゃん、

代休を取れたとのことで昼から遊ぼうと相成りました。

しばらくぶりの再会でしたが、元気そうで、よかった。

 

定番のこちら、『まるます家』からスタート。

金曜のお昼、めずらしく空いてましたよ。

すぐに入れて、これは幸先がいい。

 

 

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壁いちめんの品書き、ワクワクしますねえ。

このほかに「今日のおすすめ」欄もあり。

外国の人は日本の文字がびっしり壁に貼られている

この光景をどんなふうに見るんだろう?

 

 

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飲みものは『まるます家』名物、ジャン酎を。

ジャンボ酎ハイの略です。アサヒの『ハイリキ』1リットル瓶。

今回検索してみたら、ハイリキの発売は1983年ですか。もう33年前。

 

 

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アテは、うどのきんぴらです。

味つけ、絶妙な塩梅! ああ、テイクアウトしたかった…。

うどの香り、好きだなあ。

タケノコと並んで、春に必ず食べたいもののひとつ。

 

 

 

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初ガツオもいただきましたよ。ちょっと高かったな。

さ、サクッと飲んで次に移動です!

 

おばちゃん、きょうもごちそうさま。

私が勝手にファンでいるおばちゃんが休みでさみしかった。

元気だといいのだけれど。

 

 

 

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歩いて30秒、こちらも赤羽の名店『丸健水産』へ。

以前に取材もさせていただきました、

立ち飲みができる、おでんの練りもの屋さん。

 

 

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うーん…壮観!

うれしくなるねえ。

 

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この日は花冷え、おでんのうまさもひとしおでした。

ニラの入ったこちらのスタミナ揚げ、大好物なのです。

そして欠かせない「ちくわぶ」もオーダー。

関西のかたはこれ、苦手というひと多いですねえ。(;^ω^)

 

 

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玉子、なんとも染みている!

うれしくてオッサン、ずっとにやにや。

職務質問されなくてよかった。

 

 

 

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Kちゃんが飲んでた、こちらの名物「だし割り」。

カップ酒の燗を7~8割ほど飲んだところで、

おでんだしで割ってもらうのです。うまいよ~。

 

『丸眞正宗』は赤羽と同じ、北区にある小山酒造さんのお酒。

創業は明治11年、当時のこのあたりはどんなだったのかなあ。

小山酒造さんは岩淵町にあるのですが、

宿場町として栄えた地域だったよう。

 

 

『丸健水産』、「よそで飲んで来た場合は、お酒1杯のみ」がルールです。

先の『まるます家』もお酒は「ひとり3杯まで」が決まり。

朝から飲めるエリアって、こういう点がはっきりしてますね。

赤羽でも古くから続くお店は、店員さんもみな毅然とされてますよ。

 

さて、お次はどこへ行こうか。

しばしうろうろ。まだ知らぬどこかに入ってみたい。

 

 

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「ここ、レコードの聴けるバーなんですよ」とKちゃんが案内してくれました。

『CAFE B‐3』さん、ランチタイムも過ぎてましたが中休みを取らないよう。

おお、早速入ってみよう。寒いしね(笑)。

 

 

 

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カウンターに座らせてもらいました。

ホットウィスキーを注文。しばし、あったまりました。

 

 

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なかなかに素敵なお店でしたよ。

とっても感じの良いご夫婦(かな?)がやられていて、

初回でしたが、なごみました。

 

 

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小腹が空いたのでお願いしたアンチョビマヨトースト(450円)、うまいっ!

ひと心地つきました。

 

こちらも1杯で失礼。

ごちそうさまでした、また来ます!

 

 

 

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その後、『清水屋』さんでお酒を買い込み、Kちゃんちで飲みなおし。

このお酒屋さん、日本酒、国産ワインなど品揃えがとってもよかった!

 

お会計の際、おばちゃんが「お花見?」と笑ながら、ゆでたまごを2個くれました。

なんとも……ビックリ。(^o^;)

こういうの、なつかしいですな。

Kちゃんも別に常連というわけではなさそうですが、

気前がいいというか、古風というか。

別の赤羽在中の知人にあとで話したら、

「お菓子をくれることも多いよ」とのこと。

 

この後、荒川の桜をバスから眺めることができました。

行きの湘南新宿ラインからは飛鳥山公園の桜も見られましたし、

春は車窓が特にたのしいですな。

花も団子も楽しんだ、よい一日でした。