おでん、煮てましてん。
我が家の忘年会は大鍋おでんが決まりです(今年から)。
昆布を「これでもか」と贅沢に使ってひと晩水におき、とりのぞいたら鶏ガラを入れて一度沸かし、アクを取りつつ1時間ぐらいゆったり煮てベースにします。うちのおでんは鶏昆布が基本だし。酒、みりん、薄口醤油。練り物類を入れてしばし煮てから味見、塩なりで最終調整して、完成。練り物って甘みも塩気もけっこう出ますよね。
大根は一度15~20分ぐらい水煮してからざるに上げて自然に冷まし、それから煮ます。こうすると味がよくしみる。以前、雑誌でおでん特集を作ったときに専門店5店舗ぐらいを取材したんですよ。そのとき得た知識がいろいろと役に立っています。
昨日の具材は赤羽『丸健水産』のスタミナ揚げ(ニラの入ったさつま揚げ)、シュウマイ揚げ、ゲソ揚げ、ちくわぶ、はんぺん。厚揚げは近所のスーパーの。
前日から仕込んで、冷ましては煮て……を三回ほど繰り返して、うちのおでんは完成です。カラシは使わない派。気ぜわしい師走にゆっくりと煮込むのが、いいんだ。
カキがぷりっとうまそうだったので、酒で蒸して菜の花と和えました。ユズ果汁とオリーブオイル、白ワインビネガー、コショウでドレッシングにしたらこれがおいしい。また作ろう。
カツオのたたきのサクが実にうまそうで、値段も手ごろ。クレソン、ミョウガ、ゆでたきぬさやと一緒におろしポン酢で和えました。
サクで買うと切らなきゃいけないけど、確実に切ってあるのよりも安くて量もたっぷり。でも、サクを切るのって心理的ハードル高いですよね。私も最初、おっかなびっくりでした。
田原町『レモンパイ』のレモンパイ。
ああ、うれしいなあ。私が好物なのを知って、友人が手土産にしてくれました。
思い出してまたじんわり、うれしい。
ごちそうさまでした、Lさん。
みんな、お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。
グジュさん、りりしい一枚。お客さんにたっぷりかまってもらったねえ。
おまけ
こんなツイートがバズって予想外。
「四文字の駅名」をIKKOさんの「どんだけ~」の口調で言ってみるとごく小さく楽しいのでお暇なときにでもぜひお試しください。「赤羽」とか「日暮里」とか「登戸」とかがおすすめですが「押上」がドンピシャだと私は思う。
— 白央篤司 (@hakuo416) December 14, 2018