白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

我が家でおでんで忘年会

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おでん、煮てましてん。

我が家の忘年会は大鍋おでんが決まりです(今年から)。

 

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昆布を「これでもか」と贅沢に使ってひと晩水におき、とりのぞいたら鶏ガラを入れて一度沸かし、アクを取りつつ1時間ぐらいゆったり煮てベースにします。うちのおでんは鶏昆布が基本だし。酒、みりん、薄口醤油。練り物類を入れてしばし煮てから味見、塩なりで最終調整して、完成。練り物って甘みも塩気もけっこう出ますよね。

 

大根は一度15~20分ぐらい水煮してからざるに上げて自然に冷まし、それから煮ます。こうすると味がよくしみる。以前、雑誌でおでん特集を作ったときに専門店5店舗ぐらいを取材したんですよ。そのとき得た知識がいろいろと役に立っています。

 

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昨日の具材は赤羽『丸健水産』のスタミナ揚げ(ニラの入ったさつま揚げ)、シュウマイ揚げ、ゲソ揚げ、ちくわぶ、はんぺん。厚揚げは近所のスーパーの。

前日から仕込んで、冷ましては煮て……を三回ほど繰り返して、うちのおでんは完成です。カラシは使わない派。気ぜわしい師走にゆっくりと煮込むのが、いいんだ。

 

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カキがぷりっとうまそうだったので、酒で蒸して菜の花と和えました。ユズ果汁とオリーブオイル、白ワインビネガー、コショウでドレッシングにしたらこれがおいしい。また作ろう。

 

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カツオのたたきのサクが実にうまそうで、値段も手ごろ。クレソン、ミョウガ、ゆでたきぬさやと一緒におろしポン酢で和えました。

サクで買うと切らなきゃいけないけど、確実に切ってあるのよりも安くて量もたっぷり。でも、サクを切るのって心理的ハードル高いですよね。私も最初、おっかなびっくりでした。

 

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田原町『レモンパイ』のレモンパイ。

ああ、うれしいなあ。私が好物なのを知って、友人が手土産にしてくれました。

 

思い出してまたじんわり、うれしい。

 

ごちそうさまでした、Lさん。

 

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みんな、お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

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グジュさん、りりしい一枚。お客さんにたっぷりかまってもらったねえ。

 

 

おまけ

こんなツイートがバズって予想外。