コラム集が出ます。
その名も『はじめての胃もたれ』、太田出版より10月29日発売。
私はいま49歳なんですが、40代に入って大きく食の好みが変わり、食べられる量も変わりました。消化力が落ちてるなあとも感じ、「お腹いっぱい」になることを警戒するようにもなり、これまで何も考えずに来た「食との付き合い方、スタンス」が大きく変化したんですね。
食以外でもあちこちガタは来ました。目やひざ、筋力、もの覚え……先輩方が言ってたこと、みーーーんな本当だった! 笑っちゃいましたねえ。戸惑いつつ、なんかもう笑うしかない。衰えるのはさびしくもそりゃあるけど、しょうがない。うまいこと食べ方をアップデートして、シフトチェンジも考えつつやってきた40代のあれこれ、そしてこれまでのことを基本書き下ろしで書いています。
というとネガティブなようですが、「早めに受け入れて、どう対策するか。考え方を変えるか」的に生きてきたし、若い頃は強すぎた自意識もほどよく減って、いまとてもラクなのです。強がりでなく、それなりに快適。
男だって50歳前後は更年期だよなあ、とつくづく思います。まえがきにも書いたんですが、ジェーン・スーさんが「更年期とは、更新期である」と言われていて。まさに言いえて妙。あれこれ更新しなきゃいけないこと、ありますよね。私なりの「40代という更新時代」を書いてみたつもりです。
そんなジェーン・スーさんが帯コメントを寄せてくださいました。なおかつ、大好きなイラストレーターのおひとり、丹下京子さんに表紙絵とイラストを描いていただけるという幸甚にも震えています。ぜひお手に取って、帯をとった全体像を見てほしい……! なんともね、素敵なんですよ。
予約していただけたらうれしくて飛び上がります。
どうか、よろしくお願いいたします。
こちらは表紙のプリントアウト。
素晴らしいデザインをしてくださった戸塚泰雄さんに心から感謝です。