白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

ネパール料理 『プルジャダイニング』

 

 この日は、巣鴨のネパール料理店へ。

 ツイッターである方の熱烈な賛辞を読んで、どうにも惹かれて、行ってきました。

 

f:id:hakuoatsushi:20150507195356j:plain

 

 久しぶりに会う友人のsinoくんと、古い友人のコニシさんと3人で訪問。

 

f:id:hakuoatsushi:20150507195450j:plain

 最初に出されたのがこれ、「バトマス・サデコ」という料理のよう。

 いわゆるお通し的に出されましたが、うーん…良いおつまみ! 「揚げ大豆をスパイスでマリネしたもの」とメニューにはあります。豆、あの節分の豆です。こういう風に使うって発想、なかったなあ。唐辛子オイルと、これスパイスなんだろう…今度ちょっと真似してみたい。

 

f:id:hakuoatsushi:20150507194456j:plain

 定番のモモ、ネパール餃子。皮がもっちり、しっかり粉の香りがして、おいしい。

 

f:id:hakuoatsushi:20150507194524j:plain

「ムラコ・アチャル」、うまかったです。ネパールの大根漬だそう。

 アチャールってインドでも漬物的なものをいいますよね。これピーナッツペーストに唐辛子オイルとかで塩した大根をマリネしてるんだと思う。これも真似してみたいなあ。なんとも面白い味わい。

 

f:id:hakuoatsushi:20150507194542j:plain

 これ、すっぱ辛くておいしかったな。「グンドルック・コジョル」という乾燥させた乾燥野菜のスープだそう。もう少し塩気が優しい方が好みだけど、通うとそういう微調整オーダーも可能になるんだと思う。そうなってくるとまた楽しいんだよねえ。

 上にのってる豆は先の節分豆、かなり大豆を食べる文化なのかな。ネパール料理、私はほとんど知らない。面白いです。

 

f:id:hakuoatsushi:20150507194602j:plain

 これが食べたくて来たのです。「ディードセット」!

「そば粉、きび、小麦粉、大豆粉、とうもろこし粉を混ぜたもの」が左の蕎麦色のもので、これにカレーやオクラのスパイス和え、先の揚げ大豆マリネや大根漬などをまぜまぜして食べるものだそう。

 うーん…面白いなあ、そばがきにインドカレーを混ぜて食べているかのような。カレーもっといろんな種類頼んで、さらにまぜまぜしたらもっと味も広がって面白かったろう。

 いろんなものがありますねえ、ほんとに。

 

 お釣りとちょっと気持ちを足して、寄付して帰ってきました。

 ネパールが一日も早く平安を取り戻しますように。