白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

ホワイトコーン入りトムカーガイと最近の仕事メモ

タイ料理のトムカーガイを作りました。

鶏肉とハーブをココナッツミルクで煮る、という感じのスープ。『スープストック』でも売られているから、知ってる人も多いかな。

 

 

スーパーでホワイトコーンを目にして、「あ、これとチキンでトムカーガイにしたらうまかろう」とひらめくものがあったんですね。

 

コーンの芯と多めのレモングラス鶏もも肉でベースの出汁にして、エリンギとえのき、ミニトマト、しょうが、生唐辛子少々で煮る。ココナッツミルク加えて、ナンプラー、塩こしょうで調味。

バイマックルーというこぶみかんの葉も欠かせないんですが、行きつけのタイ食材店で入荷無し。困ったな。ちょうど買ってた青ゆずの皮としぼり汁を入れたら……お、なかなかいいじゃないの。欠品は発明の母ですな。

 

うん、鶏ココナッツスープのやさしさがね、いいんですよトムカーガイ。ホワイトコーンも予想どおりいい出汁と甘味を加えてくれました! えのきも合うね。

また作ります。

 

さて、お久しぶりのはてなブログ

ここ最近の仕事をメモしておきます。

 

◇アイスム

www.ism.life

 

レシピって長いと「面倒くさそう」となかなか読んでもらえないもの。だから最小限の文字で、なるたけスッキリ書いてくださいと編集部から求められがちなんですね。いや、それがマストというか。

 

だから「もっと詳しく説明したくても、なかなか出来ない」というジレンマを抱えている料理研究家の方は多いんです。

きょうの料理』『あさイチ』『3分クッキング』でもおなじみの井原裕子さん、小林まさみさんに、そのあたりの思いを存分に語っていただきました。

また制作サイドの意見も交えたかったので、長年オレンジページの編集をやられていた出口雅美さんにもお声がけして、編集現場のリアルな思いもたっぷりお話しいただいてます。料理好きにあなたにぜひ読んでほしい。

 

◇井原裕子さんに教わるシリーズ

www.ism.life

 

www.ism.life

 

「よく見かけるけど、実は使ったことなくて……」なんて食材、誰しもあるもの。おいしい使い方を3レシピお届けするシリーズが始まりました。ししとう&エリンギ、料理好きの方にも「こんな使い方あるのか!」と思っていただけると思います。

ししとうはつくね、エリンギは肉巻きが私のお気に入り。みなさんも、ぜひぜひ。

 

www.ism.life

食べることは時にリスクにもつながります。

人間の歴史は食中毒とのたたかいの連続でもありました。原因をつくらないために、一生安全に食べていくために、知っておいてほしいこと。

管理栄養士でYahoo!オーサーでもある成田崇信さんに、分かりやすく解説していただいてます。「なぜ、そうするのか」が分かると、おっくうな気持ちにもなりにくいですよ。暑さがだんだん落ち着いてくる今の時期にこそ、読んでほしい。

 

◇『オレンジページ』と『LEE』

発売中の『オレンジページクッキング』、冒頭のコラムで宮崎県の延岡メンマについて書かせていただきました。うまいんだな、これが。

 

『LEE』では「料理がしんどい日はどうしてますか?」というテーマの企画に呼んでいただき、私なりの対処法や便利料理などをご紹介しました。

よかったら、お手に取ってみてください!

 

◇イエノミスタイル

www.ienomistyle.com

毎月のおつまみ連載、今回は「冷奴でつまむ」がテーマ。醤油におかかでじゅうぶんおいしいけれど、たまにはこんな奴もどうでしょう、の3レシピ。

どれも気に入っています、チェックしてみてください。

 

CREA

crea.bunshun.jp

子どもの頃から料理は好きでしたが、ずっと「得意料理は何?」って聞かれるのが好きではありませんでした。むしろ、ちょっとしんどくてね。

でもあるとき、「得意料理=おいしい料理」のことじゃないな、と思えてからラクになったんです。生きやすさともつながるような視点の変化。そんなことを、今回は書かせてもらいました。

 

◇ハフポスト

www.huffingtonpost.jp

西森路代さんとのリレーコラム企画、今回私は冷やし中華のこと、そしてラー油からの油についてを書いています。ラー油、私けっこう持ってるんですよね……風味づけ、味変にすごくいいもの増えてる。そして油を忌避しすぎず、よいものを選んで使っていきたい。こちらも、ぜひ。

 

◇フリーナンス

freenance.net

フリーナンスさんが新刊『台所をひらく』についてインタビューしてくださいました。聞き手・構成は編集者でライターの高岡洋詞さん。お会いできてうれしかったなあ。

 

まだまだ暑くて、9月20日というのが嘘のよう。本当に秋、来るんですかね? 早朝はちょっと涼しさがあるけれど、早く小さい秋をもっとみつけたいものです。

それでは、また。