白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

七草粥の日に

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きょうは七草粥の日でしたが、うちはセリたっぷりの粥にしました。七草というものを知っていれば、特に現代において七つ揃えようとこだわらなくていいと思っています。

どっさり入れたほうが香りも楽しめますしね。

 

白湯にごはんを入れて30分ちょい、じっくりと煮る。一膳弱の少量のごはんがどんどんふくらんで、“かさ”が増えたところで、刻んでおいたセリを入れてひと混ぜ。軽く塩して、いただきました。

 

お正月のごちそうに疲れた胃にやさしい……と紹介されることも多い七草粥。お粥といえば胃休めで食べられることが多いけれど、昔は「かさ増し」で食べられることが多かったと思います。食べ物が不十分な時代、保存や貯蔵が難しい時代、そして飢えが切実だった時代……私たちの先祖は貴重な1年分の米を、ときに粥にして、ときに芋や大根や麦などの雑穀も足して「かさ増し」して日常的に食べていました。それは100年も前の話じゃないんですよね。

 

そんなことにも、きょうは思いを馳せてほしいと思います。あと、本当は旧暦の行事でもうちょい先の話であることも。

 

 

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さて、ツレの弁当も作り初め。

昨日の月曜はちょっと仕事して、そのまま会社の方々と初詣からの初飲みだったそうな。 というわけで火曜からのフルタイム。エノキ入りの生姜焼き、菜の花のゴマ和え、ゆで玉子にプチトマトに雑穀ごはん。

 

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 自分用のお昼は余ってた豆苗とブナシメジをどうにかせねばと、鮭の中骨缶開けて和風スパに。あまりもの活用スパゲティ作ってハイ、お正月気分は完全にアウェイ……。

 

 

gone with the wind .........

 

 

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たまにはどアップで撮ってみようかな、と。

 

 

たま子、名前のとおり丸っこくなってきましたね。最初はガリガリだったので、ひとまずよかった。これからは肥えすぎないよう気をつけます。それは私もなんだ。。。

 

今週、うまいこと乗り切っていきましょう。私は明日、ひと頑張りせねばだ。