白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

この頃の仕事とゴボウ入りミートソース

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今回は、ゴボウをたっぷり入れたミートソースから。

 

ああ、3月ですねえ。

三寒四温な季節がやってきました。以前も書いたかもですが、三寒四温ってちょっとフランス語っぽい。サン・カンスィオン……sans kansion みたいな感じか。いや、フランス語ってKから始まる単語、えらい少ないんだけれども。

 

そんなことはともかく、早咲きの桜も咲き始めて、グングン春が近づいてきて。

若ゴボウをたっぷり入れたミートソース作りたくなりました。ゴボウとミートソース、相性がいいんです。このときは合いびき肉とゴボウ、赤ワインとホールトマト、余ってた鶏だしと塩、黒コショウ、ケチャップ、隠し味程度の薄口醤油で調味しました。あ、あとドライのオレガノ多めで。

 

ツレに久々「また作ってよ、これ」いただく。嬉しいね。

 

さて、ちょっと告知させてください。

 

名前のない鍋、きょうの鍋

withnews.jp

朝日新聞ウィズニュースでの鍋連載9回目。

今回は愛知県刈谷市に暮らす加藤さん宅を訪ねました。妻に先立たれて始めた自炊生活は20年目、今年で85歳になられます。

 

ひとり暮らしの加藤さん、部屋もきちんと片づけられてて、すごいなあ……なんて思わずもらせば

「そりゃ、あんたが来るっていうから必死に片づけたんだよ」と笑っておっしゃられました。娘さんから送ってもらった料理本(記事内に出てきます)、かなり使い込まれてたな。

高度経済成長期に世界を飛び回ったエンジニア系営業職の方なんです。登場するお鍋は「魚すき」、目の前の畑でとれた野菜がおいしかったなあ。お隣さんお手製という餃子も。

 

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日本おつまみ漫遊記

hito-tema.net

ヒトテマさんでの連載は25回目。

今回は大阪の大好きなお店を紹介しました。ここのね、卯の花がうまいのよ……。どうやったらこんなふうに作れるかなと毎度思います。お店の中も、お店のある路地も素敵なんだ。ここのお燗は絶妙ですよ。

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「びゅうたび」鶴岡編

www.viewtabi.jp

 

びゅうたびさんの企画で山形県は鶴岡を旅してきました。

鶴岡の郷土食、麦きりに寒ダラ汁、弁慶めし、岩海苔……思い出すだけでたまらん。そして日本海の景色たるや。あつみ温泉郷、初めてうかがいましたが素敵なとこでした。川沿いの宿の露天風呂がまたよくてねえ。命の洗濯。「大松庵」、またすぐにでも行きたい……薬味の大根おろしもうまかったな。

 

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記事内には盛り込めなかったんですが、あつみ温泉郷にある「萬来屋」というお酒屋さんが地酒充実でよかったですよ。

市内では「manoma」というカフェ、駅近くの「青森屋」というフルーツショップのカフェもおすすめ。

 

コロナが落ち着いたら、ぜひぜひ。旅したいですねえ。

 

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冬の日本海

風がすごかったけど、いい気持ちでした。勇壮で、空と海の色が独特で。

 

 

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さて春キャベツ、うちのほうのスーパーでも出始めました! 嬉しいなあ。ニンジンと合わせて春の色。目が潤うというか、心晴れるようなひと椀に。

 

猫たちも日だまりでよく寝ています。

 

では、また!