白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

鍋でのごはん炊き、体験しておいてほしい【備え】

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 台風19号の被害の大きさに言葉がありません。

 まずは、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

そして明日は我が身、本当にいつ何が起こるかわからない。天災に備えること、より心がけねばですね。電気が止まってしまったときのために、鍋でのごはん炊き、ぜひ一度でも体験しておいてほしいと思います。同様のことをツイートしたら、かなり反響がありました。やっぱり関心が高まっているようです。

 

フタつきの鍋であれば炊けますよ、フライパンでもOK。

私もそうでしたが、「鍋でごはんを炊く」って心理的ハードルかなり高いもの。一回やっておくとずいぶんとラクになれるので、平時のうちにぜひトライしてみてください。

 

鍋でのごはんの炊き方

  1. 米を水で2~3回すすぎ、最低30分水にひたす
  2. 鍋にうつして水をそそぐ(私は、米の上に手のひらをのせて、指がひたるかひたらないかぐらいの目分量でやっています。が、お使いの炊飯器に米を入れて規定の目盛りまで水を入れ、鍋に移すやり方が不安なく、やりやすいかと)
  3. フタをして強火にかける→沸騰→ごく弱火にして9分→火を止めて10分
  4. 全体をしゃもじ等でまぜる

 

「赤子泣いてもフタとるな」と言いますが、蒸らしてる間以外は開けても大丈夫。一度やってみると「なんだ、わりに簡単じゃないか」と仰るかた、とても多いですよー。

 

ごはんさえあれば、おかずは缶詰でもレトルトでも、そのままでなんとかなります。あ、もちろんカセットコンロとガスボンベは用意しておいてくださいね!

ガスボンベ、私は6本ストックするようにしています。

 

さて、いつものように自炊メモ。

 

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ある日の昼食、ニンジンの葉とシラスのスパゲッティ。ボンゴレの味つけで調理しつつ、最後に刻んだたっぷりのニンジン葉を加えました。パセリよりは穏やかな、いい苦みが加わりますねえ。シラスもよかったけど、それこそ貝類と使ってみたい。カキもいいだろうな。先日も書きましたが、京都のスミヤカオリさんが送ってくださった葉ニンジンでした。 

 

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 この里芋も!

ふっくらして、ねっとり感がほどよくで実においしい。鶏モモのひき肉でとったスープで炊いて軽くとろみをつけましたよ。

秋のおかずですな。

 

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 『銀座百点』を枕に眠るグジュさん。

どんな夢を見るか?

 

 

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たま子さんも元気です。最近よく甘えるようになってきました。料理してるとき、足元にいようとするので危なっかしいのが玉にキズ。

 

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どんどん骨格も立派になってます。

 

それでは、また。