世の中よりひと足早く連休を取り、大阪へ行ってきました。
26日の大阪、夏日で暑かったなあ。
新大阪から御堂筋線に乗って、まずは心斎橋へ。
御堂筋線、終日「女性車両」があるんですね。間違いそうになってしまった。
改築を惜しむ声で話題になった大丸本店、いまはこんな感じです。
まずは昼ごはん、『うさみ亭マツバヤ』さんへ行ってきました。
きつねうどんが生まれた店…と伝わります。
以前来たの、もう何年前だろう。
こちらがその、きつねうどん(580円)。
お揚げさんの味つけ、しっかりと濃くて、甘い。出汁もキリッと辛めながら、飲みよいギリギリの感じ。「エネルギー補給!」ってな感じですな。
厨房をのぞけば、炊かれた油揚げでいっぱいの大鍋が。
一日に何杯ぐらい出るんだろうか……訊きたかったけれど、ランチで忙しそうだったので遠慮。滞在時間15分もないぐらいで、失礼しました。
ちょっとアメ村なんかひと回りしつつ、次の目的地へ。
大学時代、父が単身赴任していたのでよーく遊びに来たのですよ。懐かしいな。UAの『甘い運命』がヒットしていたのを覚えています。
地下鉄へ。どうして「心斎橋」という名前になったのかな?
橋というぐらいだから、昔はもっと水路があったんでしょうね。気がつかないだけで、そこかしこに暗渠があるのだろうな。
大阪、古地図片手にぶらぶらしたらどんなにか楽しいだろうと思う。上方落語が好きなので、一度そんな散歩をしてみたい。
地下鉄ホームにて太平サブローさんに遭遇。
こういうの見ると「大阪に来たなあ…」と思います。この『月化粧』のポスター、いろんなところで見かけました。
2軒続けて元祖シリーズ、こちらはたこ焼き発祥の店と伝わるところ。
たこ焼き、ネギ焼き、ラヂオ焼き(牛スジ、コンニャク入り)の3種盛り。
盛り合わせがあるのうれしいですね。
ラヂオ焼きがうまいっ。コンニャク、大阪の人にたずねると「家でつくるときもよく入れる」という声がちらほら聞かれます。クニャッとした食感が加わるの、おもしろい。
こちらは「だしを味わうために、ソースはつけないのがおすすめ」なんですよ。
近くの商店街も散歩。旅の醍醐味です。
ある電気店では、ウィンドウにレーザーディスクカラオケがありました。その上にはビデオデッキも。昭和はまだまだ遠くない。
大阪で有名なスーパー、『玉出』へ。
ここが本店になるのかな? サイトを見ると本社が近くにあるようですが、本店というわけじゃないようですね。大阪に50店、兵庫に1店あるとのこと。
おいしそうなオムライス弁当が1食198円でした! さすがだなあ。「かすうどん」用なのか「牛あぶらかす」も発見。60gで303円。買ってくればよかったな、ちょっと後悔しています。自分で調理してみたかった。
スーパーのとなりもタコ焼き店があり、うまそうだったので思わず購入。
6個280円という安さながら、美味! 『金の大王』というお店でチェーン店のよう。ボリュームがあって中がフワットロで、何もつけなくてもおいしかった。おばちゃんがひとりで焼いていましたが、その手つきのいいこと。
「これ、働いてからどのくらいで焼けるようになったんですか?」
と訊くと、ニヤッとおばちゃんは笑って(といっても40代後半ぐらいのかた)
「あのね、大阪のおばちゃんやからね、家でもしょっちゅうタコ焼きやるんよ。だから店に入ってから覚えたというよりもね、最初から出来たの」
さすがだなあ。
あたりの優しい、いいひとでした。おばちゃん、ごちそうさま!
大阪名物、「日傘装着自転車おばちゃん」にも出会えました。
おばちゃん勝手に撮ってごめんな。
あの日傘装着部分は「さすべえ」という商品だそうです。すばらしいネーミング。
そうそう、心斎橋では「アニマルプリントおばちゃん」にも出会えたんだった。
「幸先がいい」
そう思ってしまいました。
次の目的地の前に、大阪天満宮へ。
ご鎮座は平安中期、いまの建物は天保14年(1843年)に再建されたものだそう。大塩平八郎の乱で全焼して6年後に再建された…と立て札にありました。そして太平洋戦争の火禍はまぬがれたのか。
この境内にどれほどの人々が通っては過ぎてきたのだろう。
正門を真下から。
あの丸い十二支を描いた天井飾りはなんというのだろう?
おまいりしてきました。
修学旅行生が周囲にはちらほら。強い日射しの下、めっちゃ元気。若いってすごい。
すぐ隣には寄席があります。その名も、繁盛亭。
この日の昼のキリが桂吉弥さん、もんのすごく入りたかった!しかし待ち合わせがあり、断念。あああ断腸の思い。吉弥さん、ファンなんですわー。次の機会を願いつつ。
気を取り直して、次の目的地へ…の前に、天満宮のそばにある「中村屋」さんのコロッケを購入。現地の友人から「一度は食べ」とすすめられていたのです。
うーん、なんともあざやかに甘い!
先の油揚げの味つけでも思いましたが、やっぱり西と東は甘さの決め方に違いが出ますね。コロッケ、冷めたときにまた別種のうまさがありそう。
そして天神橋筋商店街で発見したショップ。壮観です。
観光客の「大阪に対する期待」にぞんぶんに応えています。いや…リアルな地元のニーズなのかもしれないけれど。ヴェルサーチっぽくも…あるかな。
ネタとして1着買おうか4分ぐらい迷いました。
しかし天満エリア、ディープですなあ……一度このあたりもじっくり飲み歩いてみたい。『つる家』さんというお好み焼き店のたたずまい、もんのすごく惹かれたんですが、このあとを考えて断念。
次回は行くぞ!
さてやってきました鶴橋!! 今回の旅のテーマのひとつです。
大学時代の友人が大阪に赴任していて、この日がちょうど休みということで待ち合わせました。オバラ、久しぶりだなあ。彼は大学の先生になって和歌山で教えています。
友人が選んでくれた『アリラン食堂』へ。
まずは生ビールを頼んで、再会を祝しました。かんぱい!!
アテはキムチ盛り合わせから。
つづいてナムル盛り合わせ。歩き回った体に、冷菜がうれしい。ゼンマイもうちょっと盛ってほしかったけれど。
このニラキムチ、うまかったっす。これも甘みがきいてる。
そして我が好物、水キムチ!
これからの時期、たまりません。しみわたる…。
自分でも何度か作ってみたけれど、いまいちなんだよなあ。今季はまた練習しよう。
これまた好物のセンマイ刺も頼みました。
牛の第三胃、さっぱりおいしいセンマイでしたよ。
アリラン食堂はビールとおつまみだけにして、ふたたび鶴橋散歩へ。
うろうろしていて「ここはうまそう!」とピンときた『中島屋』さんへ。
当たりでした。
この牛スジおでん、うまかったー!
牛スジおでん観、変わりました。今までダメダメなのばかり食べてたんだなあ。他に頼んだホタルイカや水ナス漬け、炒めものもうまいぞっ。そして高くない。
すばらしい居酒屋だったな。
お昼からやっているよう、次回再訪決定です。
そしてこれまた大学時代の友人、トヨユウも仕事帰りに合流。すっかり三人、学生気分に戻って飲み会になってしまいました。近くにあった居酒屋『ぶあいそう』に移ってはしご酒。こちらもまたヒット、アタリ連続でうれしい夜となりました。
『ぶあいそう』のおすすめメニュー。
なんてバラエティに富んだ楽しいメニューだろう。これぞ居酒屋の愉悦。
すっかり酔っぱらった私をトヨユウが撮影。
このあとホテルへ。2日前にネットで予約したんですが、4500円でわりにちゃんとしたビジネスホテルが取れましたよ。ひどいときは本当に取れないと聞きますが、落ち着いてきたんでしょうかね?
さて、明日は兵庫の旅になります。
忘れないうちにいろいろメモしておかなければ。
オバラ、トヨユウ、遊んでくれてありがとう。
久々に話せてうれしかったよ。また会おう!