白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

エンダイブでハリハリ鍋を

f:id:hakuoatsushi:20181009071143j:plain

エンダイブって野菜、ありますな。

食感がしっかりしていて、ほどよい苦みのある葉野菜。サラダでおなじみですけど、私これ食べていて「ハリハリ鍋にしたらいいだろうなあ…」とフト思ったんですね。

 

三連休の中日に、早速やってみました。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009063512j:plain

結論:すごくよかった

いやー、実によく合います! エンダイブ×ハリハリ鍋。

ハリハリ鍋は関西の料理で、カツオと昆布のだしに薄口醤油、酒、みりん、塩少々のおつゆでベースをつくり、本来はクジラ肉と水菜でいただく鍋料理。

エンダイブのほろ苦さとカツオが香る醤油のつゆ、なんの違和感もなくマッチする。だしはしっかり濃いめにがポイント、ここをケチるとおいしく仕上がりません。

 

食材事典をひいてみれば、エンダイブって幕末にもう日本に入ってきてるんですね。古代エジプトでも食べられていたというから、古い野菜だ。生食以外にも煮て食べた記録があるそうです。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009064854j:plain

さて、別に野菜もたっぷりと。

グリーンカール、根三つ葉、クレソン、赤大根のスプラウト、ヒラタケを今回は合わせましたよ。ヒラタケがいいだしづくりにひと役買ってくれました。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009065124j:plain

ハリハリ鍋、現在は豚肉と水菜でしゃぶしゃぶ風にやられることが多いんですが、いろいろ具材を替えてたのしんでいます。

エンダイブ版、我が家の定番になりそうだ。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009065911j:plain

友人が持ってきてくれた酒がまたうまかった…ありがとう。

新潟の『たかちよ』ハロウィンバージョン、そしてマルサネのロゼ。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009070103j:plain

山形・高畠ワイナリーのデラウェア・スパークリング。この日は秋忘れの夏日で暑くて、クーラーを久々にいれたほど。ロゼやスパークリングを飲みつつ、冷房入れて鍋(笑)。ぜいたくなもんですな。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009070916j:plain

山梨・ルミエールのシードルも登場。初秋にシードル、いいですねえ。バランスのいい、とても飲みやすいシードルだった。

 

f:id:hakuoatsushi:20181009070831j:plain

 

 

それでは、また。