白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

チリコンカンならぬ、ミソコンカン

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ミソコンカン。

豆とひき肉たっぷりの、スパイシーな味噌スープです。

 

前々から「クミンと味噌、さらにはトマトって相性いいよな」って思ってたんですね。以前に雑誌『栄養と料理』のために考えたレシピ。

ブログ転載許可をいただけたので、こちらにもメモ。

 

【ミソコンカン】(2~3人前)

  • 豚ひき肉(できれば粗挽き) 150g
  • ミックスビーンズ(缶詰・食塩無添加) 1缶
  • トマト 1個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • ニンニク 1かけ
  • クミンシード 小さじ1/3
  • サラダ油 大さじ1
  • 水 2カップ
  • 味噌 大さじ2~3
  • クミンパウダー、黒コショウ 少々

ミックスビーンズはサッと洗い、ざるにあげておく。

トマト、玉ねぎは1㎝角程度に、ニンニクは粗みじんに切る。

 

鍋に油をひいて弱火にかけ、クミンシードを入れる。香りが立ったらニンニク、玉ねぎ、豚肉を入れて中火にし、軽く炒める。

 

豚肉全体が白っぽくなったら、水、ミックスビーンズ、トマトを加えて強めの中火に。ひと煮立ちしたらアクを取る。

 

4

中火で10分煮たら火を消して、味噌をとく。味噌の塩分量がものによってかなり違うので、まず大さじ2で塩気をみる。最後にクミンパウダー、黒コショウを少々ふってかき混ぜる。

 

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  これ、麦めしなんかにかけてもおいしい。手間でなければカブやパプリカ、ズッキーニなどを加えても。クミン好きでしたら、小さじ1/2~1ぐらいで増量してください。

ワンディッシュで動物性&植物性たんぱく、そして野菜がたっぷり摂れますよ。

 

『栄養と料理』2017年10月号 

現在でもバックナンバー取り扱い中。私は「減塩調味料ができるまで」というテーマで、ハナマルキ、にんべんの両社を取材させていただきました。

よかったらご覧になってみてください。

 

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グジュも元気です。

 

 

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クチナシのつぼみ。あちらこちらで咲いてますな。