白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

クリスマス・パーティ

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こんな立派なツリーがあるクリスマス、何十年ぶりだろう。

さて、イブ当日。連れ合いの友人、四名様が遊びにきてくれました。にぎやかなクリスマスも久しぶりだ。

きょうは作ったおつまみのメモです。

 

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 我が家の定番、タイ料理のヤム(和えもののこと)。ヤムウンセンのヤムですな。「クリスマスにタイ料理?」と思われるかもですが、やっぱり人が集まると作りたくなる。ビールのアテにいいのですよ。きょうはタコのヤム。刺身用のタコを一瞬熱湯にくぐらせて切り、玉ネギ2種、パプリカと和えました。

今回は本来のヤムと違う作り方で。ナンプラーとレモン果汁で全体をしっかり和えてから、粗みじんにしたニンニクを熱したオイルをプラス。きざみパクチーをさっくり混ぜて完成です。

 

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 いつかやってみたかった、リッツ・パーティならぬ、ルヴァン・パーティ沢口靖子さんがすぐにでも玄関のチャイムを鳴らしてくれそうです。

左はとびっ子とゆで玉子、マヨネーズ。シラスとディルのレモンマリネ。このシラスは野毛『びじゃぽん』のマスターのレシピ。

 

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このシラスとディルのマリネ、私はピンクペッパーをけっこう入れるんですが、飾ってみたらクリスマスになかなかよいルックス…。シラスにレモンタップリ絞り、お好みのビネガーをちょい。コショウふって刻んだディル、ピンクペッパーと混ぜ、味見して物足りなければ塩ふってください。 簡単でおいしいですよ。

野毛の『びじゃぽん』は国産酒に特化したお店で、おつまみもすごくおいしいバーなのです。

 

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 ザクロ入りキャロットラペ

 これ、雑誌『栄養と料理』で覚えました。フランスではわりにある組み合わせのよう。パリ在住の知人に聞いたら、「あるけど、高級デリや有名シェフのいるビストロの料理って感じだね」とのこと。とてもさっぱり仕上がります。見た目にもきれいですな。我が家はパセリたっぷり入れますよ。

 

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 カブとセロリとリンゴのサラダ、レッドチコリ添え

昨日、坂田阿希子さんの料理教室で習ったばかりのレシピ。初めて作りましたが、レシピがしっかりしてると違いますねえ、大・好評でした! 白ワインにぴったりなんだこれが。また作ろう。

 そして、坂根さんのお店で買った三島のうつわに映えるなあ。こういうのも嬉しいもんです。

 

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やっぱりチキンもほしいよな、と思ってホワイトシチューも作りました。うーん。でもこれはイマイチ思い通りに仕上がらず。くやしい。また自己練します! 

 

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 こないだから試作していた、牛スジのオレガノトマト煮。一昨日から仕込んで煮ては休ませ、三日目の味わいで食べてもらいました。味が練れてきたほうがやっぱりおいしい。今度は鹿児島人がよく食べる、軟骨付きの豚肉で作ってみます。

 

いやはや、飲みすぎました。

来てくれたみなさん、ありがとう。