白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

『にっぽんのおかず』スタッフさんと忘年会

f:id:hakuoatsushi:20161227001327j:plain

この日は、今年出版した『にっぽんのおかず』のカメラマンのカタギリさん、フードコーディネーターのウエダさんをお招きしての忘年会でした。

写真は前日からあれこれ仕込んで、一日休ませておいた鍋3つ。

 出したものをメモしておきますね。

 

f:id:hakuoatsushi:20161227001543j:plain

菊の花と、マツモという海藻の酢のもの。菊は『にっぽんのおかず』の山形県のページ、マツモは岩手県のページに登場します。日本各地でなじみの食べ物もずいぶん変わりますよね。マツモ、歯ごたえがよくておいしいのですよ。今、日本の海藻食文化にあらためて興味をひかれています。

 

f:id:hakuoatsushi:20161227001302j:plain

これ、ブロッコリーをわさびとマヨネーズで和えてクラッシュアーモンド、コショウ、少々の醤油で和えたもの。なんてことない料理ですが、いいつまみになりました。

 

f:id:hakuoatsushi:20161227002111j:plain

ニンジンとキクラゲのキンピラ、ナンプラー風味。醤油でやるところをナンプラーとシーズニングソースで味つけしてます。これもいいアテになるのですよ。キクラゲの細切りを入れると食感が楽しくなりますな。

 

f:id:hakuoatsushi:20161227002557j:plain

これは『にっぽんのおかず』の岡山県のページに登場する、アミ大根。アミと呼ばれるごく小さなエビをたっぷり入れた香ばしい大根の煮物です。ホントは大根だけのところを、きょうは厚揚げやがんもも入れました。エビの風味が濃くて、これまた酒に合うんです。と…これじゃ『にっぽんのおつまみ』ですね(笑)。

 

f:id:hakuoatsushi:20161222084100j:plain

こないだ新潟で買ってきた打ち豆入りの煮もの。昔の日本人の台所には、こういう煮物がいつも大鍋に入って常備されていたように思います。

 

f:id:hakuoatsushi:20161227002808j:plain

楽しき宴会。

 

f:id:hakuoatsushi:20161227003048j:plain

お酒は新潟の『ゆきつばき』大吟醸原酒を用意しました。加茂市の蔵ですね。とても上品な飲みやすい味わい、きれいな酒でした。

 

 

f:id:hakuoatsushi:20161227003334j:plain

カタギリさんが差し入れしてくれた駒込『中里』の南蛮焼き、とてもおいしかった。黒糖香る皮が実にいいですな。カタギリさん、ありがとう!

 

f:id:hakuoatsushi:20161227003534j:plain

ウエダさんはベトナムの調理道具をプレゼントしてくださいました。このラッピングがとてもかわいい。さすがだなあ。

 

またお仕事ご一緒できるよう、がんばります。