久々に、タイ料理のファローを作りました。
中華から派生したメニューで、いわゆる八角煮。私は手羽元、ゆで玉子と厚揚げで作ります。タイ米にのせて、汁だくにして食べるとうまいんですよ。手羽先や豚肉で作ることも多いのですが、安くて食べやすい手羽元が気に入っています。
そういえば福岡のローカルスイーツ、鶏卵素麺ってありますね。あれ、まったく同じものがタイにもあるそうです。元々はポルトガルのものらしいのですが、どんな道のりがあったんでしょうねえ。かつての宣教師たちは、異国の人々の心を開くときにまず菓子を用いたのではないか…なんて想像をしてみたり。
この日の朝の台所。茶色すぎますね…(笑)。
朝から料理していたら、デッド・オア・アライヴのピート・バーンズの訃報が。まだ57歳か……合掌。
弁当作りも毎日ではありませんが、細々続いております。「弁当おかずの味つけと減塩」というのもひとつ興味深いテーマで、今後考えていきたいな、と。
この日はチンゲン菜と豚肉の炒めもの、カボチャ煮、炒りゴボウ、だし巻き。
弁当を日常的に作るようになって、自分の今までのレパートリーなんて本当に狭く、小さなものだったんだなあ…と実感しました。「弁当に向く料理、向かない料理」ってやってみないと分からないものですね。
うちの母は、弁当に残りものを絶対に入れない人でした。考えてみると2日同じようなおかずだったこともなく。そこに縛られず、自由に、楽に作ればいいと思うのですが、なんとなく「そうしなければならない」という観念が自分の中にあるのですね。気づかされました。
母は専業主婦で料理好きだったというのもあり、やりよい環境だったかもしれません。ともかくも、その手間と気概を今になってありがたく思います。