朝からしっかりカレーをいただきました。
オレンジページのカレー特集号に載っていた、東京カレー番長さんのペーストづくりにチャレンジ。時間もさほどかからず、簡単でおいしかった! 写真は、応用編として紹介されていたチキンカレーです。
カレーって自分流でついつい作りがちですが、時には人のやり方で忠実にやってみると発見がありますね、やっぱり。
お昼はさらにヨーグルト足してみましたが、これまたおいしい。
このカレーペースト、また作っておこう。基本材料は玉ネギとトマト、スパイス3種だけというのがいいですねえ。あとオレンジページは「Sサイズ」版があるのもありがたい。
この日は、渋谷ヒカリエに寄ってきました。
「47県 ご当地ものコンビニ」 というイベントをのぞいてきたんです。
コンビ二的ラインナップを、日本の地方プロダクツだけで構成したもの。おもしろかったなー。良味名品はもちろん、グッドデザインいっぱい。6月19日まで。
「ドイツ夫は牛丼屋の夢を見る」(講談社)
この日は、本を2冊買いました。
まずミュンヘン在住の編集者、溝口シュテルツ真帆さんのデビュー・エッセイ。彼女、なんと私の元担当さんなのです。ドイツ人の旦那さんと出会い、渡独したのがもう2年以上前かなあ。現地での食体験、そのギャップと発見がつづられています。
「外国人の夫と日本人の妻」、もう類書が山のようにあるジャンルですね。でも、彼女だけの確かな「もの書きの眼」で描かれたこの本にはオリジナリティがあって、読ませる。友達だからのひいき目なんてありません。おすすめですよ!
ドイツ夫:「なぜ日本にはごはん用のジャムがこんなにたくさんあるんだ!?」
これには笑いました。のりの佃煮や時雨煮やら、もうまとめて「ごはんジャム」ととらえちゃうんですね。パン用のジャムだってたくさんあるじゃん!(;^ω^)
そのほか、ドイツでエスプレッソの味に文句を言ったら店主が「うまいエスプレッソを飲みたいならイタリアに行け!!」と啖呵を切った話も好きだなあ。そして「ハム・チーズ・パンの無限ループ」から見えてくるドイツのベーシックな食生活も興味深い。ところ変われば食変わる。川口マーン恵美さん、「ダーリンは外国人」の作者、小栗左多里さんとの対談もありますよ。
以前、彼女にはこんな原稿を書いてもらったこともあります。
こちらもよかったら、のぞいてみてください!
「原節子のすべて」(新潮社)
そして買いそびれていた、この新潮社の特別ムックも購入。
『七色の花』という映画DVDまでついている豪華版で、寄稿者も圧巻のラインナップなのですよ。彼女の軌跡を詳しく紹介・解説した本はこれまでもたくさんあったけれど、引退からその後に迫った本としてはこれが一番だと思う。
中でも圧巻は石井妙子さん(あの名著『おそめ』の作者)のルポタージュ「評伝 原節子 “永遠の処女”の悲しき真実」で、彼女の陰の部分への光の当て方、そこへの迫り方の誠実さに心うたれました。この発展形が、先頃出版されて早速重版となった話題の書、『原節子の真実』(新潮社)で、これまた圧巻の内容。一気に読みました。
この写真セレクトもすばらしい…。
彼女の義理の兄にあたる映画監督、熊谷久虎というひとの…異様さには驚かされました。妄執の人というのか、このひとが早く亡くなっていたら原節子の女優人生後半はだいぶ変わっていたのだろうと思わされます。そして原、小津安二郎、藤本真澄の3人の共通性を見出した石井さんの慧眼に、あらためて敬服。