白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

濃厚だしで元日を堪能、明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。

 

元日は起きてまずお雑煮づくりでした。といっても大したことじゃないんです。

 

1:寝る前に、鍋に水とだし昆布を入れておく。

昆布はこれだけで出汁がひけるから楽ですよー。

水にとろみがつきますが、それが特徴なのでご心配なく。

お雑煮の場合はいつもの2倍量ぐらいの昆布をぜいたくに使います。

私は利尻の昆布が好み。

繊維に直角になるように数か所に切り目を入れてから、水に漬けます。

こうするとよりしっかり味が出ると業者さんに教わりました。

 

2:昆布をとりのぞいて沸かし、カツオ節パックを入れて5~6分。

本削りを使いたいかたはもちろんそちらでどうぞ。

私がパックを使う理由は主に経済的なことと、手軽さです。

 

3:カツオ節を取り出し、鶏肉、酒を入れてもう一度沸かしアクを取りつつ3分。薄口醤油を入れて調味。

 

これだけ。かなり濃厚に仕上がって…満足でした。うちの具材は焼いた角餅、小松菜と柚子だけです。この出汁が習慣づいてから、病気に対する抵抗力が上がったなあ…と個人的には実感しています。

 

ああ…お雑煮食べては寝る…というなんとも怠惰な元日にしてしまいました!

2杯目からはもう本当の意味で「雑煮」、ありものの野菜やキノコ加えて汁物としていただきましたよ。ただし1日・2日は酒抜き。年末に飲み過ぎました。

 

さて、どうぞ本年も、よろしくお願いいたします。

m(_ _)m

白央篤司 拝