白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

ミートボール入りのトマトソースとこの頃の仕事など。

f:id:hakuoatsushi:20220323072611j:plain

おとといの雪、びっくりしましたね。

積もらなくて、そして大規模停電にならなくて、よかった。東京は20日開花宣言、その翌々日に雪とはなあ……。これで月が出たら雪月花、なんて一瞬思いましたが、風流どころのさわぎではなく。火力発電所、復旧まで1か月ぐらいかかるとのこと。

どうか大事になりませんように。

 

さて、上の写真はミートボールごろごろ入れたトマトソース。急に食べたくなって作りました。赤い色、なんか元気出ますな。

 

 

 

f:id:hakuoatsushi:20220324173328j:plain

スパゲティゆでて、パセリと黒コショウ多めでいただきましたが、我ながらおいしかったな。また作ろう。

 

 

f:id:hakuoatsushi:20220323073300j:plain

さてたま子さん、この寝相よーくするんですよ。

見てるとなごみます、ハイ。

 

今回もちょっと、仕事のお知らせを。

 

中野翠さんにインタビュー

我が敬愛のライター、中野翠さんにインタビューすることができました。

『ほいきた、トシヨリ生活』という中野さんの文庫本が先ごろ出たのですが、この中で終活的なことを書かれていたのにちょっと焦ってしまって。「まだまだそんなの早いよ!中野さん」的な思いになったんですね。

それでお目にかかって実際のお気持ちうかがってみたくなり、CREAで企画したら通って。

 

実際お話して、私の不安や心配はまーったくの杞憂だったことが分かり、ホッとしています。

 

中野さんのコラムに出合って衝撃を受けたのはもう33年前ぐらい。早いなァ。かくも楽しく面白く鋭いコラムを書けるようになりたい……と思ったんですねえ、当時のアツシ少年。その域には全然到達できてないけど、中野さんに仕事としてお会いできて、うれしかったです。

 

連載『名前のない鍋、きょうの鍋』

朝日新聞ウィズニュースで連載中の「名前のない鍋、きょうの鍋」も早いもので10回目。今回は都内在住の漫画家、ニコ・ニコルソンさんを訪ねました。ニコさんは宮城県出身の日本人、忙しい作画の合間に鍋はよくされるそう。

カット野菜や冷凍キノコ、チルドの餃子を使ったお鍋はとても手軽で、おいしそうでしたよ。

ニコさんの作品、大好きなのです。面白くてテンポが良くて、あたたかくて。実家でずっと料理番だったというお祖母さんの思い出がとても印象的でした。そう、ニコさんの本によーく出てくる、「婆ル」さん。

ぜひ記事に飛んでみてください。

 

今月の食本書評も更新しています。こちらもぜひぜひ。

www.cyzowoman.com

 

f:id:hakuoatsushi:20220324174255j:plain

最後にもう1品、ムール貝と菜の花のおひたしを。

先日ムール貝が手頃で、酒蒸しにしてたとき思いつきで作ったもの。辛子和えにしようと思ってゆでておいた菜の花、一緒にしちゃっても面白いかな、と。

なかなかいいつまみになりましたよ。

 

f:id:hakuoatsushi:20220324174642j:plain

先日、築地で咲いていたシデコブシ。桜の見ごろは1週間後ぐらいかなあ。

しかし、なかなか温かくなりませんね。どうぞ皆さん、引き続きご自愛ください。

 

それでは、また!