料理家・服部志真さんのごはんをいただいてきました。
食べる人と作り手をつなぐカンパニー『KitchHike』と徳島市が提携された企画で、「10日間で、10人の料理家が、徳島市の特産物を料理する」というイベントでした。
もちろん徳島のお酒もたっぷり。やっぱりスダチ関連、多いですね。
場所は上野『ROUTE BOOKS』、こんなところがあるって知らなかったなあ。本と植物のセレクトショップで、奥にキッチンがあります。本のセレクト、すごーく好み。3月いっぱい休業されて、向かいに移転されるよう。また遊びに行こう。
「菜の花とコブじめの鯛、ドライトマト和え」。日本酒によく合いました。さっぱりしつつ、あとから静かにうま味が広がります。こういうドライトマトのつかい方、真似してみたい。徳島市は菜の花の産地でもあり、大阪の卸売市場ではトップシェアだそう。
食事をいただきつつ、徳島市職員のかたがいろいろと解説してくれるんです。徳島産の食材は関西、ことに大阪の卸売では多大なシェアを担っているのだそう。
徳島といえばスダチ、鳴門ワカメがとくに有名ですが、それら以外に何かパッと思いつきますか? 「だから、もっと知らせたいのです」と職員さん。
左がシイタケ(菌床生産量日本一)を使ったレモン麹和え、右がカリフラワー(出荷量日本一)のゴマ&クミン和え。肉厚なシイタケ、会場でも大人気でした。
志真さんのつまみはうまいんですよ。「しま食堂」名義で、毎週金曜日に代々木八幡近くで夜だけの居酒屋さんをやられています。ご興味あるかたは検索してみてね。
さあ、これが楽しみでした! 志真さんは春巻名人なのです。
特産のレンコンと菜の花、そして足赤エビという地元名物のエビを使った春巻き。いわゆるクマエビのことのよう。その地域だけの食材、日本にもたくさんありますね。こういうのに出逢えるのも、郷土イベントの醍醐味。
このほかにも、特産の「なると金時」(甘みのやさしいサツマイモ)や阿波尾鶏(もちろん、阿波踊りにかけたネーミングのブランド鶏)を使ったメイン、そして名産の青のりをつかったクリームがけ焼きごはんが供されました。
食材で県を知ろう、というイベントはたくさんありますが、今回みたいに10人もの料理家さんで多角的にやるのはめずらしいですね。
志真さん、ごちそうさまでした!
すだち、サンマにかける人は多いでしょうが、味噌汁にしぼってもうまいんですよ。ぜひ今度やってみてください。
以前に服部志真さんにお願いして、こんな記事も作りました。よかったらのぞいてみてください。