白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養や減塩をテーマに記事を制作しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通、『栄養と料理』、『ホットペッパー』、農水省広報誌などで執筆中。

旧古河庭園を散歩

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三連休の中日、旧古河庭園に行ってきました。

 

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駒込駅上中里駅の間ぐらいのところ、住所でいうと東京都北区西ヶ原1丁目になるんですね。ここは元・陸奥宗光邸で、その次男が古川家に養子に入ったことから古川家の所有になったそうです。当時の建物は現存せず、現在の姿は1919年に整えられたもの。つまり来年でちょうど100年ですか。

石造りの洋館と洋風庭園、日本庭園から成り、広さは約3万㎡。

 

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古川家というのは古川財閥のことで、足尾銅山事業を基盤に一大グループに成長したのだそうですね。戦後解体。現・富士通みずほ銀行なども元はここのグループになるのだとか。

 

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かつてどんな人々がここを通り、どんな会話をしたのだろうか。

 

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ひそやかに彼岸花が咲いていました。

 

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こちらは秋明菊(しゅうめいぎく)、好きな花です。

 

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洋館の設計は神田ニコライ堂でもおなじみ、ジョサイア・コンドル氏。このコンドルさん、奥さん花柳流の舞踊家だったと聞きます。どんなロマンスがあったのかなあ。イギリス・ロンドン出身、いまは護国寺に眠られているとのこと。

 

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旧古河庭園はバラが有名なんですね。盛りは10月2週目ぐらいのよう、また訪ねてみよう。※いまはまったくもって咲いていません

 

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マリア・カラスイングリッド・バーグマンカトリーヌ・ドヌーヴなんて名前のバラも。男の俳優でバラの名前になった人っているのかな? 皇后美智子さまの名を冠したバラもありました。そのほかに「熱情」なんてのも。

 

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一輪だけつぼみをつけたバラが。

 

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入園料は150円で、洋館内はまた別料金で800円、しかも往復はがきでの事前申し込みが必要としおりにありました。往復はがき! 

ただ空きがあれば当日でもいいそうです。内覧は1日3回、時間が決まっているので、どのみちフラッと来て見られるというわけにはいきませんな。

結婚式などで洋館を借りることもできるそう、窓越しに幸せそうなカップルが係員さんと打ち合わせしてるのが見えましたよ。

 

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ほどよい広さで、いい散歩になりました。かつては一体何人ぐらいの使用人がここで働いていたのだろう…。庭掃除に館内掃除に、どのくらいの手間がかかったのか…なんて想像してしまいます。『ダウントン・アビー』はちょろっとしか見てないけど、同じようなドラマがあったのだろうなあ。

 

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荻野恭子先生にロシア料理を習ってきました。

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荻野恭子先生の料理教室に行ってきました。

 

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世界50カ国以上を旅して各地の料理を学ばれてきた荻野先生、私はロシア料理の本をかつて拝読して、ボルシチを作ってみたことがありました。テレビや雑誌で荻野先生の料理を拝見するにつけ、一度教室にうかがってみたいなあ……と思っていたのです。

 

というようなことを話していたら、荻野先生と交流のある某誌の編集長がつないでくださって特別に料理教室を開いてくださったんですよ。Kさん、ありがとうございました! そしてあな嬉しや、リクエストをきいてくださり今回はロシア料理のレクチャーに。3品、教わってまいりました。

 

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イヴァシー・パドゥ・マリナーダムイワシのマリネ)

先生はこの料理をウラジオストクで食べられたとき、「酢豚っぽい…」と感じられたそう。シベリア地方は中国料理の影響を強く受けているのだとか。

向こうでは油はひまわり油、酢は穀物酢やブドウ酢を使うことが多いそうです。

ひまわり油と聞いて思わず『映画を思い出しますね』と言ってしまいました。すると

そう、ソフィア・ローレンの『ひまわり』ね。あれはウクライナのほうで撮影されたらしいですよ。

と答えてくださったんですよ。帰って検索すれば、在ウクライナ日本国大使館のサイトにもたしかに「ウクライナで撮影された」とありました。ちょっと面白いエピソードが載っているので、ご興味あるかたは飛んでみてください。

在ウクライナ日本国大使館:エピソード集(日本語)

仕上げにたっぷりのディル、イタリアンパセリ、細ネギを添えます。ディルは「ロシア草」といわれるほどあちらではポピュラーなものだそう。

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ペリメーニ(シベリア風水餃子)

このルーツはモンゴルのバンシという水餃子だそうです。皮からつくりました。

 

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きれいに丸にするの、むずかしいなあ。

 

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なんとか包んで……

 

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ゆでます!

 

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うつわがまた素敵なんですよ。

 

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皮づくり、ちょっと抵抗感下がりました。早めに復習しないとだ。そして中身の肉あんレシピ、すごく勉強になりましたよ。私、いろいろ入れ過ぎてたなあ。

 

 

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ハロードヌィイ ボールシィ(冷たいボルシチ

荻野恭子先生に直々ボルシチを習えるという幸福……あらためて噛みしめてます。きれいでしょう? これ、冷たいといってもキンキンに冷えてはないのです。中国料理と一緒ですね、涼麺といっても暑くも冷たくもない状態で出てくる。

ビーツの甘酢漬けとサワークリームを混ぜて作るのですが、この自家製サワークリームの作り方がとても勉強になりました。上にゆで卵やキュウリ、ハーブ類を散らすんですね。また温かいボルシチも習いに行きたいなあ……。

 

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さあ、みんなでいただきますよ。なんとも美しい食卓ですな。

 

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先生の焼いてくださったパンのおいしかったこと。

 

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先生が用意してくださった、ナスとナッツ、トマトと香菜の和えもの。塩だけとは思えないおいしさ。

ロシアの味つけは基本、塩だけですよ。スパイス文化がないの。そしてソヴィエトがあの時代まで続いたということで他国の食品企業が参入できなかった、それゆえに昔ながらの味が残ってきた、という面がありますね。

というお話がとても興味深く。先生は今度生徒さんを連れてジョージア(旧グルジア)に行かれるそうです。

 

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最後はティーを入れてくださいました。

 

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プルーンのバレーニエ(砂糖のサッと煮)といっしょに紅茶をいただきます。

 

ああ、ロシアン……(行ったことないけど)。

ペリメーニの皮の作り方を習いに旅行されたときのお話が面白くて、興味深くて、時間がどんどん経っていきました。日常生活の料理を習うのって日本国内でもむずかしいものですが、それが外国語となるといかばかりか。

 

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先生、ありがとうございました。またよかったら是非、うかがわせてください。

 

 

旅の三日目、岡山~京都編

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 さて、徳島から岡山にやってきました。

うずしお』に乗って高松で『マリンライナー』に乗り換え、2時間ちょいぐらい。

 

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 岡山は桃太郎伝説の国、きびだんごは名物菓子でもあります。お土産屋さんによく売ってますな。

  

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 あちこちに桃太郎モチーフ。桃太郎がのってるポストもありましたよ。さて。

 

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 駅周辺の繁華街でメニューチェック。この時期西日本は各地でハモですね。アナジャコのから揚げがめずらしくて撮ってしまいました。

 

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 黄ニラは岡山の特産物のひとつ。このあとスーパーでも見かけましたし、各店で料理に取り入れられてました。生産量は岡山が日本一、明治時代から栽培されているようです。全国的には中華料理店で見かけるぐらいですかねえ。今後広まるかな。

 

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 岡山人はサワラが大好き。消費量もトップじゃなかったかな。品書きの先頭にサワラがくるお店はとっても多いんです。そしてママカリも定番。

 

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 「サワラかま焼き」の文字が見えますね。かま焼きは食べたことないな。

 

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 このメニューのお店、「だんだん亭」というのですがすごーーく惹かれました。次回は寄るぞ。予約必須のようです。この日は満席。

 

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 さて、来てみたかったのがこちらのお店、『魚料理 磯』さん。酒紀行家の江口ともみさんが絶賛していたので気になりました。瀬戸内のおいしい魚介がたっぷりいいただけるお店だそうです。

 

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運よくカウンターに座れましたよ。壮観ですねえ!

 

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平日18時すぎぐらい、このあとドンドン混んできました。電話も鳴る鳴る。基本は予約されたほうがよさそう。

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 なんとも心躍るメニューですな。

岡山の定番・焼きママカリの酢漬けを食べたかったのだけれど、この日は入荷なかったそう。残念! ママカリはニシン科の魚で、サッパとも呼ばれます。岡山のプライドフィッシュのひとつ。

 

選びに選んで、

 

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シャコ酢をお願いしました。

本当は4本なんだけど、3本で終わりだからお値段引いておきますね。 

 と、女将さん。シャコも岡山の特産品、海側のひとはよく食べるんです。「岡山の子どもは小さい頃からシャコよう食べるからね、みんな殻むくのうまいんだよ」なんて聞いたなあ。

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実に立派で身のふっくらした、いいシャコ。香りもいい…。こういうシャコの味、関東では体験できません。噛むうちに甘みが増してくる。ゆっくりと、いただきました。

 

f:id:hakuoatsushi:20180912091705j:plainさらには瀬戸内のアナゴが食べたくなり、お願いしました。

 

カウンターや後ろのテーブル席から聞こえてくる岡山弁。「そんなに急いで食べたらおえんが~。ゆっくり味わえ!」あはは。おえん、はこちらの言葉で「だめ」の意味。

そしてお客さんと女将さん、大将とのやり取り。「今日は何がおいしいの」「これはどうやって食べたらいい?」「それは煮つけ、きょうの太刀魚なら塩焼きで、岩ガキはもうきょう明日で終わり」……そういったもろもろを聞いているのがなんとも楽しく、興味深く。

ひとりじゃないとこういうことができない。

 

ごちそうさまでした。

 

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店を出て、近くのイオンモールで食品売り場を探索。

やっぱり入ってすぐにサワラ加工品が並びますねえ。ママカリの酢漬け、パックになってレモン、ユズ、ショウガ風味など4種類も並んでいました。黄ニラは1束198円税別。

 

この日は岡山の安ホテルが取れず。うーむ、どうしよう。サウナで一泊でもいいけど…

 

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 どうせならばと京都までやってきました。『きみや』を再訪したかったんです。

 

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ここのメニュー、実に魅力的でねえ。ほかにカウンターにおばんざいがいろいろ並んでます。コの字のカウンターなのでどうしてもお客さんの顔が入ってしまうので撮れない。

 

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自家製の水ナス漬けをいただきつつ、

 

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トマトチューハイをやる。このトマトを潰し潰しやるとうまいんです。

『きみや』はいつも混んでるけど、この日は運よくスッと入れました。ぎゅうぎゅうのカウンターは常になごやかで、なんとなく隣り合った同士が話したり、仲良くなったり。別にコミュニケーションを取らずとも、そんな穏やかな空気の中でおばんざいをつまむのが実に楽しいのですよ。

いや、今回は知りたいことがあったので両隣やご主人にも折を見ていろいろ質問させていただきました。迷惑な客ですな、すみません。

いろいろ知見を教えてくださったみなさま、ありがとうございました。

 

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『きみや』の大将、実にたのしい御仁なんです。みんなに笑いとおいしさをふりまく素敵なご店主。ごちそうさまでした、おむすびありがとう。また来ますね!

 

 

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 常宿にしてるカプセルホテルに向かおうと思ったら、こんな看板が。ノーチャージのワインバー。どんなとこだろう…と思った瞬間に上がっていました。

 

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このイタリアワインがおいしかったな。けっこうな斜面にブドウ畑があるのだそう。

女性がひとりでやられていました。穴場的な感じ。

 

良いシメになりました。

 

明日からは通常営業です。

 

 

旅の三日目、まずは徳島編

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 旅の三日目、高知駅から徳島に向かいました。『南風』に乗って阿波池田駅で乗り換え、徳島駅へ。途中で稲穂がまっすぐに伸びていたのを見たときはうれしかったなあ。

昨日の台風にも負けず、たくましいことだ。

風に強くなるよう品種改良を重ねてきた人たちの労苦を思います。

 

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『南風』号。

 

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車窓より。ここはもう徳島県大歩危(おおぼけ)という地名がいいでしょう。隣は小歩危(こぼけ)。 

 

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 山深い、谷と川の世界。このあたりには平家落人伝説があるんですね……って、伝説ではなく実際に安徳帝のご典医だった人が逃れてきて、祖谷地方で永らえたのだそう。平家屋敷民俗資料館、今度行ってみたい。

 

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阿波池田駅。こちらで『剣山』に乗り換えて、

 

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徳島駅に到着。高知駅から 2時間40分ぐらいでした。

 

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 駅を出てすぐの光景。私のとなりには3名の外国人観光客がどこへ行こうか迷っているよう。白人の男性と女性ふたり、ご家族っぽかったな。

 

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 ポストの上には阿波踊り

 

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高知は龍馬、徳島駅周辺では阿波踊りモチーフがたくさん。

 

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 お昼過ぎのとある商店街。道行く人に聞けば、ここも阿波踊りのときは一行が通るのだそう。正直、閑散としていたこの通りが踊る人でみち溢れるというのは、地元のかたにとって嬉しい瞬間なのだろうな……と想像しました。

  

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とあるビルの上にはデビルマンがいましたよ。さて、徳島的なるもの探し。

 

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まず訪ねたのは駅前そごうの食品館。こちらで気づいたものものをメモ。

  • 海鮮売り場、まずトップに天然マダイの魅力的なサクがずらりと
  • そして酢〆用のボウゼがたくさん。この日は1匹300円ちょいぐらい。いわゆるイボダイ、この時期の徳島を代表する魚のひとつ。県のプライドフィッシュでもあります
  • 寿司コーナーにはボウゼ寿司も。姿・切り身の2バージョン
  • ハモも売り面積広い
  • 県産サザエがきれいでうまそう
  • マナガツオの炙り焼きが売られていた
  • つぶの大きな県産干しエビ、日常の一品のよう
  • キズ在り徳用スダチ売り場の存在感大
  • フィッシュカツは2メーカーを確認

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続いてこちらのスーパーへ。

 

f:id:hakuoatsushi:20180908071506j:plain店外のフロントにはドーンと特産のスダチがずらり。やっぱり安いなあ。

こっちの人はなんにでもスダチ、かけるんです

 という声の多いこと。この値段なら思いきりよく使えるなあ。さて、店内へ。

  • やはりボウゼ、多く並んでいます
  • 太刀魚のを細く切ったお刺身パックが。こちらでいうアジのたたき的な。
  • マグロの子どものこと「ヨコ」と呼ぶよう
  • 金時豆の煮たののパックあり
  • 金時豆入りのちらし寿司パックあり。大・小とあって人気を感じる
  • お赤飯パックが充実

お惣菜充実のスーパーでした。仕事帰りにどのくらい在庫残っているか分からないけど、もしそこそこあれば自炊苦手でも暮らしやすそうな。

 

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近くには徳島名物のひとつ、和三盆糖のお店も。

 

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こちらも徳島の特産品。色つや、良くてほれぼれする。

 

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さてお腹がすきました、うろうろしていて気になったこちらのお店へ。

 

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「そば米汁と生そばのセット」に引き寄せられました。やっぱりスダチがついてきますね。

そば米汁については以前、メシ通で記事を作りました。よかったらご覧ください。

www.hotpepper.jp

 

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この店の味つけは醤油が先頭にくるもので、「もともと祖谷の味はかようであったか」と思わせるような朴実なものでした。

店内の雰囲気も素敵でね、頭をきれいに束髪っぽくまとめた年輩の女のひとがひとり、居ずまい正しくおそばをすすられていましたよ。もと花街のひとなんじゃないかな。

 

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暑かったからね、1本だけ。ペンネサラダがつまみに付いてきました。

 

ごちそうさまです。

 

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山が見える繁華街、ってのはいいものですな。

 

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つい撮ってしまいました。うきうき、なぜこの字を当てた。

 

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鱧(ハモ)の字が多く並びますね。

 

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こちらのお店は阿波ポークを使っている。シメのメニューにはそば米汁が見えますね。徳島駅地下の若い人が集まりそうなバルにもそば米汁がメニューに見られました。

 

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さて、今度はこちらのスーパーへ。

やはり入り口そばにドンとスダチが並ぶ8月が出荷最盛期のショウガ、新ショウガがまだ並んでいました。高知のイメージが強いけど、徳島も特産です。

  • フィッシュカツ2枚で178円
  • 徳島ラーメンの生麺パック、ありますねえ
  • ボウゼ、こちらはグッと安くて1尾130円~200円
  • 阿波自然鶏、各部位の販売スペース広い!
  • 鳴門金時の大学芋が惣菜コーナーに
  • 徳島定番・大野海苔ほか味つけ海苔、やっぱり好きですねえ。面積広し
  • そば米、国内産は150gで500円、外国産は約4分の1
  • 金時豆入りチラシ寿司、こちらでも惣菜販売
  • 阿波番茶が売られている

地場ものもふんだんに置いてあるいいスーパーだったなあ。さて、市街地でもう少しメニュー探索。

 

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こちらの店はフィッシュカツ、阿波尾鶏を提供していますね。

 

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こちらのお店はボウゼの昆布〆を出されている。沖ボラの塩焼き、食べてみたかったな。

 

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ハモ湯引きとタコぶつが一緒に並ぶ。西ならでは。

 

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そうそう、散策中に見つけたこの鳥羽商店、うつわのお店でしたが、静かないいお店でした。

 

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旅の記念に箸置きを購入。おかみさん、静かで品のあるかただったな。言葉づかいがきれいだった。

 

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そごうに戻って、移動用のお弁当にボウゼ寿司を購入。これで780円だったか。

身が厚かったですよー、1パックでけっこうなタンパク摂れそう。味は淡白なんだけど食べ飽きない、上品なうま味。しっかり酢〆されてるのにパサつきませんねえ。これをいただくのは今回の旅の目的のひとつでした。寿司飯も昆布が効いていたなあ。

あ、姿ずしが昔ながらの形ですが、今回は食べやすいほうをチョイス。

 

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発射してからの自然光で撮り直し。きれいに輝いているのもお見せしたく。

 

 このあと岡山に向かうのですが、今回はいったんここまで。

 

 

 

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高知の旅、2日目。台風の朝、『凪』『たに志』『ノアの方舟』の夜。

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さて、旅の二日目。この日は徳島に向かうつもりでしたが……

 

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そう、台風21号にぶつかってしまいました。

 

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まあ、しょうがないですね。

結局この日はごく一部をのぞいてJRはほぼ復旧せず、長距離バスも全線運休を早々に決めました。タクシーに相談すると「タクシーで徳島駅から高知駅やと…3万いくらか、いや4万ほど見たほうがいいか」とのこと。

 

あきらめました。

現在のホテルに連泊できるか尋ねれば「はい、できます。フロントじゃなくネットからのほうが安いですよ」とアドバイスまで。やさしいなあ。

直前割、なんてのがあるのですね。4千円ちょいで宿泊可能に。さらには徳島のホテルに連絡すると「災害時のキャンセル料はいただきません」とのこと。アグネスホテルさん、ありがとうございました。今度また、お世話になります!

 

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腹を決めれば、あとは前向きに。

幸い、高知市街は早々に暴風域から抜けたんです。そしてみなさん台風慣れしているというのか、各店舗見ていても「台風用シフト」がしっかりしている感じ。JR四国が朝からすべて運休決めたのも英断ですよね。市内を歩いても各店が「臨時休業」または「夜からやります」と昨日のうちに決断しているのがよく分かりました。入り口に土のうを積んでいる店もちらほら。

 

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ホテル近くの公園にいた猫。強風でさぞ怖かったろう…と思いましたが、けっこう落ち着いてました。おまえも台風慣れしているのかい。

昼すぎ12時半ごろ、雨も止んで風もおさまってきたので、ホテル近くのスーパー『エースワン』を散策。

 

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高知名物の菓子パン、ぼうしパンを購入。この「みみ」がおいしいんだ。

このみみだけを食べてあとは残して、小さい頃母によく叱られました(笑)。

 なんて話を、昨日居酒屋で隣り合ったカップルからうかがいましたよ。こういうエピソードが聞けたとき、現地で飲んでてよかったなと思います。いろいろ教えてくれたKさん、ありがとうございました。

いくつか気になったことをメモ。

  • 四万十のセリが売られている
  • 県産キビナゴがたっぷり
  • すりみ(ジャコ、白身、一本釣りうるめ)が豊富にそろう。何を作るのかな?
  • お好み焼、ウスター、タコ焼きソース徳用がドーンと棚に並ぶ
  • だし入りみそ「こじゃんとうまい!」の存在感大
  • カツオの刺身・たたき、やっぱり厚い
  • おかむらの「ゆで卵入り味つけお麩」気になる
  • 徳島のフィッシュカツが売られている

さて、市街をまた歩いてみます。

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ひろめ市場はこの日、台風で早々に休業を決めましたが、近所のスーパーは開いていました。入ってみれば、小さなパン売り場に先の「ぼうしパン」が3種類も。製パン各社から出ているんですが、ニーズの多さを再確認です。拙著『にっぽんのおやつ』でもこのパンのことは紹介しているので、よかったら読んでみてくださいね。

そのほか、ミレービスケットも山積みに。県産のお造り用トビウオも。

 

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しばしホテルに戻って、休息。

 

帯屋町『凪』

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旅先でのたのしみは、ふらふら歩いて気になった店に入ること。今回気になったのが、こちら『凪』(なぎ)さんです。

 

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「たたきエビとイカの春巻き」ってのがいいじゃないの。カウンターもあるのが嬉しい。予約せずとも入れましたよ。

 

結果は……大正解!

 

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日本酒、好みの品ぞろえでうれしいかぎり。各地の酒がありましたが、やっぱり今夜は高知の酒を。土佐市の『亀泉』、熟れた果実をがぶりとやったかのようなしたたり具合、その香りの良さよ。

 

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タコとキュウリと巨峰の土佐酢ジュレがけ。高知だけに土佐酢ですな、素敵な一品でした。土佐酢にブドウ合わせたことなかったけど、いいものだなあ。

 

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ウツボのから揚げ。やわらかくて香ばしくて、実にいいアテ。ゲテモノ的に感じてしまう人も少なくないようですが、体験したら印象変わるはず。きっと広く気に入られると思います。たださばくのに技術がいるんですね。そこがネックか。

 

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お次の酒は大好きな『文佳人』、香美市のお酒です。辛口純米、私の好みの理想形。世の中の多くで思われている辛口イメージとはまただいぶ違うと思いますが、見つけたらぜひお試しあれ。

ちなみにこちらのお店、すべて半合からお願いできました。

今回『文佳人』の蔵、ぜひとも訪ねたかったのですが非公開で、蔵直販売も無しとのこと。残念。

 

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これこれ、たたきエビとイカの春巻きです。みっちりと詰まって、おいしかったなあ。

から揚げと春巻き、お願いしたら一人前で対応してくださったんですよ。初客でもこんなふうに応じてくださるの、うれしいですね。お値段も手ごろで、すべて良心価格。

 

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こちらがご主人、笑顔そのままに人当たりのやさしいかたでした。また高知に来たら再訪させてください。

ごちそうさまでした。

 

しばらく、近所をうろうろ。

 

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焼きとり、フライ、煮込みときて「たたき」ってのが高知ですねえ。

 

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繁華街で、表に貼られたメニューをいろいろと拝見。品書きからはいろんなことが見えてきます。

 

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どろめが食べたかったのですが、入荷がないとのことで残念。まあそりゃそうか。ここは郷土感が濃厚でしたねえ。

 

さて、今回の旅行は高知の呉服店『美馬』のご店主、美馬勇一さんにいろいろとご助言いただきました。いくつかおすすめの店も教えていただいたのですが、そのうちの一軒がこちら。

 

帯屋町『たに志』

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 縄のれんがひっきり無しにゆれる『たに志』さん、お客さんの入りがよかったですねえ。回転も速かった。

 

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カウンターにはおでんがいろいろと。

ピンク色のが、スーパーでの発見メモにも書きました「すまき」です。いわゆる、かまぼこ。

 

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「おでんには必須」と多くの方から教えてもらいました。そのままおやつみたいに食べることもあるそう。名古屋にも似たのがありますね。あちらは「赤帽」という名前だったかな。

隣り合ったKさんというカップルが食べること大好きなかたで、いろいろと高知食についてお話しくださったのも収穫でした。

 

高知のスーパー、惣菜でぶっかけそうめんの小さいパックがよーく売られているんです。そのことが気になって「高知の人、そうめんが好きですねえ」と言ったらご主人が

高知は酒飲みが多いから、翌日あんま食べられんとよ。気持ち悪くてごはん食べられんのんちゃう。そうめんぐらいがちょうどいい。

と言ったのには笑いました。これまた土佐弁聞き取りが正確じゃないと思いますが、お許しください。

 

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 高知の野菜、リュウキュウの酢の物もオーダー。ほぐした焼きカツオも入ってて、高知感さらにアップ。いいアテですな。

 

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リュウキュウ、生だとこんな感じ。サトイモ科の植物の茎なんです。この写真は昨日の『風月』さんで撮ったもの、刺身のツマに使われることも多いですね。

 

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この夜のシメとして、シラス茶漬けを。やさしいダシで、実にうまい…。胃がホッとするなあ。

 

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女将さん、ちょっと女優の桜むつ子さんを彷彿とさせるような。息子さんとおふたりでやられています。なんともなんとも、チャーミングなかたでした。いろいろ高知のこと教えてくださって、ありがとうございました。

 

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『たに志』はこちらの小路にありますよ。

 

またツイッターから素敵なお店を教えてくださったタビトラさんにも感謝です。ありがとうございました!

 

そろそろホテルに帰ろうか…と思いきや「白央さん、ここ好きかもしれない。路地裏のいいお店ですよ」と美馬さんから連絡が。そうとあっては帰れません。おすすめには従わないとね。

 

帯屋町『ノアの方舟

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入ってみれば居酒屋とスナックの中間のような雰囲気、靴を脱いで上がります。和のしつらえでなんとも落ち着いたお店でした。もう40年以上だったかな…の歴史があり、「希望をあらわすイメージで」この店名になったのだそう。キリスト教徒は関係ないようです。河童が七福神にいたずらされてる、なんて楽しいモチーフの日本画が飾られていました。

 

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 こちらが女将さん、実にユニークでさっぱりとした楽しい話術の持ち主。心、一気に寛ぎましたねえ。こういうかたを高知では「はちきん」と呼ぶのかな。ねっとりジットリした感じがなくカラッとしていて、とても話しやすいんですよ。

お母さまが開かれたお店だそうです。もちろん生まれも育ちも高知のこのあたり、食べもののことはもちろん、宮尾登美子さんの話などいろいろと聞かせてくださいました。

 

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お酒はダバダで。

 

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 高知のお座敷遊び、箸拳(はしけん)で使われる箸。実際のやり方を女将さんがレクチャーしてくださいました。

そういえば別のお店で隣り合ったかたに

「高知っていえば、『菊の花』とか『べくはい』とか飲むゲームがいろいろあるようですね。やっぱりあーいうのは特別な宴会だけで、普段の飲みではやらないものなんですか」みたいなことを尋ねたんですよ。

そしたら「いや…やっちゅうよ…」と言葉を詰まらせて苦笑されたの、おかしかったなあ。

「高知でね、先輩とか目上の人がいるときに『飲める』とか『酒好きです』なんて言うたらダメですね。『普通』でもあぶない。飲ませモード入ってきますね」なんて教わったり。最近はそれでもやっぱり現代的にハラスメントに気をつけられているようですが、酒好きが集まってるぶんにはね。

 

 いい夜でした。

美馬さん、そして隣り合ったすべてのかたに心よりの「ありがとう」を。

 

 

高知の旅、第1日目。『風月』&『大吉』、そして『fish』

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羽田空港、久しぶり。

3日の昼すぎ、高知に向かいました。

 

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高知龍馬空港、出入り口にはやっぱりあります坂本龍馬像。

 

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バスで市街に出れば、高知駅前にも坂本龍馬

 

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いろんなところに龍馬。高知に来ましたねえ。まち中でいくつ龍馬を見つけられるか数えてみようと思いましたが、そんなことしに高知に来たのではありません。「食の高知らしさ」を早速探してみます。

 

f:id:hakuoatsushi:20180906204537j:plain商店街をうろうろ。各お店でいろいろ撮らせていただきました。

 

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あ、ブシュカンがありますね! 高知県を代表する柑橘といってもいいのかな。スダチよりも酸味がやわらかで、まろみのある酸っぱさ。このあとスーパーも数軒回りましたが、どこでも置いてありました。

ブシュカンというと手の形をしたものを思われるでしょうが(だから漢字で、仏手柑)、こちらは丸仏手柑というのだそう。

 

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柑橘といえば、こちら小夏も高知の特産。日向夏と同種ですが、宮崎産のものより小さく、さらにはよりおだやかな味わい。

 小夏、って名前がいいですな。岡田茉莉子さんの映画シリーズを思い出す。

 

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大橋商店街にある『フルールの大橋屋』さんで、小夏の生ジュースをいただきました。すっきり、さっぱり、なんとも爽やか。ああ、疲れが吹っ飛びます。胸がスッキリする。うーん…二日酔いの朝に飲みたい(笑)。

 

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あるお惣菜店の棚にはウツボのたたきと煮こごりが。高知の人はウツボ、お好きですね。

 

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居酒屋のメニューにもよく登場します。明日のブログにも登場予定。

  

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メヒカリは高知でも食べられるのですね。福島の海側でもおなじみの魚。これは干物ですが、生をから揚げにするとうまいんだ。

「こっちでも揚げて食べるよ」とお店の女将さん。

 

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フカの鉄干し。サメの塩干しのことで、表面が硬くなることからこういう名前になったよう。知りませんでした。スーパーなどでも「てつ干し」として数軒で見かけました。あぶって一杯やりたいですねえ。

 

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高知といえばカツオの国。こういったカツオのお惣菜がいろいろと売られていました。チチコ(心臓)の煮つけ、ハランボ(腹身)の焼いたのや軽く干したの、ゆで節(いわゆる、なまり)あり、いろんな味つけでレトルトパックのなまりもあり。とある店ではカツオの炊き込みゴハンも売られていましたよ。

 

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おびやまち、という名前がまた素敵ですな。

 

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通りすがりで見つけたメニュー、冷やしあめサワーが気になりました。冷やしあめは、関西でおなじみのショウガドリンクのこと。聞けば高知でも飲まれるようですね。

 

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歩いていてあちこちで見かけた、ソテツ。大きいのあり、小さいのあり。木はまちの「顔」をつくる大きな要素のひとつですな。

東京でも大切にされてほしい…と、オリンピック「整備」とやらのことを思い出しました。 

 

南国市『風月』へ

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さて、夕暮れより土讃線に乗って南国市(なんこくし)のお店にやってきました。後免駅で降りて徒歩10分もかからないぐらいの、居酒屋『風月』さん。若女将が知り合いで、西日本の食べもののことなど今迄いろいろと教えていただいていたのです。

『風月』さんのブログ、高知のうまいものいっぱいで楽しいですよ。

nankokufugetsu.hatenablog.jp

 

 

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まずはやっぱり、カツオのたたきをいただきました。

なんとも身が厚い! これ、スーパーなどでもそうなんです。そして高知を離れると隣県でもグッと薄くなる、というより関東で普通に売られている厚さに。今回の旅で実感しましたねえ。

こっちの人間はカツオにうるさいき、スーパーでもなかなかいいカツオ売りよるやろ。薄かったりおいしなかったら売れんよ。

とは、別のお店の女将さんの談。土佐弁の聞き取り、間違ってると思いますがそこはお許しを。

 

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こちらはナスのたたき。

 

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どちらにもついているのが、先に紹介したブシュカン。酸味がきつくなくて、絞るとおだやかに食欲をさそってくれます。薬味たっぷり、柑橘で酸味をそえて軽く塩でいただくのは栄養的にもいいかもですね。もちろん醤油やポン酢つけすぎたら難しいけれど。

 

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これは別のお店のメニュー、高知はなんでもたたくなあ。とある店の看板には「無農薬のワラで焼いています」という文句が躍り、そういう訴求もあるのだなと感じ入りました。

 

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話を『風月』に戻します。おすすめでいただいた、ニラの梅和え。食感が良くて、なんともみずみずしい。ニラも高知の特産品のひとつです。各飲食店のメニューでニラ、花ニラの文字をよく見かけましたよ。こっちで食べるとニラ感、けっこう変わると思います。

 

お酒もいただき、若女将さんともたっぷりとお話できました。ネットでの知り合いだったので、今回が初の対面。彼女は九州から高知に嫁いできたので、高知ならではの食文化に対してまた発見が多いのですよ。本当に食べものに詳しいかたで、いろいろと勉強になりました。

歓待してくださった『風月』の皆さま、ありがとうございました!

お店を後にして、近所のスーパーを2軒はしご。

 

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路面電車高知市でも南国市でも走っていました。

さて、『サンシャイン カルディア』『ナンコクスーパー』ので気になったものをメモ。

  • 干しズイキ、そして芋の茎(生)が売られている
  • やっぱり鰹節、削り節の棚、面積広い
  • いのししコロッケ
  • カツオのたたきの厚さ
  • カツオと負けないぐらいの面積で太刀魚の切り身が売られている
  • ソース棚、小麦粉棚の充実。お好み焼き文化を感じる
  • 金ちゃんヌードルが特売で大きく積まれる(メーカーは徳島県が本拠地)
  • あおさ海苔入り豆腐、カツオだしのところてん、ピンクすまき。この3つはほかのスーパーでも確実にあり売り面積も大きい。定番の人気を感じる
  • 弁当にルーローハン、シシリアンライスが。高知うんぬんより、この店の料理主任が遊び心を感じる。かなりおいしそうだった
  • 煮干し、丸干し、ちりめんじゃこ類の充実と品数の多さ
  • ホンビノス、こちらでも売られているのですね
  • おでん用牛スジ串あり

 

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後免駅のこの表示がなんかかわいくて、つい撮ってしまいました。土讃線に乗って、高知駅に戻ります。

 

居酒屋『大吉』

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『風月』のご主人が「高知らしいものが食べられるよ」と教えてくださった、高知市街の居酒屋『大吉』へ。ツイッターなどで他のかたからもおすすめされました。

 

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まずお願いしたのが、イタドリの炒め煮。メニューには「高知県民が大好きな山菜」とあります。スカンポ、というと分かる人も多いかな。春先に出たものを塩漬けや冷凍にして一年中食べられるのだとか。パリッとした食感が独得ですね、味つけはダシに酒、醤油でしょうか。

 

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酒は『土佐鶴』で。高知駅前の『庄や』店頭には大きな土佐鶴の樽が置かれていたなあ。今回2日間で数軒まわりましたけど、『土佐鶴』と『美丈夫』が二大ポピュラーのようですね。

 

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そしてメヒカリのから揚げもオーダー。そのほかチャンバラ貝(高知の居酒屋さんでは定番の貝、塩ゆでが基本のよう)、ウツボのたたき、カツオのハランボ塩焼きなど、高知らしいものがたっぷりと品書きに並んでいました。

全部食べたいけど、今回はここまで。腹の限界を守るのも旅先では必要なことですな。

ごちそうさまでした。こちらの店員さんもいろいろと教えてくださいました、ありがとうございます。

 

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こちらは別のお店のメニュー。マンボウの天ぷらの文字がありますね。土佐ジローは高知のブランド鶏。土佐巻きはカツオの入ったのり巻きです。ニナ貝はシッタカのことで、これは各地で食べられています。

 

さて、ホテルに帰って寝るとします……。

と思いつつ。

 

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昼間通りかかって気になっていた、こちらのバーへ行ってみました。

『drink like a fish』なんてサブタイトル、惹かれるじゃないですか(ガブ飲みする人、の意)。ちょうど帰り道、店から出てきたお客さんがいたので「行くべき?」と訊いてみたんです。

ノリのいいマスターやき、ぜひ! 楽しい人よー

と、お姉さん。こりゃ行ってみようと、ね。

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 こちらがそのマスター。

 

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本当に楽しいひとでした。

この繁華街のこと、うつり変わり、高知人の気質のことなど、いろいろ胸襟を開いてお話してくださいましたよ。ショットバーで値段も手ごろ。ヒロシさん、ごちそうさまでした。

 

 

明日は高知2日目編。

 

 

 

ごはん同盟さんの「夏は揚げもの」会へ

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こんなイベントに行ってきました。

「ごはん同盟」とは、しらいのりこ・シライジュンイチご夫妻による炊飯系フードユニット。おふたりは新潟育ちでごはん大好き。お米料理とごはんを呼ぶおかずの研究を中心に活動されています。

いまや各媒体で大人気、そのおふたりが定期的に「楽しく飲みつつ調理しよう」という会を開かれているんですよ。もう第6回目、私は3度目の参加になります。

 

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会場に入れば、なんともたまらぬから揚げの香りが。もうごろごろと揚がっている…!

 

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こちらが、しらいさんご夫妻。「RICE」のTシャツがいいでしょう?

さて、まずはドリンクを選んで、食べて飲んでというシステムです。今回のおつまみは…

 

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ポテトサラダ。

 

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揚げナスの香味ダレ。

 

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トマトのマーラー漬け、ピンが合ってなくてごめんなさい。

 

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白瓜の朝漬け、レモン風味。

どれもおいしかったなあ……タッパーに詰めて持って帰りたかった。参加者みんなそう思ってたんじゃなかろうか。特に揚げナス、素晴らしかったです。これらのレシピもいただけるんですよ。トライしてみねばだ。

 

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先のから揚げもたっぷりと!

 

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そしてみんなで、乾杯! さあ飲み始めたところで……

 

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春巻きの実習がはじまります。模範の巻き方を拝見しつつ、

 

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みんなで巻く!

 

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みんなで揚げる!

「飲みながら揚げものなんて…大丈夫?」と思われるかたもいるかもですが、そこは皆まあ大人なので節度をもってやっております。

 

もちろん、揚げ終わってから本気で飲むよ(笑)! 当然のように参加者はほぼ大の酒好き。こういう会、いいなあ。

 

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しらいさんたちも、酒は放さず。

 

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場所は清澄白河駅から徒歩5分ぐらいのリトルトーキョー。1階がバーになってて、そこでお酒を買うのです。

 

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さあ、私の春巻きも揚がりました。実はこれが人生で初の自作春巻き。からりと揚がって、とてもうれしい。

中身なんですけど、

ユニークですよねえ。これらが実にうまかった! 意外なおいしさを発見。「あん」を作らなくていいの、楽でうれしいね。特に練り物と万願寺だけでこんなにおいしくなるのかと目からウロコでした。

 

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やっぱりこう……料理上手の隣で調理するさまを見せてもらえるって、ありがたい。特に苦手なものほど、うまい人がやっているのを見るの大事だ。揚げものって私はかなり苦手意識が強いんですが、今回しらいさんが「ちょちょいのちょい」と揚げて揚げてこなしていくさまを見て、とても勉強になりました。

ちゃっちゃとやられて、実においしい。こうやればいいのか、という勉強にもなるけど、なんか心理的ハードルが下がるんですね。「ひょっとしたら私も…できるかも」と思えるというか。そういう催眠術にかかったような。いや、もちろん練習しないとできないんですよ。ただなんかね、気持ちが楽になりました。

やってみるぞ。

 

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しらいさん、シライさん、今回も楽しかったです。ごちそうさまでした。

 

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グジュも元気ですよ。最近はリュックの中が気に入っているようです。

 

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そんな八月の終わり。