白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

牛スネのスープ、『プラス・オ・ソレイユ』のクッキー、常安寺、日向夏。最近のメモ

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和牛スネ肉が手頃で、嬉しくなって2パックほど購入。

 

一度ゆでこぼしてから、また水から沸かし、アクを取ったのち弱火でことこと煮込みます。大根と合わせて、ねぎの青いとこと玉ねぎも余ってたので一緒に煮て、スープづくり。計50分ぐらいかな。塩だけでもいいんですが、この日は醤油も加えたくなり。火を止めてそのままひと晩おきます。最近はあったかくなってきたので、熱がとれたら冷蔵庫へ。ネギの青いとこはダシ要員で、他はすべてそのまま具にします。

 

翌日、固まった余分な脂を適度に除いて、もう一度沸かして味見。好みで塩コショウで調味して、できあがり。

 

他に菜の花ナムルと、毎度おなじみ『サラン』のキムチ。麦ごはんでいただきました。

 

ってなことをしてた翌日、連載コラムの校正が来たので読んでいたら「国産豚スペアリブが安かったので嬉しくなって2パック購入」なーんて書き出しでした。

 

ははは、このブログとほぼ一緒じゃないか。

 

 

変わりばえのしない毎日です。

 

 

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名古屋高島屋で買ってきた『プラス・オ・ソレイユ』のクッキー缶。店名は「陽のあたる場所」ということですかね。

 

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いやはや、おいしくって。

 

特に焼き栗粉が入ってるという「カニストレリ」がたまらんのよ。最近こっち系の“粉もん”にハマってしまって、もうやばいとしか言いようがありません。「きょうはここまで」とフタをしたのに「いや、あと1枚、もう1枚だけ」なんてありがちなことをしています。ああ、減量したいと思ってるんですがね……。

 

まあとりあえず、もう1枚。

 

 

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先日訪ねた、三重県鳥羽の常安寺。

 

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たたずまいが素晴らしかったんですよ。本当に。歩いていたら突然歴史が目の前に現れた、という感じでね、足が止まりました。昔々の旅人が物かげからフト現れそうな。こちらは九鬼氏の菩提寺とのことです。

 

瓦の感じが忘れられない。

 

なんだか、芥川龍之介の短編を読んでいるときのような気持ちになりました。日の入りと夜のちょうど間ぐらいの時間に来られたのも、よかった。

 

 

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最近、日向夏にハマっています。

高知では小夏の名前でおなじみ。白皮の部分も一緒に食べますが、ほんのり独特の甘みが白皮にあって、なめらかで。

 

黄色が部屋のどこかにあるってのも、いいもんです。

 

 

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グジュさん元気ですよ。


それでは、また。

 

 

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桜、満開ですな。