白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

麻布十番へ。久々の『たき下』さん

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仕事で麻布十番のスタジオに行けば、公園のコブシが咲き出していました。コブシやモクレンが咲き出すと、「おお、春だ」って気が高まります。

 

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道すがらに沈丁花(じんちょうげ)も。 冬の終わりを告げる花、その香り。

 

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 早咲きの桜にはメジロが。どこにいるか分かります?

 

一時期ちょっと縁があって、狸穴あたりに通ったことがありました。このへんは変わりませんね。

 

11時から打ち合わせ1件。実現したらまたぜひ皆さんに読んでいただきたい、自分でも楽しみな企画です。オファーがあって嬉しかった。久々に90分ほどじっくり編集さんとお話しました。最近は旧知の編集さんとメールのみのやり取りすることがほとんどだったので、妙に新鮮で。

 

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 さて、ランチタイム。

『たき下』さんがタイミングよく空いてたので、吸い込まれるように入ってしまいましたよ。好きなんだ、ここ。相変わらずの人気店、すぐにまた行列ができました。

 

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たまらないなあ、昼メニュウ。さあ、私は何を頼んだでしょう。 

 

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 正解はカレイの信州味噌漬け焼き。

 写真だとコゲコゲに見えますが、食べてみるといい塩梅。カレイの味噌漬けって初めてだ。カレイはうまい。うまいねえ。好きな魚ランキング、自分としては5位以内に間違いなく入ります。

 

たっぷりの大根おろし、大豆と昆布の炊いたの、菜の花カラシ和え、白菜のあっさり煮、シジミの味噌汁と副菜類も手堅いおいしさ。

 

ああ………ひとに魚焼いてもらうの、うれしい。おいしい。ありがたい。しみじみしつつ、完食。

 

またすぐ来たいよ、ごちそうさまでした。『たき下』さんは間違いなく魚食ファンを増やしている1軒だと思います。

 

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お弁当も始められていました。

お近くのかたがうらやましい。