白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

西川口『小城』で羊を焼こう

西川口にはたくさんの中国料理店があります。

その中でも『小城』は駅からも遠く(歩いて10分ぐらい)、住宅街のただ中にあるお店。しかしインパクトでいえばトップクラスかもしれません。

どうです、この看板。

 

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ま、丸焼き…?

 

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羊肉料理がメインの『小城』、いつか行きたいと思いつつ時が流れておりました。きょうこそ挑戦です。

14時オープンで、14時ちょうどにお店に行くとスタッフのかたがちょうど来たところ。日本語はあまり通じず、小学生らしき娘さんが時に通訳してくれました。

「羊はスペアリブがおすすめ。切りますか?」

と言われて、食べやすいほうがいいなと思い「じゃあそれで」とオーダー。メニューはすべて日本語表記でした。そうこうするうち、テーブルに炭火が運ばれて、続いてやってきたのが…

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これです!

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この真ん中の「スペアリブ焼き」の切ったバージョン、3800円だったかな。男5人で訪問したんですが、ちょうどいい量でした。

 

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これが……なんともおいしい! 臭み一切なし、脂身の味もスッキリ。最初は量にひるみましたが、まったくの杞憂。ばくばく食べちゃいました。ちなみに塩、クミン、唐辛子子粉を好みでつけていただきます。この塩にも工夫ありだったんですが、ちょっと詳細が分からず。今度また行って聞いてみよう。

他にもいろいろ頼みましたよ。

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「東北地方の酢豚」(だったかな)とメニューにあって、気になりオーダー。薄切り豚肉がかなりクリスピーに揚げられて、そこに甘酢がかけられています。いいスナック。

 

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これも「五目野菜リンゴ酢すくいあげ」という謎の料理名にひかれてオーダー。下に干し豆腐の細切り、キュウリ、キクラゲ、エノキが隠れています。汁はリンゴ酢をかなりやさしくきかせた甘酢。おそうめん入れたくなる感じ。さっぱりしますよ。

 

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中国東北部風の煮物、だったかな。カボチャやトウモロコシの甘みを活かした醤油味。

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定番・豚の角煮。

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牛アキレス炒め。

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水餃子。

全般的にとても食べやすい味つけでした。今度は完全羊メインで来ようかな。皆それぞれ2~3杯飲んで食べて、お勘定は一人3500円程度。西川口中華はどこもこんな値段です。懐にやさしい。

ごちそうさまでした!

 

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グジュは留守番です。