白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

イチジクのワイン煮、中村蝶紫さん、グジュ日誌

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24日の朝焼け。

思わず撮ってしまいました。木星のような、赤縞瑪瑙(あかしまめのう)のような。

きょうは、ここ最近のあれこれをメモしておきます。

 

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熟れすぎたイチジクが安くなってたので購入。白ワインとシナモンで煮ました。

白ワインと水を1:5、砂糖を入れて、あればオレンジの皮と一緒に煮ます。辻調の若林知人さんのレシピ。イチジクを煮ると汁がきれいなんだ。

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巳亦敬一さんのうつわは影がいい。

 

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19日は弁当づくり。黒米を入れてごはんを炊き、豚と白菜と豆苗をナンプラー炒めにして、ナス味噌、ネギ入り玉子焼き。最近マンネリだなあ。新しいおかずを取り入れたい。

 

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グジュも朝から元気です。

 

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21日、国立劇場の研修発表会へ。『熊谷陣屋』を拝見。女形の大役・相模をつとめた中村蝶紫さんは踊りの兄弟子で、初めてお会いしてからもう20年以上が経ちます。

出が立派で古風で、胸が熱くなりました。藤の方への気のやり方、そして首を抱いての愁嘆。年月が歌舞伎芸を兄さんの中に育んできたんだな…ということが存分に感じられて、そして何より『熊谷陣屋』という物語の悲哀が思われて、いい時間となりました。

直実は襲名されたばかりの中村橋之助さん。まず所作がよかった。姿もよくて、首を義経に差し出すところなど文楽人形を思わせました。義太夫を稽古されたなら将来は楽しみ。引っ込みの哀感、立派でしたよ。目が潤みました。

終わってロビーに出れば三田寛子さんが「もうどうなることかと思って…」とご贔屓さん相手に泣かれていたのが印象的。

 

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帰りがけ、赤羽で途中下車して一緒に行った友人と居酒屋へ。ツレも合流。

茨城の日本酒『百歳 純米 ひやおろし 完熟生詰原酒』を初めていただきましたが、もろ好み。まさに果実完熟というような香りと味のノリ。

 

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ゴリのから揚げ。こっちではあんま見かけないですね。ゴリと呼ばれる魚は数種あるけど、これは金沢あたりで佃煮にされる小さなタイプ。

 

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22日、台風接近の日。カゼニモマケズ友人が遊びに来てくれました。鶏とカニ団子でタイスキ風の鍋にしてお出迎え。

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空芯菜でしゃぶしゃぶにするとうまいんですよ。白菜、春雨も入れて仕上げ。

 

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グジュに会いに来てくれました。

 

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最近、スキあらばテーブルに上がりたがるグジュ。しかしそれだけはアカン。ダメと言い続けるのもしんどいものですね。

 

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ピンボケ。

グジュが家に来て、4週間が経ちました。まだ生まれて3か月と半月ちょっと。

 

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25日前。

同じところに座ってる写真で、逆から撮ったのが

 

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きょうのこの写真。

顔つきがどんどんしっかりしてきます。脚もすっかり太くなりました。