白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

期日前投票、そして給食に関する勉強会

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期日前投票、行ってきました。

我がエリア、お昼時ということもあってか混んでましたよ。嬉しかったなあ。この投票済証、管理委員さんにいえばもらえると思います。この紙があると、サービスを行う飲食店や販売店なども増えているようですね。

今回は本当に、重要な選挙だと思います。

 

ちなみに、投票済証割引の一例 ↓

 

 

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さて、昨夜は末広町駅そばにある『AIR3331』に行ってきました。

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2005年に廃校となった中学校を活用したアートスペースで、一部はレジデンスにもなっているそう。1階には広々としたカフェもありました。

こちらで「食生活ジャーナリストの会」が主宰する勉強会があったんです。

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「給食ひろば」プロジェクトマネージャー・吉田達也さんの講演、実に興味深かったです。テーマが実に広汎だったのですよ、学校給食の歴史にはじまり戦後のララ物資のこと、そして現代給食の問題点のひとつ「減塩」とその実情、給食費のことから食中毒、地産地消推進の難しさ、ひいては現在の朝食欠食児の割合、学校ごとの調理状況の激しい差異から生まれる問題点…などなど、たくさんメモしてきました。

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この勉強会、特製のお弁当付きなんです(だから行ったんだろう、と言われそうですが…笑)。調理は実際に中学校で栄養教諭をやられていたかた。どれもすべて、実際に給食で出されていたものだったり、それに近いものだったり。

子供たちが箸を伸ばすための工夫と知恵がいろいろと詰まっており、解説を聞きつついただくのが楽しかったです。中学生はかなり舌の経験値も上がってきてるのでやりやすいようですが、小学生はなかなかそうはいかない。

けれど食材にしろ調味料にしろ、こういう味も世の中にはあると経験させることが大事なんです。

という言葉が、心に強く残りました。以前に私も小学校の栄養教諭を取材したことがあるのですが、

親に期待していられる時代ではない。小学校が伝統食に郷土の味、行事食などいろんなスタイルの食と味を教えなければもう後がないんです。子供たちが大人になって、自分が経験していないのに次の世代にそれらの味を伝えることができると思いますか?

 と言われたのが、とても印象的でした。

 

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帰り道、ものすごく惹かれたお店。なんといい佇まいでしょう。

 

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きょうもグジュさん元気でした。

 

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カメラにつけてる革紐が気になってしょうがない。