白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

『栄養と料理』のケンモツさんに「冷凍食品のちょい足し栄養アップ術」を考えてもらった背景

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「もっと野菜、食べなきゃな」

そう思っていても、なかなかできない。仕事が終わって帰宅して、自炊する気になんかなれない。めんどうくさい。そもそも料理って、したことない。

「でも多分、体に悪いんだろうな…この食生活」

 というような声、私はよく聞くのです。

たまたま私は料理が好きですが、たとえば数学とか体育とかは大の苦手で、学生時代はとにかく逃げてました。料理も同じだと思うんですよ。向き不向きがある。「好き!」「やりたい」と感じる人もいれば、めんどう&苦手に感じる人もいる。しょうがないことなんです。

けれど、立場によってはそうも言ってられないですよね。誰かにごはん作る立場になったり、ひとり暮らしで外食オンリーで過ごすのも大変だったり。

 

そんな人に向けて、もっと楽に栄養とる方法あるよ、と伝える記事を作りたいとずっと思っていたんです。料理以前に、もっと簡単な方法で

 企画してみました。

 

「栄養×生活」のアドバイスのプロ、監物さん

www.hotpepper.jp

女子栄養大学の雑誌『栄養と料理』で、長年編集をされている監物南美(けんもつなみ)さんに相談してみました。

 

白央:忙しい人、料理をあまりしない人が、もっと簡単に栄養アップできるような方法ってありませんかね。たとえば…レトルトや冷凍食品で栄養バランスよく食べるとか。

監物:(あっさり)できますよ。むしろ私、冷食の活用もっとみなさんにすすめたいんです。

 

というわけで出来たのが上の記事。

公開4日目で7000RTを超えました

(内容は、メシ通さんのほうに飛んでくださいね。もう一度貼っておきます)


やっぱり、「ちゃんと自炊しないと野菜は摂れない」と思い込んでいるかたが多いんじゃないでしょうか。そりゃ、生野菜をおひたしにしたり炒めたりすればより良いかもしれません。でもそうするのが難しい人に、もっと違うアプローチしたいんですよ。フードライターとしてね。苦手に感じてるんだったら、もっと自分を楽にする方法を知ってほしい。同時に栄養もカバーするやり方だってあるんだから。

 

先の記事の反応、まとめてくださったかたがありました。

ツイッター上の反応はこちら。

「こんなんでいいんだ」って反応、すごーくうれしいですね。そう、こんなことで全然OKと思ってもらいたい。そして何かしら弁当やレトルトなりに「ひと工夫」「ひと手間」することが苦じゃなくなると、料理のハードルがちょっと下がるんです。次は生野菜何か買ってみようかな、たまにはゆでてみようかな、とかね。

 

 監物さんのコンビニ栄養活用法も

仕事で帰ってくる頃はスーパーの総菜やらもうみんな売り切れで。自然コンビニでメシはすませるよ。

だいたい、家のまわりコンビニしかないもん

 そういう声もよーく聞きます。

白央:監物さん、コンビニで栄養バランスよく食べるって出来るもんかな。

監物:(あっさりと)ハイ、考えてみますね

 というやり取りで出来たのがこちらの記事。

「こんな買い方をしたらベター」「こう組み合わせると栄養的により良い」という監物さんのアイディアがたっぷり詰まってますので、こちらもよかったらチェックしてください。

 

ずっと仕事の宣伝でごめんなさい。

 

◇きょうのグジュ

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朝から元気でした。