白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

林周作さんのお菓子がいただける『Binowa Cafe』、オープン

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7月7日、東京の七夕はめずらしく晴れました。

夕方から神宮前6丁目にできた『Binowa Cafe』のオープンパーティへ。

お招き、ありがとうございます。

 

 

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こちらのお店、郷土菓子研究社の林周作さんのお菓子がいただけるんですよ。

 

 

 

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林さんは1988年生まれ、京都・宇治市の出身で、大阪のエコール辻を卒業。

世界の郷土菓子に関心を持たれ、2012年6月に単身渡欧されました。それも自転車と1700ユーロだけ(!)を手にしての旅立ち。2年半かけて、ユーラシア大陸を横断。各国で民家や菓子店を訪れては作り方を習い、知識と知人を増やされて無事帰国したのが2015年の年末でした。

 

上の写真はイタリア・シチリア地方のブッチェラートというお菓子。クッキー生地の中にはフルーツコンフィやナッツがぎゅっと詰まってますよ。

 

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左は、シェルチェブラというアゼルバイジャンの代表的なお菓子です。

皮の模様がすごく細かいでしょ? これ、手作業で刻むのだそう。驚きました。中にはカルダモン香るクルミとヘーゼルナッツがたっぷり。

林さんが訪れた国は32か国。各国のお菓子が少しずつ紹介されていくとのことで、楽しみ。今月はルーマニアのお菓子も登場するようですよ。

 

 

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原宿と渋谷の間ぐらい、明治通りからちょっと奥まったところにあります。

しばらくはこちらで菓子の製造と販売をしつつ、いつかはまた旅に出たいという林さん。今度は南米大陸に飛びたいそうです。

機会があったら、日本の郷土菓子のお話をしてみたいなあ。

 

 

Binowa Cafe

渋谷区神宮前6-24-2 原宿芳村ビル2F

03-6450-5369 

休:月・火 営業時間 12時~19時