神奈川県海老名市にやってきました!
下北沢で快速急行に乗ったらあっという間…はオーバーですが、
35分ぐらいで着いちゃって、ちょっとビックリ。早いなあ。
はじめて降りる海老名駅の周辺。おお、ひらけてますなあ。
ららぽーとがあるんですね。ちょっと買い物してきましたが、フードコートも充実、
駅周辺に住んでたらかなり便利そう。
土曜のららぽーとは結構な人出でしたよ。
そこからテクテク歩いて15分ぐらい、
泉橋酒造さんの見学ツアーに申し込んだのでした。
人気のツアーでなかなか予約が取れないんですが、運よく入ることができたんです。
今月から見学人数が増えたようなんですね。
あいにくの曇り空でしたが、なんとかもってくれました。
灰色の空に蔵壁の白さがまぶしかったです。
創業は1857年とのこと、調べてみれば安政4年ですか。
米国使節のハリスが下田に来た年なんですね。
この翌年からあの安政の大獄がはじまるんだなあ…。
さて、若き蔵人さんの案内でまずは田んぼからツアーはスタート。
泉橋酒造さんは、日本酒の原料となる米づくりからをされています。
1995年から米作を始めたそうで、もう21年の歴史があるんですね。
この「とんぼラベル」が、こちらのシンボル。
「環境を守り、安全な酒米をつくりたい」という思いから、
自社栽培米は無農薬、もしくは除草剤1回を基本とされているそう。
とんぼが育ち、はばたける田んぼが蔵のとなりに広がっている。
昔の日本では普通だった風景が、なんとも希少なものになっている現代。
冬の表情を残す田の前でしばし、いろいろと考えました。
こちらは精米所。
地元でとれた山田錦。
地下水をくみ上げるポンプ室。
「すべてこの地下水で作っているんです。水道水を使うのは手洗いぐらい」
と蔵人さん。
かなり硬水なのですね。一般的に日本酒には軟水が適しているといわれますが、
「味をのせるのは難しいけれど、そのぶんやりがいもあるんです」
なるほど。
このタンク、かっこよかったな。
「あんまり詳述しないでくださいね。来てのお楽しみがなくなっちゃうから」と
蔵人さん。はい、承知しました(笑)。
このあと、洗米から麹づくり、圧搾までを詳しく教えていただきましたよ。
次回は夏の見学ツアーになるのかな。
興味があるかたは、ぜひぜひ。
さて、たのしき試飲タイムです。
スパークリングや梅酒含め、5種類のお酒を試飲しつつ……
なんともおいしいおつまみまで!
これがねえ、気の利いたアテばかりなんですよ。ヽ(^o^)丿
・ブロッコリーの梅塩漬け
・フキ味噌とツナ入りポテサラ
・切り干し大根と、ゴボウのごま味噌煮
・春キャベツと豚ハツの旨辛煮
ね、日本酒好きならたまらん構成でしょ?
これでツアー参加費は1500円でした。うーん、安いッ。
人気の理由、よーーーーくわかりました!
最後にお汁もついてきます。これまた嬉しいのう…。
底にはホタテの稚貝が隠れてます。上はとろろと生海苔。
あっさりだし風味、山形・大石田町の「とろろ八杯」という郷土料理のようです。
これは知らなかったな。
最後に、併設されているショップでオリジナルの味噌と
「とんぼラベル 純米生原酒」を購入してきました。
これで味噌汁をつくるの楽しみだー。
都心から近くてアクセスもいい酒蔵さんは貴重ですね。
日本酒に興味のあるかたにおすすめしたいツアーでした。
6月には海老名駅西口にレストランもできるそうですよ。