お彼岸の東京、ちょっと暑いぐらいの秋晴れでした。
それが夕方になるとスッと気温が下がる。秋の風。
お彼岸ですねえ。
おはぎがいただきたくなり、近所の和菓子店『さか昭』に行ってきました。
お店番のおばあちゃんが変わらず元気で、うれしい。
とっても小ぶりなおはぎなんですが、うまいんだ…。
いい甘さだなあ。なんともなめらかなこしあん。1個160円だったかな。
黒ごまおはぎもおすすめ。
こちら、ルックスに惹かれて初めて買った芋ようかん。
(うまく撮れてないんですが、なんともきれいなイエローキューブなのです)
おお……期待を裏切らぬおいしさ!
あまり芋類は得意じゃないんですが(どういう訳か食べると異様にお腹が張るのです)、量的にもちょうどいいし、これまたなめらかで、ほこほこし過ぎない。
裏を見たら「原材料:さつまいも、砂糖、寒天」というシンプルさ。
そうでなくっちゃ。
お店には栗ごはんも売られていました。
シーズンのうちに買ってみよう。お赤飯もおいしそうだったな。
和菓子屋さんで赤飯が売られているところ、最近少ないですよね。
昔はどこでもあったような。
女将さんに訊いてみたら、こちらはもうずっと赤飯をつくられているそう。
親御さんの代、戦前からの和菓子店で、
もともとは鶴見に店があり、戦後に東京に来られたのだとか。
「終戦後しばらくは何にもなくてねえ。ずっとところてんを売ってました。
そんな時代もあったんですよ」
もっともっと話を聞いていたかったな。
手づくりの、いい和菓子屋さんが近くにある。
贅沢なことです。
いい陽気だったので、近所の緑道を散歩。
アゲラタムという花かな、いっぱいに咲いていました。
ムラサキシキブもかなり色づいてきました。
萩の葉のあいだから彼岸花。