このところ、私の住むあたりでは涼しい朝が続きます。
朝からぐつぐつ煮る、なんてのも苦じゃなくなって、久々にチゲ的な朝ごはんを楽しみました。よーく漬かったキムチとその汁、コチュジャンで、ありものを煮込み。
起きて体があったかいものを欲するなんて、いつぶりだったかなあ。
えのき、油揚げ、豆腐、さつま揚げとなると、冷凍庫からお餅を1個。酒、薄口醤油も少々入れて煮て、仕上げに青ネギ刻んで、ごま油ちょい。
農家さんからいただいた玉ねぎも入れたんだった。ありがたいですね、昨今。
涼しくて、猫たちも過ごしやすそうです。
グジュさん、すやすやと。
下半身。
涼しくて作る気になった第2弾、大鍋でパスタゆでました。
暑いとつらいんですよ、ホント。真夏に家でパスタ作ってもらってる人はその幸せ、かみしめてくださいよマジで。
先日作っておいたトマトソースに、しらすたっぷり入れて、ニンニクと唐辛子とオレガノで風味づけ。写真ではちょこんと飾りですが、ベランダで茂ってるバジルもたくさんのっけていただきました。うまかー。
さて、メトロミニッツ連載のWEB版がアップされてますよ。
つるむらさきの料理法を農家さんに見せていただきました。
今回、反響がすごかったです。
やっぱりつるむらさき、「もっと使い方をいろいろ知りたい!」という方が多いんだろうな。スーパーで見かけることは着実に増えてますね。
さて、話は変わります。
突然ですが、ハマってしまいました。のめり込んでしまいました。
『ザ・ファブル』という漫画です。
私のお盆休みはこの作品の熟読に捧げたといっても過言ではなく……。
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーすごいんだ、かくも「続きが気になってしょうがない、次が読みたい!」という気持ちになったのはいつ以来だろう。『ガラスの仮面』読んだときもこんな気持ちになったなあ。
裏社会もの、殺し屋の話なんです。私、その手の話はきらいで敬遠してきたんですけど、なんか『ザ・ファブル』は読んでみたくなって(よくある「3巻までは無料」みたいなのになってて、つい読んでしまい……)。
まんまとドハマり。
画に色気があって、実に魅力的な「黒」を描く作家さんですね。いや話が黒いんじゃなくてシンプルに黒色を使った絵が実に深くてうつくしい。主人公とその周辺がめっぽう強いんですが、「いきり」が皆無なんですよ。
そして己が育ちに対する憐憫や、強さに対するナルシズムも全然なくて、ドライで、それがとてもよかった。だからといって非情なキャラクターでもなくて魅力的なんですねえ。全巻を3回も読み直してしまいました。
あと、今さらですが『イカゲーム』をほぼ一気見。
(以下ネタバレあり)ホリエモン似の男と西原理恵子似のふたりの“みちづれ”、素晴らしかったですね。あのときの女性の表情! 役者だなあ…と拍手してしまいました。高所恐怖症なので手に汗かきまくりでしたが。
とにかくなんの前知識も入れず見たので、かなり引き込まれました。後味の悪さの突き抜け方よ。「知らない人についていっちゃいけません」という教えは正しいねえ……。
あの刑事さん、007とか国際諜報部員レベルですよね。「この国の警察はそんなにちゃんと動いてくれないよ」的なセリフ、我が国のことも思い出して気持ちが重くなったなあ。そしてイ・ビョンホン出てきたシーン、びっくり。
などと語りたいことはいろいろですが、とりあえずここまで。
ある朝、突然食べたくなった鮭茶漬け。
鮭ほぐして、海苔と細ネギ、わさび、いりこだし(酒、塩ちょい)をかけていただきました。うまいなー。わさびが肝心ですね。
昔、永谷園のお茶漬け好きだったなと思い出しつつ。あの浮世絵カード、集めてた同級生の顔まで浮かんできました。達者でいてほしい。
川越・『龜屋』(かめや)さんの夏季限定レモン最中、ツレがおみやげに買ってきてくれました。さわやかで、よかったですよー。ここの普通の最中もおいしくて、ファンなのです。
スーパーではちょっと傷んだ桃が半額以下に。
傷んだといっても腐ってるわけでもなく、誰かが押したであろう1か所ぐらいが黒ずんでるだけでね。なんか、悲しくなっていつも買ってしまう。
食べる20分前ぐらいに冷蔵庫に入れて冷やすぐらいがいいようですな。とても、おいしかったです。
まあそれはともかく、あの酷暑がもう戻ってきませんように。
そこそこいい陽気で、夏が続くといいですな。8月もあと9日か。
みなさま、お体ご自愛ください。
しらいのりこさんとの毎日連載「のっけて、食べる」も引き続き、よろしくお願いいたします。毎朝7時に更新されてますよ。
ではでは。