どうしたことか、いちごミルクが食べたくなった。
スーパーに行ってみれば、ちょっと見映えの悪くなったいちごが安くなっている。渡りに船、よく熟していて都合がいい。
しかし、いちごミルクなんて何十年ぶりだろうか。おそらく小学生以来だから、30年はゆうに経っている。いちごの形をした平たい先割れスプーンのような専用カトラリー、あれはいまでも売っているのだろうか。
つぶしていくうち、牛乳が次第にピンク色に変わってくる。これを飲むのが好きだったんだよなあ。今回はやらなかったけど、やっぱりちょっと砂糖かけたくなる。ビタミンもカルシウムもとれて、お菓子ほど甘くなく、いいおやつだ。
ツイッターでたずねてみれば、練乳をかける人あり、砂糖かけない人あり。「昔のいちごはもっと酸っぱかったから、砂糖は必須でしたね」という方も。
懐かしい味でした。
河瀬璃菜さんという料理家研究家さんがインスタで紹介されていた、「食パンをコーンポタージュにひたして、チーズとハムをはさみバターで焼くクロックマダム的なもの」がどうにも気になり、実践してみました。
たまらんねえ……。
うん、コツはつかんだ。次回はもっと軽くパンにひたし、焦げめ強くしてベーコンでやってみたい。パセリもっと多くていいな。
おいしいレシピを河瀬さん、ありがとうございました!
新刊が出ます。
『たまごかけご飯だって、立派な自炊です』
サブタイトルは「たまごで養う自炊力」、版元は家の光協会(JA、つまり農協さんの出版社です)。
「料理はほぼしてない」人に向けて書きました。値段も安定、栄養バランスを補いやすく、食の満足度も得やすいたまごを使っての自炊力アップガイド。
レシピ本というより「こんなことからでいいのか」の自炊はじめ案内書、といいますか。「料理していて陥りやすい穴」を避けるためのあれこれをコラムにもしています。
私が料理を始める前に知っておきたかったことを詰め込みました。
あと、イラストレーターで陶芸家の山中正大さんに書内のイラストをお願いすることができました。もう実にね……かわいいんですよ。嬉しくて、嬉しくて。ぜひご覧になってほしいです。
2月17日頃には書店に並ぶと思いますので、よろしくお願いいたします!
猫たちも元気にしております。
それでは、また。