白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

アンバサダーとしてマカオ旅行、2日目。

5月23日(木)

マカオ政府観光局のアンバサダーとして現地を旅してきました。マカオからの発信旅、2日目

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「まち歩きが楽し過ぎる。ちょっとのつもりが、戻れない」 

 

23日の朝、思わずこんなことをツイートした。早起きしてホテル周辺をちょっくら散歩のつもりだったのに、林立するビルやカジノ場のデザインを眺めるのが楽しくて、相当な範囲を歩き回ってしまったんである。

 

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 たまらないパビリオン感。

 

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  子どものころ、藤子・F・不二雄先生の『21エモン』という未来を舞台にした漫画を読んで興奮した気持ちが、歩くごとによみがえってならなかった。未来的なるものと旧きものが混じり合ったその景観。それぞれの建造物の中に富と欲と洗練と猥雑といった、いろんなものがギュウッと詰まっていて、たしかな生命力を孕んでいるような。

 毛色のまったく違うエリアが隣り合っているんですよ。ちょっと歩くだけで風景が、雰囲気が変わる。まちの個性がガラッと変わる。己が足で歩いているのに、なんか瞬間移動しているような、転送されたような不思議な気持ちになる。

 

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 近代的な高層建築のすぐ横に、年季の入ったアパートメントがたたずむ。ギャップの連続、たまらなかった。しびれた。何枚写真を撮ったことか。

 

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忘れがたい福隆新街。

ツイッターで、フォロワーさんが「お店がまだ開いていない、朝の時間がおすすめ」と教えてくれ、8時台に訪ねてみた。

 

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 かつて遊郭だったという福隆新街。その名残というか花街独特の風情、たしかに感じられた。白粉の匂いがふと漂うような。あの窓この窓の向こうにいた「籠の鳥」は、どんな表情でこちらを見下ろしていただろうか。

 ちなみに福隆新街のポルトガル名はフェリシダーデ、「幸せ」を意味するらしい。

 

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 突然のどしゃ降り。

ちょっと歩くのは無理なほどの強い降りだった。5月~8月にマカオを旅するなら、折りたたみ傘は必携という。しかし私は持たずに来たので、コンビニで62パタカする傘を買う羽目になった。日本円で806円ほど。

 

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 マカオの人々はすっかり雨慣れしている感じで、降り出したらそのへんにある屋台や喫茶店にサッと入る。「お茶の一杯でも飲んでいれば、じきに止むさ」と言われているような気になった。

 福隆新街のひとつ東側、細い路地にあった屋台。サンドイッチや焼きそば、インスタントラーメンをその場で作ってくれる。出勤前の朝ごはんとして来ている人も多いようだ。コーヒーやコーラだけ飲む人も。

 マカオは細い路地歩きがたのしい。たくさんの屋台があった。どこも130円ぐらいでお茶ができて、軽食入れても500円以内でほぼおさまる。

 

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 散歩にはそりゃ晴れているほうがいいが、雨に濡れたまちの表情というのはまた別物。どちらも見られるというのはラッキーなのだ。

 時間は朝の9時台、通勤通学するひとでまちはいっぱいだった。中学生ぐらいの男子の憂鬱そうな、いかにも「かったるい」といわんばかりの表情が心に残る。私もあんな顔をして中学校に通っていたな。小さな子を保育園や幼稚園に連れていくお父さん、お母さんたちの朝の表情、日本となんら変わらない。おつかれさまです。

 

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ポルトガル人学校の壁。

 

さあ、そろそろ朝食にするか。

 

聚龍酒家

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マカオに毎年行くという 丙ウマ・サーマンさん(@hinoeumathurman )がおすすめしてくださったお店。朝8時からやっている。

 

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 点心の種類は約70種類、そのうちから3品ほどお願いした。朝から本格的な点心が楽しめるとはうれしい……というよりも、点心って中国的には朝に食べるものなんだな。

 店内は広く、しつらえも豪華だが訪れている人たちはごくごくカジュアル、本当に「朝食を食べに、近所から着の身着のままやってきた」という感じ。私のとなりにはランニング姿の戸浦六宏似のおっちゃんがチャーハンを食べていた。

 

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 お茶はたしか10パタカだったかな、130円ぐらい。かなり蒸し暑かったが、やっぱり熱いお茶が出てくる。しかし、暑いときに熱いお茶というのはいいもんだ。そして店内はかなり冷房が効いている。マカオでは「外=蒸し暑い、レストラン内=冷房しっかり」のパターンが多いので、苦手なひとは羽織るものを忘れずに。

 付け加えると、今回のまち歩きではシャツの下にエアリズムを着たのが相当役立った。汗がすぐ乾いて、シャツをぬらさずに済む。汗拭き用のタオルやハンカチ、下着類は必要と思う3倍ぐらいを持っていけばちょうどいい。

 あ、傘はホテルで用意してあることも。私は買ってから気づいた(涙)。行かれた際にはお確かめください。

 

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 ホタテの載ったシュウマイ、チャーシューとクワイ(多分)入りの腸粉。朝からなんとも贅沢な気持ちになれる。ニラとエビ入りの春巻きは、いささか味つけが濃く、ビールがほしくなってしまったな。しめて121パタカ、1570円ぐらい。

ごちそうさまでした。

 

マカオナビの記事を参考にしてオーダーしました。

macau.navi.com

 

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 そうこうするうち、雨は止み青空が。左手の大きな建物はマカオのランドマークのひとつ、ホテル・グランドリスボア。蓮の花をイメージしたデザインだそうで、蓮の花はマカオのシンボルでもあるのだとか。夜のネオンがまたすごい。後に出てきます。

 

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 先の聚龍酒家からすぐの加思欄花園にて。清掃員のかたがかぶられている傘がかわいい。園内ではサルスベリやバラが咲いていた。

 

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 私がマカオで最も惹かれたのは、集合住宅の外観だった。そのベランダというか窓柵の個性あるさまが見ていて実に面白い。見上げてばかりで、なかなか目的地にたどり着けない。最後のほうはそれらを見たくて外出するようになっていた。

 

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 あの柵の向こうで、どんなひとが暮らしているんだろう。家族のありようを想像してみる。きょうの昼餉はなんだろうか。鉢植えを置いているひとも多い。マカオは園芸好きが多いのだろうか。

 

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 いい風が吹いたんだ、シャッターを切った瞬間に。

 

ラザロ地区

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 あてどなく歩いて、ふとこのエリアに入り空気が変わったのを感じた。時間の進み方いきなり2テンポほど遅くなったかのような。いや、時間が過去に戻っていくかのような。少し色がセピアがかるといえば言い過ぎだけど、隔絶されたような感じがある。調べればラザロ地区といって、かつては中国人カトリック教徒が住んだ地区だという。 

 

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 聖ラザロ教会。

奥は中学校で、子どもたちの声が響いて聞こえてくる。笑みが混じったような童声のにぎやかさは万国共通だ。

 

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 静かだった。ぐっすりと寝ている子どもをのせたベビーカーが1台通り過ぎる。

 

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 既視感におそわれた。まったくなじみのない風景なのに、どうにも懐かしい。そんな気持ちになれる場所がマカオには多くて、誘われるようにまた違う道を、また別の道を歩きたくなる。こんな気持ちが私にとっての旅情なのだ。

 

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 はてさて、のどが渇いたぞ。そうそう、熱中症対策もしっかりしなければ。水を買いに入ったこちらのお店、ケーキショップとあるが、パンやドリンク類も買える。なんというか……デイリーヤマザキみたいな感じのお店。似たようなお店がマカオ半島にはあちこちにあった。

 

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 暑そうにしている私にペーパータオルを差し出してくれたおねえさん。ありがとう。ミネラルウォーターはここでも常温と冷蔵されたのが選べた。日本でも最近は常温売り、増えていますな。

 

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 マカオの商店、入り口わきにこのような祠というか、お線香立てを置いているところがとても多い。果物などの供え物をしている店も多数。ツイッターにあげたところ、中国のかたが「道教の流れをくむもの」と教えてくださった。

 

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マカオのポスト。

 

義字街周辺のにぎわい

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義字街というエリアにはたくさんの露店が並び、さながらアメ横のような活気があって通るだけでも実に楽しかった。しばしその模様を。

 

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道咩卑利士街という通りにはたくさんの食材があふれていた。 タケノコ、春菊

、ニンジン、カボチャ、パプリカ等々、なじみのある野菜も多い。菜花など一体何種

あったろうか。太刀魚の干物があって、紀伊半島の先のほうでも同じものがつくられているのを思い出す。そら豆の皮をむく人、啖呵売、長もやしだけを売る人、蒸気の中ずっとマーラーカオ(蒸しパン)を仕込む人、鶏をあぶり続ける人……マカオの様々な仕事の形がそこにあった。

 

紅街市

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1936年に建てられたという公共市場、紅街市。別名、レッドマーケット。壁の赤レンガからこう呼ばれるようだ。1階が野菜と乾物、2階が魚介類の売り場になっている。

 

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 マカオの厚揚げはなかなかにおいしかった。差し出してくれた売り場の女の人の笑顔がよみがえる。「大生魚」という活魚、アナコンダのような模様が忘れられない。まさに「蠢く」という感じで迫力だった。調べてみたがどうにも和名が分からない。

 その脇にいたドジョウ、あんな太いのは私は日本では見たことがない。「絶対に生き延びてやる!」と言わんばかりに狭い水槽内を行き来していた。対照的に、淡々と魚をさばき続ける人、貝をむき続ける人。魚の浮き袋だけが盛られたカゴもあった。タイ料理ではあれを揚げてヤムにしたりするが、マカオではどう使われることが多いのか。イトヨリやマナガツオなど、見慣れた魚も多かったな。

 まだ日本を離れて丸2日も経ってないが、むしょうに料理がしたくなってきた。

 

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 八百屋さんでよく見かけたこの菜っ葉、紫色がうつくしい。名前がどうにも分からずツイッターでたずねたところ、「アマランサスの一種」「ひゆ菜、と呼ばれるもの」と教えていただいた。なんと中国のかたからも「苋菜と言います」とも。

 ありがとうございました。 

 

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 聖ドミニコ教会。

マカオには世界遺産が29カ所あり、そのうちのひとつ。クリームイエローの壁面が実にうつくしかった。入場は18時までらしく、このときちょうど18時なるかならないか、手前の女性が「お願い、入れて」的に懇願していたっぽいのだが、ガードマンに阻まれる。やさしい笑顔だがしっかりした「NO」だった。そしてこの女性はかなり粘ったが、ダメだった……。

 見学は余裕をもっていこう。

 

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大同広場の泉。妙に落ち着く場所だった。

 

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 マカオ、高低差がけっこうあるんだがエスカレーターがあったりエレベーターがあったりでかなり助かる。人々が流れるほうについていくと見つかることも多かった。雨が多い地域だからかアーケードや雨よけがついているところも多い。そして防犯カメラもあちこちに。プライベートの問題もあるけど、観光客としてはカメラの多さは安心感にもつながった。

 繰り返すけれど、雨季のマカオを散策するときはどうかマメに水分補給してください。マカオの人々はやっぱり蒸し暑さに慣れているのか、私のようにだらしなくダラダラと汗をかきまくっている人はまったくと言っていいほど見当たらなかった。

 

昼食は『利多』で

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 昼食は『利多餐廳 Riquexo』へ。

ブロガーの酒徒さんの記事を読んで、どうにも惹かれたのだった。マカオ料理(マカニーズ)の店。

 

blog.livedoor.jp

 

 まずバットに並ぶおかずからメインを選んで、ごはんを頼む。食べてみたかった「ミンチ」(豚そぼろ炒めと角切りジャガイモを合わせたもの)と鶏のカレー炒めをオーダーして、相がけに。

 酒徒さんが書かれていたように味つけは穏やか。しかしボケた味わいでは決してない。地元の方の家にお邪魔したような気持ちになり、嬉しくなった。「キメキメの味」じゃないものを旅の途中でいただけるのはホッとする。

「ごはん足りなくない?」

「もうちょっとお茶いる?」

 店員さんたちがさりげなく気を使ってくれる。みなご家族だろうか、息のあった感じで、男性ふたりは英語も堪能だった。ご主人は100歳にもなろうかという女の人で、店の奥に座って悠然と微笑まれている。彼女と記念撮影する客もいた。

 欲張っておかず2つも頼んだから腹はいっぱい、けれどプリンがあまりにも魅力的だったので注文してしまった。おや、温かい。そしてしっかりと甘い。小さい頃、家で作りたてのプリンを食べた記憶がよみがえる。

 なんだか涙腺にくるおいしさだった。再訪したい一軒である。

 

 しめて129パタカ、1700円しないぐらい。私がふたり分食べてデザートも頼んでいるので、納得の料金だった。

 

 

夜は『佛笑樓餐廳』でイワシ

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 昼食のあとはホテルに戻って洗濯、シャワーを浴びてちょっと昼寝して、ホテルのプールで30分ほど泳ぐ。高級ホテルでもなんでもないが、小さなプールとジムがついててありがたい。日も暮れてきて、ほどよく腹も空いてきた。朝の散歩中に見つけた店に行ってみよう。

 

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  福隆新街にて出会った看板、妙に心に残っていた。検索してみればポルトガル料理店だ、3階まであるそうな。予約もしていなかったが、19時半ごろにうかがって問題なく席につけた。

 「何か飲まれますか、ビール、ワイン、それともお茶?」

  ホールの女性スタッフから英語で話しかけられる。思わず「冷えたビールはありますか?」と問えば「Sure」と返ってきた。『SAGRES』というポルトガルの缶ビールが出てきて、彼女がグラスに注いでくれた。

 あああ……やっぱり冷たいビール、たまらんッ…………! 自分で言うのもなんだが万感の表情だったと思う。さっきのスタッフさんが笑って「ビール好きなんですね」と話しかけてきた。マカオの人だろうか。

「いいえ、私はフィリピンから働きに来ています。もう5年ぐらいマカオにいるかな」とのこと。30歳前後ぐらいだろうか、きれいで聞き取りやすい英語だった。

 メニューとしばし、にらみ合う。中国語とポルトガル語と英語の併記。3つ合わせてなんとなく料理のイメージが広がる。「ベジタブルサラダ」の文字に胃が動き出した。「ライト・ビネグレット・ドレッシング」の文字だけで唾液が出てくる……生野菜をもりもりと食べたいぞ。メインはイワシのグリルをお願いする。

 

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 サラダはキュウリ、ニンジン、紫タマネギ、トマト、セロリがどっさり、実にシンプルだ。イワシも身離れがよく、味が乗っている。焼き加減もほどよく、大満足だった。ビールを2缶飲んだあとは、グラスの白を。香りは甘やかだが後口はすっきり、好みの白だった。イワシのエキスがたっぷりのオリーブオイルにパンをつけ、時にサラダの生野菜をつけてつまみとする。イワシに添えられた焼き野菜がまたうれしい。

 店内はほぼ観光客のようで、次第に客も増えてきた。お会計してみれば483パタカ、6300円ぐらい。ここでも私はゆうに二人分を食べているので、納得。お酒は飲まずにお茶だけのひともいた。

 

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夜景とネオンを楽しみつつホテルに帰る。マカオはまだまだ眠らないけれど、お先に休ませてもらおう。