白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

新刊『自炊力』が発売になります(光文社新書)

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書影が出たので初告知です。


新刊『自炊力 料理以前の食生活改善スキル』(光文社新書)が来週14日に発売になります。
 

経済的かつ自分なりのおいしさで、栄養バランスも考えられる総合力としての「自炊力」をいかに養うか。今は難しいけど自炊したい人、日々の食はコンビニ頼りな人に向けての、「こんなことからでOK」というヒント集のつもりで書いています。
 

スープ作家の有賀薫さんと、女子栄養大学出版部編集委員の監物南美さんにもご登場いただき、それぞれ「楽しく、ラクに料理を続けていくコツ」、「知っておきたい栄養と料理の関係」をテーマに対談もさせていただきました。
 

料理を始めたい人への指南書は世の中にごまんとあります。けれどそれらはもう「料理する」という決意と準備が整った人のためのもの。あるいは料理にもとから興味がある人、調理を好意的に捉えている人のためのもの。

  • そもそも興味はないが、状況的に仕方なくやってる
  • 面倒だからやりたくないけどやっている。
  • 料理を面倒と思ってしまう自分ってダメ人間…
  • 料理どころか、買い物からして面倒でつらい
  • 料理できない自分が、恥ずかしい
  • なんで料理ぐらいも私はできないのだろうか

料理に関してネガティブになってしまっている人、世の中にはいっぱいいます。私はフードライターという仕事柄、かなりの数の料理上手さんと接してきました。でも「料理はちょっと…」という人の方が、世の中多いわけですね。

そんな方々に向けて、上記のような方々に向けて、「こうやったら料理上手になるよ、おいしく作れるよ」という本はごまんとあるけど、そうじゃないタイプの本があってもいいんじゃないかな、と思ったんです。
 

「全然それでOK。今のままでいい。ただ『食』って毎日のことだから、こんな感じでやるとちょっと楽かもよ。たのしいかもよ。栄養も考えられたらベターじゃないかな。こんなこと知っておいても、損はないよ」ってな感じで、今まで自分が知ることができてよかったな、と思うことを詰め込みました。
 

たとえばコンビニが食生活のメインの人が、なるたけ楽に、コンビニ内で買えるもので栄養バランスアップできるような方法も書いてあります。

自分で組み合わせて買える力、何かをちょっと足して食事内容をより良くする力も私は「自炊力」のひとつだと思うのです。

そこから料理にちょっと興味が湧いてきたら「こんなことやってみたら」「こんなトライはどうでしょう」なんて提案、または「○○ができなくても全然恥ずかしいことじゃない」的コラムなども書きました。

 

お手にとってみてください。
よろしくお願いいたします。
 

白央篤司 拝

 

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