白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

粉もんと酸っぱい食事の日曜日

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日曜の朝、ツレがホットケーキを焼いてくれました。ありがたいことです。

たっぷりかけているのはハチミツ、千葉のインド料理店『シタール』さんが販売されている「インド産  野生黒蜂蜜」が濃厚で香りがよくて、とてもおいしい。それでいて重くないんですよ。

 

 

そして。

 

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夜はお好み焼き、これまたツレ作。粉もん2連発ですな。

 

ツレは大阪育ちなんです。

昔、何の気もなしに「お好み焼きとか作る?」とたずねたところ、「あのな。大阪人だからってみんながお好み焼とかタコ焼き上手に作れるわけちゃうねんで」と返されたことがありました。

 

なるほどな。

大阪出身というと「お好み焼き作るの上手そう」とか、実際に「お好み焼作れるでしょう? 作ってよ」と言われてきたこと、あるのかもしれない。そういうプレッシャー、あるのかもしれませんね。

 

でもやっぱりたまに食べたくなるようで、以前に買ってきたお好み焼き粉のあまりで作ってくれました。「久しぶりに作るとあかんわ、粉っぽいなあ。焼き加減はキャベツを焼くような気持ちでいいねんて。だから粉はホント少なめにやればいいらしい」とかなんとか。

いや、うまかったよ。

 

ごちそうさまでした。

 

 

 

f:id:hakuoatsushi:20181022042821j:plain順序が逆になりましたが、昼は具だくさんの酸辣湯風スープ。

 

この2~3日、私がどうにも体調悪かったんです。だるさが抜けないというか、疲れやすいというか、溜まっていた“おり”があちこちから出ている感じ。ひどい腰痛も続いていました。

なので朝夜ツレがごはん作ってくれたんですが、昼は冷蔵庫整理もしたかったので、酸っぱい春雨スープを自作。しんどいときは、酢を欲しますな。

 

ショウガとニンニクとネギの青いとこ、水からじっくり火にかける。

プラス、余ってたダシ、白菜、鶏もも肉、冷凍庫からトマト、キノコ2種(エノキ、ブナシメジ)、乾物棚からキクラゲ、春雨、糸寒天。

米酢、黒酢ナンプラー、酒、コショウで調味。仕上げに細かく刻んだネギ、パクチー茎、春菊も投入。最後にとろみづけ。

 

 

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菊花も散らしましたよ。

 

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近所のスーパーで秋田産のが安くて、思わず手がのびました。新潟や山形、秋田ではこの時期欠かせないものです。残りはおひたしにしようか、酢のものにしようか。

 

あ、そうそう。

 

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酸っぱいスープといえば、土曜のお昼もでした。

 

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中華三昧の『酸辣湯麺』がうまい、という評判を聞いて買ってみたんですよ。確かに完成度高い。しっかりとろみがついて、作りやすくていいもんですな。

いろいろ自分なりにカスタマイズしたくなる。こちらも黒酢たっぷり、花椒ラー油も入れて楽しみました。

 

今週を無事に過ごせますように。