白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養や減塩をテーマに記事を制作しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通、『栄養と料理』、『ホットペッパー』、農水省広報誌などで執筆中。

タケノコを炊きつつ、『健康を食い物にするメディアたち』を読む。

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朝に味噌汁。

高野豆腐に三陸ワカメ、そしてたっぷりのきぬさや。色調補正まったくせずにこの鮮やかさ、春の緑ですね。歯ざわりが好きなんだなあ。

 

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遅ればせながら『健康を食い物にするメディアたち』(ディスカヴァー携書)を読みました。バズフィードの記者である、朽木誠一郎さんの本。なんと群馬大の医学部を卒業されているんですね。

ともかくも、オビにあるように「医療デマから身を守る」ために必要な情報がたくさん詰め込まれています。

 

世の中にあふれる、デタラメな医療・健康情報の数々。「健康になれる」を法にひっかからないようにうたう商品の数々。

それらはときに病人の命を縮めることもありますね。この大検索時代に、どうやったらより有用で、正確な情報を得られるのか?

気をつけるべきポイントが分かりやすく書かれてありました。うちの親、健康食品のたぐいが大好きなんですよ。一冊送って読ませたくなったなあ…。

 

人間って自分にとって都合のいい、夢を見させてくれるような情報についついすがってしまうもの。健康や美容に関する情報って、特にこの傾向が強い。そこを突いて儲けんとする現代ビジネスの仕組みについてもいろいろ書かれてあり、勉強になりました。

そしてこの本は同時に、より良い情報をどうやったら発信できるのか、有害な情報をどうやったら駆逐できるのか、そのことに関して悩み、奮闘したメディア人の記録でもあります。「医療情報と報道」に携わるものなら必ず感じるであろうジレンマ。その点がひしひしと伝わってきて、読み応えあり。

 

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さて、本を読みつつタケノコの下ごしらえも終了。米ぬかと唐辛子でじっくり1時間フツフツと煮て、アク抜き。これやってるときの香り、好きなんです。

このタケノコ、安すぎるぐらい安かったのでちょい心配でしたが、なかなか良い味。ホッとしましたー。

 

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狙うグジュ。

 

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タケノコ、まずは実山椒と照り焼きに。

まず油ひいて、片面1分ちょいぐらい焼きます。このとき、いじらないの大事。軽く焼きつけたら返して酒・みりん・醤油・砂糖に実山椒。実山椒なければ最後に粉山椒パラリでもOK。

自分で言うのもなんですが、うまかった…。休酒をちょっと休んで(ややこしい)、ビールをグイっと。ああ、しあわせだ!

 

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タケノコのソテー、バターナンプラー風味。

半分に切ったプチトマトと一緒にタケノコをバターでソテーして、最後に火を強くして、軽くナンプラーふりかけ。バターとナンプラー、意外な取り合わせでしょうが相性いいんですよ。このぐらいのタケノコ量に対して小さじ3分の1ぐらい、ほんのちょいがポイント。あくまで香りづけです。

 

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シメはやっぱりタケノコごはん。今回はカツオと昆布のだしに醤油で炊きました。

 

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おにぎり2つ、翌朝用に。やっぱおにぎりはアルミで包むに限る。

 

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この日は、ずっとほしかったミヤコワスレの苗にも出合えて嬉しかったなあ。早速鉢に植え替え。大きくなってくれますように。