京都・早朝、花見小路に入ったところです。
すぐ近くにあるカプセルホテルによく泊まるんですが、5時過ぎに目が覚めたので丁度いい機会と思い、散歩してきました。
思ったほど寒くもなく。
サイレンス。
歩いてる人、私だけでしたね。
もっと早朝探索する観光客、いるかと思ったけれど。
風もなく、静まり返っており、足音を気にして歩みました。
こういうお飾り、祇園では一年中つけているのもめずらしくないのだそう。
「笑門」の文字。ツイッターに上げれば「お伊勢さん信仰じゃないですかね」というご意見が。いつか祇園のかたにうかがってみたい。
歌舞練場の裏手。
だんだん空の色が変わってきた。
白み始めた空と、八坂さん。そして月。
ふり返って、四条通り。横断歩道の中ほどで撮っています。
門の向こうが知恩院に続く道です。
夜と朝の間はあっという間ですな。
知恩院、中学の修学旅行で行ったのを思い出しましたが、具体的な記憶が全然よみがえらない…。何しに行ったんでしょうねえ。
ホテルで寝直して、早めのチェックアウト。
朝9時の、四条大橋からのぞむ鴨川です。存外にあたたかく、風もおだやか。
東華菜館はこの日改修でお休みのようでした。昔、週刊誌の仕事で取材したなあ。
小料理屋さんの手水に薄ごおり。
さあ、錦市場を目指します。
錦市場スナップ
9時台の錦はまだお店も開けたて、品物もこれから出そうか、という感じ。
観光客も少なくて、うろうろするにはちょうど良い時間です。
毎度興味深く眺めてしまう、川魚専門店の『のとよ』さんからスタート。創業は明治45年とか。川や湖で獲れるものがいっぱい。雀焼きなんかもあります。
棚の下には活モロコやナマズなんかも。
ナマズをひと串いただいてきました。
朝いちばんに食べたものがナマズ、というのも貴重な経験ですな。
あっため直してくれるんですよ、香ばしくて実においしい。白身感と少々の獣肉感のミックス。「半助」をおみやげに買いました(後日のブログで詳述しますね)。
さあ、先に進みましょう。
昨日の黒門市場ブログにも同じようなの出てきましたね。
いい位置にナマコがいるなあ。『食堂おがわ』さんの見事なお通しを思い出します(詳しくは昨日のブログにて)。京都人はけっこうナマコ好きなんかな?
この水菜、いいでしょう、買ってこなかったことを後悔。ああ、この水菜でハリハリ鍋やりたい。京の正月雑煮に欠かせない「かしら芋」もまだ売っていました。
こちらは『川政』さん、いろいろ教えてもらいました。感謝。
おや、仏手柑が。ピンボケすみません。お飾りで使うそうですよ。
鯉のうま煮。鯉やらコブナやらモロコやら、錦ではたくさん並んでいます。
壬生菜(みぶな)の漬物。京の伝統野菜で、壬生地方で古くから栽培されていたと聞きます。青果店では生のものも定番の商品。
こちらも京の伝統野菜、堀川ごぼう。
堀川なんて聞くと近松門左衛門の『堀川波鼓』を思い出しますな。
春菊の西の呼び名は、菊菜。パッケージに春菊とあって、必ず商札に「菊菜」とあるのが、東の人間としてはちょっと面白い。
甘鯛(ぐじ)です。冬の京都に欠かせないもののひとつ。
この乾燥湯葉をひとつおみやげに。
10時になるころには観光客もかなり増えてきました。鴨川にもどって深呼吸。
うららかに晴れてくれたなあ、ありがたい。
フレスコ祇園店
四条大橋から歩いてすぐのところにスーパーがありました。
入ってみましょう。個人的注目ポイントがこちら。
あと2軒ぐらい別場所まわりたかったけど、今回はここまで。次回は近郊の市に目星をつけて、京都スーパーをもっと周ってみたいと思います。
旅に出るとさらに知りたいことが増えていい。
『いづ重』さんでおみやげ購入。できあがりを待っています。
バスで京都駅へ。
ギャンブルはやらないのですが、パチンコで大当たりすると玉がじゃらんじゃらん出てきますよね。あんな感じで観光客がそれはまあゾロゾロと出つづけてくるので、しばし眺めてしまいました。圧巻。
古都、観光客でパンクしているというのにも納得。
11:45発の「のぞみ」に乗車して、東京駅へ。
新大阪→東京間でよく見られる光景ですな。
乗車前に、京都伊勢丹でお弁当を購入。
3月6日まで限定出店していた大阪『六斎』のお弁当にしました。これで千円しないんですよ、ほんま充実の内容。「きっちりお得感を感じさせてみせます」という大阪イズムを端々から感じましたねえ。
ビール進むわー(笑)。
帰宅の巻
ただいま。
しばらく足元から離れず。うれしいもんですな。
まずはお茶で一服。
『たねや』さんで買ってきた、日牟禮餅(ひむれもち)がお茶うけです。なめらかなお餅にこしあんがつつまれ、わらび餅的にきなこ、黒蜜でいただきます。
お餅の食感がなんともいい。蓮粉なんですかね。きなこも黒蜜も要らなかったな。
京都『いづ重』さんでおみやげにした押しずし類。
夜ごはんはこれにお汁でも作って、簡単に。
鯖ずし。
今になって、「半分は明日までおけば味変わって面白かったろうな」なんて思っています。いじきたないね(笑)。
蒸しずし。
寒い時期の定番で、これは専用容器に入っていて、水少々ふりかけ、レンジにかけられるタイプのもの。便利になってますな『いづ重』さんも。
そして、おいなりさん。
しっかり甘めのすし飯に実山椒。
おいしいなあ。
おいなりさん、焼ネギ入りのバージョンもあるんです。今度の楽しみにしよう。
広島の『龍勢』を合わせましたよ。
旅中何ごともなく、無事に帰ってくることができました。ありがとうございました。
どこにいるのかと思いきや。
京都伊勢丹の紙袋が気に入ったようです。