白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養や減塩をテーマに記事を制作しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通、『栄養と料理』、『ホットペッパー』、農水省広報誌などで執筆中。

黒門市場の朝、近江八幡の夕暮れ、京都の夜

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西行も二日目。

大阪の朝、ホテルからすぐの風景です。

「ザ・大阪ってな画だなー」と思い、信号待ちで思わず撮ってしまいました。

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道すがらにこういうのを見かけると「大阪にいるなあ」と思いますね。

夏のものですが、冷やしあめは甘いジンジャードリンク。飲みものです。

 

黒門市場スナップ 

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さて、黒門市場を散歩しましょうか。

「大阪の台所」とも呼ばれますな。約200年前に魚売りが自然と集まって市場の体を成し、だんだんと発展していったよう。

その名のとおり、かつては黒い門があったそうですが明治45年の大火災で焼失と。現在は商売も様々に約150店舗が連なっています。

 

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明日のブログにつけますが、京都の錦市場でも剥きクワイやら見かけました。お正月の食べものというイメージが強いクワイですが、2月も食べられていますねえ。

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「うどん・そば」のお店。電話だと「ハイあそこでーす」って出るんだろうな。

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このホルモンセットって大阪だとよく見かけますね。

そして牛スジは大阪人の好物のひとつ。うどんやらお好み焼きやら活用法もいろいろ。

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かんとだき、と読みます。おでんのこと。

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冬の大阪といえば、ふぐですねえ。

高級食材でもあるけど、スーパーでもとらふぐが売られている。「ひと冬に一度は良いふぐを」ってな人、多いんだろうなあ。

 

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こちらのお店で燗酒用のフグヒレを購入。ちり酢も買いたかったけど、さすがに重い。

またの機会に。

 

さて、チェックアウトまで時間がまだまだあるので散歩を続けます。

旅の間は歩き回りますよ!

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瓦屋町二丁目あたりで見つけた、趣あるお宅。どんな人がお住まいなのか。

 

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あ、大阪名物 スーパー玉出 だ!

帰ってから調べればこちらは周防町店。さあ旅の楽しみ、スーパー観察を始めましょう。

以下が個人的注目ポイントです(このあとまた空堀町の玉出にも行ったので、2軒分のまとめ)。

  • カナダ産ロブスターが売られていて驚く
  • 冷凍食品の棚に「そばめし」あり。関東ではあまり見なくなりましたねー
  • お惣菜に「どて煮」あり
  • 牛スジ串(おでん用)6本で280円
  • バッテラ1パック228円
  • 紅ショウガ天1個48円
  • 「いわしたった揚げ」表記
  • ニュージーランド産牛スジがグラム1円(1円セールはこちらの名物)

店内にいた時間は朝の9時台、先ほどお店を上がったばかり…という風情の人がちらほら。水商売の人が多く住んでいるんでしょうね、このあたり。

 

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松屋町というエリア、初めて歩きました。おもちゃや人形、お菓子の問屋さんが多いんですね。東京でいうと浅草橋的な感じ。

空堀商店街 

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で、その近くをウロウロしてたら見つけたのが空堀商店街。昔ながらのお店が残っていて、実にいい風情でした。

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古くからありそうなお店と、

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現代的なお店が混在しています。

このホットドッグ屋さん、おいしそうだったなあ。昼を考えてガマン。またの機会に。

 

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このお漬物、本当に惹かれました。近所で買えるかたが羨ましい。上野商店さん、というお店だったと思います。発送してくれないかなあ…。

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スーパー発見。

大阪府内で18店舗を展開するサンコーさん。以下、個人的注目ポイント。

  • 長崎県産若ごぼう、一束380円
  • 八尾若ごぼう、一束480円
  • とらふぐ一匹3980円。「さばきます」の札が。ふぐ免許持ってる人がいるんですねえ
  • お、ちくわぶがある
  • 淡路島プレーンヨーグルトに惹かれる
  • 天かすの存在感
  • お惣菜に若ごぼう煮、1パック162円
  • バッテラ1パック298円
  • 米棚、この日のいち推しが近江米

 

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いい商店街だったなあ。

住んでいる人がうらやましい。さあ、チェックアウトだ。ホテルに戻ろう。

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帰り道にあった看板。ものすごく惹かれましたが残念、まだ開いてませんでした。

 

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ちょっといやらしい感じがするかもですが、うどん屋さんの看板です。

さて、なんば駅を目指して歩きますよ。「お昼はここ!」と決めていたお店があるんです。

 

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アメリカ村ニトリはえらいおしゃれ。

 

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道にちょいちょい迷いつつたどりついたのが…

 

難波『一芳亭』

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こちら一芳亭(いっぽうてい)本店です。

 

カルチャー全般で素敵な発信を続ける丙ウマ・サーマンさんの、

 というツイートを読んだら、行きたくてたまらなくなりました。

 

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しゅうまい 320円。

なんと柔らかな! そして香りのいい肉あんだなあ…。期待どおりのおいしさ。

ビール頼んじゃいました。おいしさにニヤけつつ、ひとり乾杯。

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そして楽しみにしていた、春巻(900円)。

タケノコやエビ、野菜がぎっしり、薄焼き玉子で包まれ、揚げられています。

ごちそうですねえ。はしっこのおいしかったこと! 

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テンション上がって、エビの天ぷら(490円)も頼んでしまいました。

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これ、小エビを衣でまとめて揚げてあるんです。大阪人のツレいわく「同じようなの、中華屋さんによくあるよ。こっちはないの?」とのこと。

あれこれいただき、充足。

から揚げや肉団子にもうしろ髪ちぎれるぐらい引かれましたが、旅行中に食べ過ぎは禁物。夜が楽しめなくなりますからね。

ちょうど12時台、老若男女たくさんの人が入れ替わり来店していました。隣はママ友らしき40歳前後の女の人がふたり。酢豚やらアラカルトでビールをキメていて、楽しそうでしたねえ。店員さんも愛想よしばかり、うれしい時間となりました。

 

さてこのあと高島屋でちょっと買い物して、

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豚まん食べたい気持ちを抑え、

f:id:hakuoatsushi:20180212112514j:plain飲みたい気持ち抑えつつ、

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JR難波駅へ。

滋賀名物のひとつ「赤こんにゃく」のことをもっと調べたかったので、近江八幡駅に向かいます。

 

 近江八幡にて

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ともかく、まずは『たねや』さんで一服。

近江八幡日牟禮(ひむれ)八幡宮ヴィレッジ、すばらしいたたずまいでした。

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横から見たところ、のれんが風に揺れてなんとも情緒が。中には店舗と、お茶屋さんが併設されています。

 このお茶屋部分がまた素敵なんだ。

 

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かまどのお出迎え。

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屏風の前にはお雛様。アップにしてみましょうか。

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炭火であったまれるの、うれしいなあ。

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黒ゴマしるこセット(480円)と、名物つぶら餅を2個追加で注文。

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自分で黒ゴマをすって、食べる直前にかけますよ。

上品なやさしい甘さで、体がホッとする…。疲れがスッと引きますね。

上品だけどしっかり満足できるぎりぎりの甘みに加減できるって、毎度すごいなあと思うことしきり。

 

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つぶら餅は粒あんを餅で包み、きつね色に焼き上げたシンプルなお菓子。カリっとした皮が香ばしくて、実にうまい。

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「おしるこに入れてもおいしいですよ」と店員さんがすすめてくれ、やってみました。ちょっと皮が柔らかくなって、これまた違うおいしさに。

 

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ごちそうさまでした。

 

 

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向かいに、たねや洋菓子ラインのクラブハリエもあります。

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このあんぱんを1つ購入。翌日の朝食にしましたが、皮がとくにうまかったなあ。

(ちなみに店員さんは「本日中にお召し上がりください」とのこと。ごめん)

 

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さてこの『たねや』さん、日牟禮(ひむれ)八幡宮の境内にあるんです。

近江商人の信仰を集め、かつては藤原不比等徳川家康も参詣したという神社。

素晴らしいおやしろでした…。

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素敵な能舞台だったなあ。

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おのずと、おごそかな気持ちに。

左のご神木にしばし見入ってしまう。

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気持ち、洗われたな。

頭から胸にかけて、なんか風通しが一瞬よくなったような、そんな瞬間ってありませんか。

 

境内ではご神職のかたが日陰で固まった雪を懸命にかき出されていて、その音だけが響いていました。

 

 来てよかったです。

 

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さて駅前に戻って、近江八幡でもスーパー観察。

『アル・プラザ近江八幡』内でいろいろ拝見、個人的注目ポイントがこちら。

  • はくさい菜(早摘みの白菜)が売られている
  • えび豆、1パック398円
  • いさざ、こあゆの佃煮は当然のようにある
  • 鮒ずしはもちろん数種売られていた
  • 「めずし」(ハス、オイカワ、ウグイ、アユ、モロコなど小魚でつくるなれずしの総称のよう)もあった
  • ハスの甘酢漬けもある
  • 鍋用フグ、フグから揚げ、フグみりん干しも人気のよう
  • すじこもあるにはあったが少量で高い。これじゃ人気出ないわなあ…
  • ちくわぶ発見
  • いさざ、川エビは生でも販売
  • こちらでも牛スジ、ホルモンは人気のよう
  • 近江牛は専用棚あり
  • 天かす、粉類、充実
  • 丁子麩も発見。すき焼きに入れる人が多いよう

赤こんにゃくに関する聞き込みもたっぷりできました。

通りすがりのみなさん、いろいろ教えてくださり、感謝です!

実際に食べて使っている人の言葉が何よりも、大事。

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近江八幡の駅。

さあ日も暮れはじめ。今夜は京都に泊ります。

 

祇園・東山の夜

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いつ以来かなあ。

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南座はただいま改修中。

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鴨川。

夏はデートスポットと聞きますが、さすがに寒さ本番の二月、静かなものです。

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四条大橋たもとにある、出雲阿国像。昼間見るといまいち冴えないんですが、夜はいいですね。ライト重要だ。

さあ、晩メシどころを探さねば。今回はノープランです。

 

『きみや』&『食堂おがわ』

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ずっと入りたかった『きみや』さん。

カウンターのみの居酒屋さんで、いつもにぎわっている印象。住所でいうと紙屋町になるのかな。のぞいてみれば1席だけ空いており、思わず「神様ありがとう!」と心で叫びました。ハレルヤ!

おいしそうな、楽しそうな「匂い」がするんですよねえ。

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どうです、この黒板! 

ワクワクするなあ、いいなあ、うれしいなあ。

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まずはお酒。新潟の『雪椿』をお願いしました。

 うん、ハズれませんね。写真撮ってもいいですか、と問えば「もちろん!」と弾む声。

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なんともノリよく、オープンな店員さん。「はじめて?」と話しかけてくれ、いろいろ説明・おすすめしてくださいました。

 そして、

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ご店主(笑)。

いや、おふたりでやっているのかな。忙しいこともあり詳しくはうかがいませんでしたが、とにかく陽気で、気さくな御仁。

この写真も何気なく撮ろうとしたらサッと入ってきてポーズ決めましたからね。いやーもういっぺんで好きなっちゃった。

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レンコンとワカメの酢の物、たしか350円ぐらいだったような。なにぶん安いので、さほど気にせずあれこれ頼んじゃいました。

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玉子たっぷりのポテサラ。

常連らしき隣の男女おふたから「初回でレンコンとポテサラか…うん、いいオーダーや」とお褒めにあずかりました(笑)。

「メニューにないものも、材料あれば作ってくれるよ」とのこと。

このあと両隣から「旅行?」「焼きそばおいしいですよ。初めてなら食べてみませんか」「せっかく京都来たんやったら〇〇って店もいいで」などなど、いろいろ話しかけられたり教えてもらったり、嬉しいやら驚くやら。

みんなこのお店が好きなんだなあ…というのが如実に、あったかく伝わってきました。

こう書くと押しの強い、ちょっと面倒な店と思われるかもですね。いや、最終的に鬱陶しいまでは来ないんです。

「適度な距離感保ちつつ、みんなが仲良くなっちゃう店」ってたまにありますねえ。

店のかたのご人徳なんだろうな。

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このだし巻き(400円)のまあ、おいしかったこと。

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きれいでしょう。

ゆっくりといただきました。

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最後帰るとき、「あ、記念写真撮ろうや」と言ってくださり、なんとカウンターの中へ招かれるという展開に(笑)。私、嬉しそうな顔してますねえ。

いい記念になりました。

また来ます!

 

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しばし夜の京都を散歩。

京都ならではのムードですな。花街もそれぞれ香りが違うもの。たまたまこのときは無人で撮れましたが、夜の祇園も観光客がわんさか。はい、私もそのひとり。

大阪は90%がアジア人で白人が10%という印象でしたが、京都となると半々という感じ。

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高瀬川、一部工事中。さてそぞろ歩きを続けていると…

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おや、なんとも見事なフグヒレが。

f:id:hakuoatsushi:20180212170845j:plain『食堂おがわ』さん。

うーん……どうにも気になる。

良店の予感。

一度通り過ぎたんですが、なんか入らなきゃいけない気がして戻りました。

よし、思い切って入ってみよう。

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カウンターだけのお店で(12席ぐらい)、またしても1席だけ空いてました。

一見だし断られるかな…と思ったんですが(食堂とありますが、中の風情は完全に小料理屋さんのそれでした)あっさり「どうぞ」と。

 

うん、ツイてる。

 

こちらもまた、なんとも魅力的なメニュー黒板でしたよ。

さあ、まずはヒレ酒でしょう!

 

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おおお

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おおおお

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おおおおおおお

 

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「はいどうぞ」

燗酒がじっくりと注がれるその間、期待と幸福感がすごーく高まってゆくんですねえ。

 

思い切って入ってよかった。

空いててよかった。

竹司じいちゃん、イセばあちゃん、ありがとう

(心でソッと手を合わせる)。

 

ヒレ、一体何枚入ってたんだろう。のっけからテンション上がるなあ。キンキジャクヤク!

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お通しはナマコ。素晴らしいナマコでした。

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さてこのおもち、なんだと思います?

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からすみが入ってるんですねえ。

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なんともまあ、楽しいおつまみ。

ご店主とおぼしき男性、「どこかで飲んできたな」と察してくださったんですね。からすみもちは2個セットで売られているんですが「1個でもできますよ」と声掛けしてくれました。

うれしい心配り。

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冷酒も頼みたくなって、「しっかり、うま味濃い目のものを」とお願いしたら、滋賀は高島市・上原酒造の『不老泉』を出してくださいました。

うん、好みドンピシャ。

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酒器やうつわも素敵でしょ。肌なじみのいい、あたたかい手触りのものばかり。

 

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そしてお待ちかね、かぶら蒸しの登場。

冬の京都に来たら、やっぱりこれをいただきたい。

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おがわさんのかぶら蒸しは甘鯛(ぐじ)がたっぷり入っていましたよ。

ああ、充たされました…。

 

ごちそうさまでした。

ご主人の鯖ずしの巻き方見られたのもうれしかったな。両隣のかたの料理を見ていたら、焼き物も揚げ物もけっこう量がたっぷり。今度はふたりで再訪して、またじっくり頂戴したいと思います。

 ちなみに以上で4千円ぐらい。もっとするかと覚悟してましたが、なんとも良心的。

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特に店も決めずふらついた京都の夜、『きみや』『食堂おがわ』と縁に恵まれました。

ありがたいことです。

 

私は、予約するってのがどうにも苦手なんですね。

するときもあるけど(誰かと一緒のとき)、ひとりならばフラフラ歩いて、なんとなくピンと来た店に入りたい。そのときの気分で食べるもの、飲むもの決めたい。第一、予約するとその時間に合わせてもろもろ動かなきゃいけなくなる。

旅は「その場その場」でありたいのです。

 

さあ、宿に帰ってぐっすり寝よう。

各地で食に関する聞き込みもたっぷりと出来ました。

長編の関西二日目、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。