白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養や減塩をテーマに記事を制作しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通、『栄養と料理』、『ホットペッパー』、農水省広報誌などで執筆中。

群馬県の法師温泉へ行ってきました。

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群馬県みなかみ町にある、法師温泉に行ってきました。念願成就。ずーっと昔からここ、行ってみたかったのです。憧れの場所でした。

最初に、到着までの道のりをメモ。

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まずは高崎に出まして、

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上越線に揺られて50分ぐらい、後閑(ごかん)駅へ到着。ここからバスに乗りかえます。

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30分ほど乗って猿ヶ京(さるがきょう)停留所まで行き、ふたたび違うバスに乗り換えます。

 

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山道を揺られること15分。たどりついた三国峠の谷間に…

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法師温泉・長寿館があるわけです。

ああ、着いた。とうとう来たんだな…。降りた瞬間、テンション上がりましたねえ。。。ちなみに、法師温泉には長寿館しか宿はありません。

 

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さあ、入りましょう。

 「お疲れさまでした」と番頭さんらしきかたが出迎えてくれましたよ。

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 正面玄関を入ったところ。

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館内からの眺め。真ん中に流れるのが法師川です。

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この渡り廊下の部分、中から撮ってみると…

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こんな感じ。

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今回泊まった部屋です。かつて与謝野晶子・鉄幹も泊った部屋だそう。一緒に行ったツレが「みだれ髪! みだれ髪!」と何度も言っていました。憑依したのでしょうか…。

どうでもいいけど、ツレも与謝野晶子も大阪人。君ふざけたもうことなかれ。

 

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部屋の窓からの眺め。

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 法師温泉は140年ほど前にできたそうで、このお風呂が有名なところ。早速お湯をいただきました。

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当然、お風呂内は撮影NG。

いやはや、本当に素晴らしかったです…。筆舌に尽くしがたいとはまさにこのこと。建てられたのは明治時代、時代の香りを楽しみました。

ご興味ある方は長寿館の公式に飛んでみてください。

www.hoshi-onsen.com

 

法師温泉といえば、フルムーンのCM撮影が行われたところなんですね。そう、高峰三枝子上原謙が出演したあれです。といっても分かるのは現在40歳以上の人だけでしょうね。

今回の旅を終えて、久々に高峰さんの自伝『人生は花いろ女いろ』(主婦と生活社)を開いてみたところ、撮影当時の思い出が写真込み約6ページにわたって綴られていました。入浴撮影には抵抗もあったようですが、「赤字国鉄のためにひと肌脱いでほしいと言われて、結局もろ肌脱いでしまった」なんて書かれていましたよ。高峰さんの自著ではなく語りおろしでしょうが、全編にこんなユーモアが漂ういい本なんです。

 

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館内のメイン廊下にも、まだちゃんとポスターが。

ちなみにこのバージョン、監督が大林宣彦氏とのこと。高峰三枝子さん、調べてみれば没後27年か。華やかな人だった。

 

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さて、食事タイム。翌朝のものも含めて、漬物がうまかったです。菊花などの酢の物も。食事は部屋ではなく、食堂的な場所に行ってとります。こちらは現代の建築、情緒はありませんが、まあ仕方ない。

 

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追加で頼んだのがこちら。なんだと思いますか?

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川魚のカジカ酒。頼まずにはおれませんでした。香ばしくて、なんとも上品なうま味。ちなみに一合1,200円也。

 

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大きな月が出てたんですがねえ。うまく撮れず。

温泉はこれまで何度も入ってきましたが、かくも心地よく、芯まで温もったのは初めてでした。相性もあるんでしょうけどね。ぐっすり寝られたなあ。

秘湯、満喫。

また明日の記録へ。