白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

小伝馬町『ともすけ』にて今年一発目の忘年会

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最近、外食ミーティングやらで「弁当不要」の日が多かったツレ。

久々に作りました。だからというわけじゃないけど、ちょっと豪華に。国産牛が特売だっただけですけどね(笑)。

すき煮にして、春菊のおかか和え、ニンジンしりしりを添えました。先日の大鰐もやし、撮影のあまりをナムルに。築地『青木』のすし玉はデザート代わり。

 

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弁当を狙う不審な影が見えますでしょうか、みなさん(笑)。

 

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さて、11月最後の日は今年一発目の忘年会。場所は小伝馬町『ともすけ』ですよ。うつわギャラリーのご店主、料理家のおふたりと計四人でたのしき宴。

毎度ながらに、どれもこれもおいしかった…。記録メモです。

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お通し、鶏ささみのほぐしトリュフ風味、リコッタチーズ和え。鶏ささみがなんともしっとり柔らかくほぐされて。絶妙なるスターター。

 

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鶏レバーと新生姜の赤ワイン煮のパテ。あると毎回頼んでしまう。

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2種の柿とナガノパープルを新生姜ビネガーでマリネしたもの。ともすけさんのこういうセンスを賞味しに、みんな小伝馬町を目指してくるんですよねえ。

 

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水ダコの湯引きを無農薬春菊のピュレで。春菊、かなり香りがやさしい。オイルは最小限という感じ。

 

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この日最も印象に残ったのが、こちらのホタテ。

岩手県九戸郡、野田村というところで育てられている「荒海ホタテ」というもの。

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肉厚で、ヒモまでしっかりおいしい。小さい頃に八戸で食べたホタテを思い出して、なんだかたまらなかったです。懐かしい味。

ハーブバターで焼かれて、ゴボウのピュレがかけられていました。

 

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小玉どんことダイコン、猪ラグーのチーズ焼き。能登半島から直送の猪「のとしし」がこの日のおすすめ食材。クセがなくてさっぱり。

 

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こちらも猪。のとししとカカオのタリアテッレ・ラグーソース。すごーく食べやすい。

 

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パンがまたおいしいんだ。

 

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実山椒とサフランのリゾット。ひとりで全部食べたかった(笑)。ギンナンとパルミジャーノのリゾットもあって、迷いに迷いました。

 

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デザートは定番、ボネビター。ピエモンテ州の伝統菓子で、濃厚なココアプリン。アマレットラム酒の香り。好きなんだなあ、これ。

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ボネビターと一緒に最後、スパークリングを飲むのが好きなのです。

 

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友人が撮ってくれていた一枚。

 

さよみさん、有賀さん、今年は本当にお世話になりました。そして太田さん、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

来年も楽しく飲めますように。

と言いつつ、12月はこれからが本番。体調気をつけなきゃなあ。