白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

二日目のミネストローネ、麻婆豆腐、そして東京芸術劇場へ。

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昨日作ったミネストローネに、ショートパスタを入れて朝ごはん。おはようございます。朝がどんどん肌寒くなりますなー。そして10月のはじまり。今年もあと3か月か。

 

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 グジュ、朝から元気です。この棚にゆうゆう入れるのは一体いつ頃までなんだろう。

 

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ベランダバジルを摘み取って、今年最後のジェノバペーストづくり。つうても2回しか作ってませんけどね(笑)。

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今年のアサガオ、種つきが悪いです。来年うまく生えてくれますように。

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甘噛みが上手になりました。こういうときの顔は本当に幼い。

 

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とにかくよく寝ます。まだ生後2か月、でも人間年齢だとどのくらいだろう? 

 

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麻婆豆腐作ったんだった。私、毎日麻婆豆腐でもいいんですよねえ。この日は残り物消化で長ネギではなく玉ネギで作りました。黒酢風味バージョン。

 

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池袋の東京芸術劇場で、反田恭平さんというピアニストの公演を聴いてきました。

日本フィルハーモニー交響楽団、指揮は梅田敏明。この2曲を同時に披露するというのはピアニストにとって結構な挑戦だと思います。

率直に書きます。ファンの方は読まれないほうがいいでしょう。

作品完成順で第2番から。「この曲を私はこう料理する!」というビジョンが強くあるのは分かりましたし、意欲的で結構だなあと思うんですね。しかしそれが音楽的な効果を上げていたかというとさほどでもなく。楽器を鳴らす能力が乏しい。とくに右手の弱さは意外でした。意図的なのかなあ…オケに埋没してしまうところが多くて、はじめは故障かと首をひねりました。ショパンに最も必要な歌心が弱く、肝心の主旋律をしっかり歌わなくてはならないところでテンポを独自にいじるものだから音楽が自然に流れていきません。

まだまだ曲が手に入っていない印象でした。

続いての第1番、こちらは遥かに弾きなれているようでホッとしました。しかし今回は歌い過ぎというのか、第2楽章からのテンポを揺らし過ぎが気になって散漫な印象に。「これが私の個性!」という自信があるのでしょうが、1つのショパン解釈というほどには私には感じられませんでした。フィニッシュはいきなり精気を帯びましたが、あの若さなら両曲全般においてこの熱情とパワーがほしい。

こんな風に書くとケチョンケチョンに思われるでしょうが、第1楽章のピアノソロ、あのもの悲しい「シソーラシ…ミファソファミ…」の歌い方には心奪われました。日本の冬、雪の原野の夕闇をひとり歩くような痛切な情景が目にパーッと浮かんできたんです。ショパンのこの部分でこういうイマジネーションを与えられたのは人生ではじめて。そうそう、第2番冒頭のピアノの入りなど、フッと照明が暗くなったかのようなドラマティックな効果を上げられていて感心しました。

スター性があるのは確か。大成されてほしいと願います。

あ、日フィルってウン十年ぶりに聞きましたが、ヴァイオリンの美しさに惹かれましたねえ。ことに第2番のはじめ、あの繊細なメロディーの奏で方が実にきれいだった。オーボエ、フルートも心に残ります。ホルンの男性、ちょっと雄弁だったかな(笑)。

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さて、池袋西武で大好きな『会津中将』を買ってきましたよ。

 

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池袋西武、お酒売り場のレジ脇にこういうものを置くのはずるいと思います(笑)。まんまと買ってしまいました。

 

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ツレの編みカゴに入るグジュ。あんまり噛むものだから取り上げられてしまいました。

 

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おやすみ。