お盆休み真っ最中、浅草・吾妻橋からの風景です。
私の後ろには、関西から来たとおぼしき家族連れが記念写真を撮っていました。雷門前はいつもの数倍の車夫さんが。そして飛び交う様々な国の言語と、自撮りの光景。
そんな浅草から地下鉄ひと駅ぶんを歩いて本所吾妻橋へ。スカイツリーが迫力の大きさでした！
目的地は『わくい亭』。
めずらしく記念写真など（笑）。知人がフェイスブックにこちらの写真をアップしてたのを見てどーーにも来てみたくなり。
これこれ、この黒板にたまらない「引力」を感じたんです。内容と値段はもちろん、書き方、字の味わい共に私の理想形に近い…。なんと端正においしそうなメニューでしょうか。
きょうは三人で伺いました。まずビールでノドを潤し、お通しの枝豆をいただきつつオーダーを熟考。さあ、頼むぞ！
ちくわの磯辺揚げ、あると必ず頼んでしまいます。皮はカリカリ香ばしく、中はしっとりみずみずしい。ビールが進むなあ。
アナゴの煮具合も完璧。ひとりならこれで二合はいってるかもしれません。
言うことなしのモツ煮。うま味香りスッキリ。一切の淀み無し。
キュウリのぬか漬けも漬かりすぎず浅すぎず…。心の中で「山岡久乃さんみたいな人」が「おいしいじゃないの…明子さん…」とか感心していました。どんなやり手の姑も黙らせてしまいそうなおいしさ。
クレソンサラダはドレッシングが最小限の存在感で実にあっさり、緑をモシャモシャ 食べたいという欲求を満たしてくれることこの上なく。口がすっきりするなあ。
活ダコガーリック炒め、キノコにパプリカ、アサリも入ってボリュームたっぷり、ちょっとタコの存在感が薄くもありますが、間違いのないおいしさ。ただ、これだけちょっと塩味が強かったような。
ああ…「ためいきの出るような」イカゲソのさつま揚げ。岩谷時子さんに食べさせたい。おいしかったよう…！ 咀嚼しつつひとりウットリしておりました。
お酒を全然載せてませんでしたね、日本酒メニューはこんな感じ。『水尾』や『仙介』をやりつつ楽しんでおりました。量も申し分なし。
三人で「おいしいねえ。もっと頼んじゃおう！」とオーダー追加お願いしましたよ。
マツタケのフライ、好物なんです。ソース×マツタケフライ×日本酒、ってのがまた楽しい。 揚げての香りの楽しみ方もいいもんですよ。
そして圧巻のエビグラタン…！ なんともうまそうな「顔」してるじゃありませんか。いま思い出して切なくなっております。またすぐにでも…食べたいッ。
アメーラトマトとバジル炒め。白ワイン飲みたくなっちゃうな。別にワインリストもあったんですが、それは次回の楽しみにとっておきました。
これだけ食べて飲んで、ひとり5千円ぐらいでしたよ。
近々また行きます！ わくい亭さん、どうもごちそうさまでした。
腹ごなしもかねて、また浅草まで歩きましたよ。右側のマンションの住人さん、窓からどんなふうにこのオブジェが見えるんだろう。。。
