白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

福島の桃、不忍のハス、浦和『よいさん』

福島の桃

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福島の桃「あかつき」をいただきました。

なんとも良い香り。

 

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ちょっと前に話題になってた「熱湯に30秒、すぐ冷水にとって3分」という皮むきを試してみたんですが、1つは本当に「つるんッ」とむけて気持ちよかったですねえ。もう1つは熱しが甘かったのかイマイチ。

なんにせよ、アッコちゃんごちそうさまです。いつもありがとう。

不忍のハス

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午後は上野・不忍池(しのばずいけ)へ。盛りもそろそろ終わりと思い、ハスを見ておきたかったんですよ。

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繁茂という言葉がまさにぴったりの群生ぶり、いちめんハスの葉、ハスの花。

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戦時中はこのハス池、埋められて田んぼだったのだそうですね。復旧したのは昭和30年代に入ってからとのこと。上野の老舗を取材することがあれば、このあたりのこともいつかうかがってみたい。

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ハスは早朝に開いて昼には閉じる…なんて聞きますが、たしかに開いていたのは私が見たかぎり一輪だけでした(写真は17時ごろのもの)。早朝に行けばもっと極楽的な世界が広がっているのでしょうかね。

なんてことを思い返しつつ、今ベトナムのハス茶を淹れています。 

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 しかし、なんでまた下品なさまのことを「蓮っ葉(はすっぱ)」って言うようになったのかな。長唄の詞章に「都育ちは蓮葉なものじゃえ」なんてありますね。

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「せっかくだしね」と上野動物園にも寄りました。何年ぶりだろう。夏は入園時間が延長されてるんですね。思ったより混んでおらず、いろいろ観られました。

上の写真はクロシロエリマキキツネザル、一匹だけ目線をくれてます。

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フラミンゴ、昔からなんか好きだなー。色と首のカーブがきれいで、眺めてて飽きません。

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このカエルもいい顔つきでした。無言で雄弁。

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個人的にやられたのはツキノワグマのこの表情…。ああ、キュートだ。手を重ねてるのがいい。子どもたちにも人気でしたよ。

 

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あ、そうそう。上野動物園、タイビールのシンハーとチャーンが売ってるんですね。びっくり。ちょっと飲みたかったけど、移動しました。

浦和『よいさん』

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さて、夜は浦和の居酒屋『よいさん』へ。家人がずっと行ってみたかったとのことで、初めてうかがいました。

 

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 この茎ヒジキたっぷりのサラダ、うんまかったっす。下にはキュウリ、パプリカ、玉ネギ、水菜にニンジンと野菜の種類もたっぷり。ああ、こんなふうにちゃんと料理してないなあ…最近。

 

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 サゴシとイトヨリのお刺身盛り。2種で1,000円ぐらいだったかな? 魚はすべて長崎から取り寄せているよう。

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 春巻き(520円)、魚のほぐし身に切り干し大根が入ってます。

 

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 ギョロッケ(500円)、魚と豆腐とジャガイモでつくられているそう。

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ゴーヤの白和え(490円)、ゴマがきいてます。いやはや、どれもこれもおいしい。ここまでバクバクと食べることに集中しちゃいました。

お料理はご主人おひとりでやられています。どのお皿も彼の創意がイキイキとして、食べていてとても楽しい。「こういうつまみが好きなんです」というその思いがハミングで聞こえてくるかのよう。うつわとの調和もいいですねえ。

 

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お魚の切り落としのキムチ、なんて一品も。これは値段メモ忘れ。

 

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お酒は奈良県・上田酒造直送のこちらを。初めていただいたなあ。

 

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スイカサワーもおいしかった。

 

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ご主人のよいさん、撮らせていただきました。与野のかただそうです。店名は彼の昔からのニックネームなのだとか。

ごちそうさまでした、また参ります!

 浦和、帰り道にまた気になるお店がいろいろ。しばらく通ってみようかな。