水野仁輔さんのイベントに行ってきました。
水野さんはカレーの専門家、食雑誌でもおなじみですね。料理教室やケータリング、最近ではキッチンカーの活動もされているよう。水野さんのカレーがやってくるエリアの人がああ、うらやましい。
あの、こんなところに帽子をかぶったままですいません
という話が冒頭7分ぐらい続いて、笑いました。
「きょうは調理仕事からの直行で、調理の時は帽子をかぶるのでこういう恰好なんです…スミマセン」とのこと。
それだけのことなんですが、語りぶりがほほえましいんですね。ご人徳だと思いました。さらに自己紹介から、カレーのよもやま話へ。
ココイチって日本に1300軒ぐらいあるんです。そしてカレー専門店って日本に4~5千店ぐらいあるといわれてるんですね。すごくないですか。つまり日本のカレー屋さんって、3~4軒に1軒はココイチなんですよ
この話、妙に心に残っています。我が町にも1軒あるなあ。
水野さん、淡々と話されるんですが「引き込み力」がすごい。会場で退屈してる人、多分いなかったと思います。そういうの、空気で分かりますね。
今回の講演は、水野さんの新刊『いちばんおいしい家カレーをつくる』とはどんな本かが軸となっていました。
とはいっても、やっぱり単なる本の紹介では終わりません。
「日本におけるカレーの成り立ち」
「あめ色玉ネギの意味とその楽な調理法」
「欧風カレー、インドカレー、そして双方のいいところがミックスされた、ジャパニーズカレーについて」
こんな内容で、2時間があっという間に。
質問タイムでは1つお聞きできて、ラッキーでした。
21時で講演が終わって、赤ちょうちんへ寄り道。
大好きな『松ちゃん』、ここはいい日本酒が飲めるんですよ。
最近は「とりあえずビール」やめました。
まずは山口県萩の酒『東洋美人』から。誰かが「サッカーの中田選手のお気に入りだそうですよ」なんて言ってたけど、ホントなのだろうか。
この日のお通しは、ハムとキュウリと玉ネギのマリネ。好きだなー、こういうの。
水ナス漬。あっさりと、なんともいい漬け具合。たしか300円ぐらいでした。
そして2杯目、秋田・山本郡八峰町の『山本』を。
バランスよくて、ふくよかで。
裏を見ると…
ははは。こういうの、いいですね。ユーモアのある方だな。
これ、トマトじゃなくて玉ネギなんです。らっきょう酢に漬けたこの玉ネギがうまいんだ。酢のもの好きとしては毎度頼んでしまう。
ごちそうさまでした。さあ、帰って寝よう。