白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

『酢飯屋』さんにて三河みりんの勉強会

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三連休の初日、みりんの勉強会に行ってきました。

主催は『酢飯屋』さん。江戸川橋にある寿司店で、日本各地の良質食材の紹介、郷土寿司の研究にも意欲的なお店です。

www.sumeshiya.com

そして講師は、三河みりん『角谷文治郎商店』の 角谷利夫社長。

www.mikawamirin.com

日ごろ何気なく使っているけれど、「その存在意義は? みりん無しで、酒だけじゃ、砂糖じゃダメ?」と訊かれて明確に答えられるかというと…うーん。むずかしいですよね。照りだしのため…だけでもないでしょうし。

そういうもろもろを考え直す、いい機会となりました。

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角谷社長の「みりんはお米のリキュールと考えてもいいんです」「みりんは麹の力を借りて、もち米のおいしさを最大限に引き出したもの」という言葉、忘れがたい。

 

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もちろん、『酢飯屋』代表・岡田大介さんによる“みりん活用”料理つき。青菜のゴマ和え、みりんと八丁味噌だけで炊かれた「どて煮」、タコの煮物。白いのは酒粕ならぬ、みりん粕です。こっくり炊かれたタコ、おいしかったなあ。今度マネしてみよう。

 

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