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白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

郷土の食、健康と食をテーマに書いています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』『にっぽんのおやつ』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)。2016年10月に『にっぽんのおかず』が発売になりました。3部作完結!

山梨へ。奥野田ワイナリー、いちやまマート、シャトー・ジュン。

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思い立って、山梨へ。

テレビで見た、とあるスーパーを見てみたくなったのです。より安全な食品販売を独自に探究するスーパーマーケット。某誌の編集長も誘って行ってきました。せっかくの山梨行、気になっていたワイナリーにも寄ってきましたよ。

 

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朝8時ごろ家を出て、10時30分ごろ塩山(えんざん)駅に到着。このあたりはもともと塩山市だったのが2005年、勝沼町、大和村と合併して「甲州市」になったのだとか。

 

奥野田ワイナリー 

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 塩山駅からタクシーに乗って5~6分、まずは奥野田ワイナリーへ。

去年の5月に甲府駅そば『Four Hearts Cafe』で飲んだこちらのワインがとても好みだったので、一度訪れてみたかったんです。

 

※ちなみに、そのときの模様はこちら


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造り手のひとり、ホソカワさんに畑を案内していただき、奥野田スタイルについて話をうかがいました。草生栽培のお話、興味深かったな。今度は青葉繁れるころに再訪したい。

天気にも恵まれました。畑にいる間は風がやわらいで、ありがたかったです。

 

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樽で寝かせ、ラベル貼りをする倉庫も見せていただき、

 

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最後はテイスティング。造ってる人に注いでもらうってのは本当に格別です。

ホソカワさんはワイン愛が高じてサラリーマンから転職、ソムリエを経て2010年に静岡・浜松から移住されたんだそう。

 

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奥野田のワイン郡。デザインも配色も、きれいですよねー。(^ω^)

いちばん左、ロゼのデザートワインなのですがなんとも素敵な甘みで印象的でした。「ミルズ」というブドウ品種があるのですね。ホソカワさんいわく「ライチのような香り」とのことでしたが、まさにまさに。とても惹かれたけれど、今回は赤を2本購入。

このテイスティング付き見学コース、ひとり千円です。

ホソカワさん、ありがとうございました。また来ます!

 

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さて、お昼を食べましょうかね。お店に向かってワイナリーからてくてく歩いたところ、路傍にタンポポが! 左下にオオイヌノフグリも咲いてるの分かります? 日射しは確かに春めいていたけれど、早いなあ。 

  

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 このスイセンの隣には小さな畑が広がっているのですが、そこに土浴びでもしたかのような大猫がいたんですね。よーく肥えていました。年寄りなのか、ものぐさなのか分からないけれど、動作がすごーく緩慢。歩くだけでユーモラス。石段をあがるときに「はい、ヨッコラ…ショ」という声が聞こえたような。時間を忘れて見入ってしまいました(なので写真ナシ)。

 

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さて、お昼はこちら『完熟屋』さんへ。地元のかたにおすすめしてもらいました。120年前の古民家を再生して利用、地元食材をつかった郷土料理メインのお店です。

 

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こちらは、野菜ほうとう

山梨の郷土料理というと真っ先にあがるのがほうとうですね。鶏肉、豚肉入りのもあり。量がタップリ! 

 

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こちらがおざら。 ほうとうのつけ麺スタイルと思ってください。甘めのつけダレ、おいしかったなあ。とてもノド越しのよいほうとうでした。

土曜日の昼間、けっこうな繁盛ぶり。お客さん、若い人が約8割の印象! 店員さんもみな20代前後という感じ。平日の状況は分からないけれど、雇用が生まれているといいなあ。

もちろん、メニューには山梨ワインもいろいろありました。ワイナリー見学からこちらのコース、おすすめです。 

 

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 さて、今回の目的はこちらのスーパー。いろいろと発見や勉強になること多々ありましたが、それに関してはいつか別に。記事にできるかなあ。

 

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真向いにあったこちらの酒販店『清水屋』さんも充実の品揃え。一升瓶ワインがいっぱい。

 

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先のスーパーでタクシーを呼んで(入り口に4社ほどタクシー会社の電話番号が書いてありました)、勝沼町へ移動。 こちらの『勝沼ワイナリーマーケット 新田商店』に行ってみたかったのでした。

 

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山梨ワインがずらり約200種! ワイナリーの方々から「うちにない商品も新田さんのとこにあったりする(笑)」なんてよく聞くんです。

品ぞろえはとても豊富でしたが、ポップ類は一切ないのである程度「何を買うか」目星をつけてから行かれたほうがいいかも?

こういうときは懐と相談しつつ、ジャケ買いですね(笑)。4本ほど購入。

 

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 新田商店を後にして、『勝沼ぶどう郷駅』を目指します。けっこうな道のり&高低差! でも、路傍の福寿草を見られてうれしかったな。この花が咲き出すと、春はもうすぐ。地割りの福寿草を見ていると、「春の足音」という表現がうまれたのはごく自然なことに思えます。となりではヒヤシンスも地面を割って葉をのばしていましたよ。

 

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駅に行く途中には『シャトー・ジュン』があります。素敵なエントランスですよねえ。夏樹陽子さんとか出てきそうな感じ。

 

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入るとテイスティングスペースがあります。ノーアポでしたが、快く受け入れてくださいました。6種を味見。編集長とそれぞれ1本ずつ購入、私はやさしい味わいのロゼを選びました。白もとてもおいしく、好みだったなあ。

 

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醸造家の仁林欣也さんに運よくお会いできました。いろいろお話を聞かせてくださって、ありがとうございました!

 

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さて、勝沼ぶどう郷駅に着いてみれば「一度、塩山駅にもどって急行に乗った方が早い」と駅員さん(今回、電車はすべて行き当たりでした)。塩山駅にもどって電車を待つ間に、近所の飲食店で体をあっためなおし。熱燗のアテに、名物の馬刺しを

このあたりも馬食文化圏。塩山駅そばの精肉店には「馬もつあります」のビラが貼ってありました。先の『完熟屋』さんも、夜のおつまみには馬もつ煮が出るようです。

 

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 こちらも山梨名物のひとつ、鳥もつ煮。レバーなどを甘辛くトロッと煮詰めたもので、卵になるまえの卵黄、通称“キンカン”が入っているのが特徴です。

「これ、よく蕎麦やうどん屋さんにあるんですよ。これで一杯やって、シメに蕎麦」なんて声を県人からわりに聞きます。

 山梨のこのあたりはアクセスがよくていいですね。

  

 さあ、山梨ワインいつ開けようかな?