今年の8月から、家人のために弁当を作るようになりました。はや四か月…だんだんと手を抜くようになりますねえ、やっぱり。しかしこの日はまあまあ(私にしては)、がんばってるほうですな。
- ヒラタケのナンプラーバター炒め
- ニンジンの昆布だし煮
- 白菜のおかかポン酢和え
- ニラオムレツ
ナンプラーとバターって相性いいんですよ。ナンプラーは存在感強いので、ほんのちょっとでOK。弁当のおかずに良い、濃い風味になります。
ニンジン、少量の塩と昆布だしで煮ておくと便利ですね。ほかのいろんな料理に転化可能だし、ニンジン自体がいいと、そのままでもおいしい。
キャベツはサッとゆでてしぼり、おかかと減塩ぽん酢で和えただけです。あとは冷凍食品の春巻き、そして梅干し。冷凍おかずが2品ぐらい冷凍庫に入ってるとなんとも心強いですねえ…。イシイのミートボールが安いときは 3パックぐらい買って入れておきます。
当日の朝つくったのは玉子焼きとキノコ炒めだけ。朝の手作りは2品以内が自分の場合はベストだと思い至りました。
夜は豆乳鍋に。
あえて白っぽい具をいっぱいに、カブ、ネギ、底に白菜。そして鶏肉と小松菜です。豆乳鍋って手づくりしたことなかったのですが、やってみるとなかなか面白い。今、鍋の記事を作っているのでいろいろ研究中です。
別日にはタラ鍋を。タラの頭が右のほうに沈んでおります。
タラのアラ×干しシイタケ×昆布=すんばらしいスープ!!になりました。これだけ別に作りたいぐらいです。赤いのはナツメ。ここにセリをいっぱい入れたいのですが、関東だとなかなかいいのが手に入りません。くそう。
タラ鍋、途中からコチュジャンと粉唐辛子、ゴマ油を加えて韓国風に味わいチェンジ。ピリ辛スープにまろやかな白子がよーく合うのですよ。豆腐とニラもたっぷりと。
鍋特集、年明けの発売になります。またお知らせしますね!
この日はDVDでジェームズ・スチュアート主演の1959年の映画『或る殺人』を見ました。面白かった…。法廷ものってもともと大好きなのですが、良い演技者によるセリフ劇を心から堪能しました。
当日、こんなツイートをしたので、貼っておきます。
DVDで1959年の米映画『或る殺人』を観了。法廷ものは大好物、ジェームズ・スチュアート、ジョージ・C・スコットらの本格派演技をたっぷり鑑賞できて幸せだった。濃密。裁判長のJoseph N. Welchという人は本当の弁護士でこれしか映画歴ないようだが、すばらしい芝居だった。
— 白央篤司 (@hakuo416) 2016年11月14日
『或る殺人』2:音楽がデューク・エリントン。ジミー・スチュアート演じる主人公の弁護士がジャズピアノ好きで自らも弾くという設定で、なんとデュークと連弾するカットも。渋くて地味な法廷劇の数少ない息抜きとしてジャズが印象的に使われていた。オットー・プレミンジャー監督の構成力!
— 白央篤司 (@hakuo416) 2016年11月14日
『或る殺人』3:この映画で知ったがジミーの秘書をつとめるイヴ・アーデンという女優さんが良かった。日本映画でいえば草笛光子的な、静かな最低限の芝居にそっとユーモアを漂わせるような。やり過ぎないんですね。市川崑がアメリカにいたら起用したと思う。リー・レミックも巧いなあ。堪能しました。
— 白央篤司 (@hakuo416) 2016年11月14日
ジェームズ・スチュアートってのは稀有な人だなあと改めて。のっぽだけど威圧感はない。品はあるけど上品すぎない。無欲っぽいけど草食系ではない。強そうではないが弱くはない。家庭的だけどホームドラマしか似合わないわけではない。これだけレンジが広いけど器用な俳優では決してない。好きだなあ。
— 白央篤司 (@hakuo416) 2016年11月14日