料理家でバーテンダーの藤村公洋さんと組んで、月イチでイベントを開催しています。その名も、レモンサワーのススメ。
藤村さんがあるとき、ツイッターに「レモンサワーで晩酌」写真をよくアップされていたんですね。バーテンダーさんでレモンサワーを愛飲、というのもめずらしいな…と思って、ふとそのことを告げたら「どうしてですか? だってレモンサワーだって、立派なカクテルですよ」と、ひとこと。
(7月に行われた第4回イベント、池袋『FULLHOUSE』にて )
ベースのお酒(焼酎)があって、割り物がある。レモンサワーの割り物って、ソーダと糖分とレモン果汁ですけど、これカクテルでいえば"フィズ"の構成とほぼ一緒なんです。果汁を使うのもカクテルの大事な構成要素ですからね。なんら、変わらないじゃないですか。
と、聞いたときになんだか目からウロコというか、心の角質がもうぽろぽろぽろとむけ落ちていったというか(笑)。次の瞬間には「それ、おもしろい! その考えを伝えつつ、藤村さんのおつまみも食べられるイベントをやりませんか?」と口にしていました。ひらめいたのです。
(第1回 新宿『Love story Kitchen』にて)
今年の3月に初回イベントを開催、現場の模様をツイッターなどでアップしていたら、次第に参加希望のかたも増えてくださり、きょうで5回目となりました。
毎回、季節に応じた藤村さんのおつまみを数品楽しんでいただきつつ、レモンサワーは飲み放題、藤村さんのアレンジ・レモンサワーを2種おたのしみいただけます。
このイベントで使う材料はいたってシンプル、そして一般的なものなんです。
レモンサワーは宝焼酎、"わるならハイサワー"でおなじみ博水社のハイサワー、そしてフレッシュレモン。
(第2回、池袋『FULLHOUSE』にて)
「おいしいレモンサワーを作ろう」となると、焼酎やソーダの種類を考えたり、レモンの品質を考えたりということになりがちですが、僕はそうじゃないと思う。カクテルをおいしく作る上で大事なのは、配分なんです。
というこの配分バランスと、そのほかの大事なポイントはぜひイベントにて体験していただきたいです。とても、簡単なことなんですけどね。藤村スタイルで作るようになってから、私もレモンサワーを自宅で愛飲するようになりました。参加いただいた方からも、同じような反響をいただいています。
アレンジ・レモンサワーはとても自由な世界。ハーブを用いたり、少しリキュールを足したり、ジャムを使ってシェイクしたり。
手前は桃のフレッシュジュースを加えたもの。レモンサワーも奥行きのあるものだな…なんて、制作サイドなのに毎回あらためて思ってしまいます。藤村さんの発想力が、このイベントの要。「ハイサワーを使ったノンアルコール・カクテル」なんてのも好評なんですよ。
さて本日のおつまみは3種、こちらは『アナゴとイチジクのバルサミコソース』です。アナゴ料理は藤村さんのお得意部門。
最近パン焼きの研究をしているとのことで、『ローストポークとニンジンのサンドイッチ』も登場。フィンガースタイルのおつまみです。
こちらは『ミラノ風酢豚』、毎回いろんなおつまみが登場します。
リピーターのお客様も増えてくださいました。ありがたいことです。
イベントを支えてくださっている皆さまのショット。(^-^)
今回のご参加は18名でした。ありがとうございました!
次回は9月17日(土)、池袋で13時からの開催になります。ご興味のあるかたは、ぜひぜひ hakuoatushi416@gmail.com までご連絡ください。
ご来場、お待ちしております。
今回は池袋西口のバー『Tukka Yoot』さんをお借りしました。ご協力、本当にありがとうございました。