白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

郷土の食、健康と食をテーマに書いています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『にっぽんのおにぎり』『にっぽんのおやつ』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)。2016年10月に『にっぽんのおかず』が発売になりました。3部作完結!

学芸大学 『蕎滋庵』で昼飲み、からの名店『マッターホーン』

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この日は、結婚でドイツに渡ったMさんと久々の再会。

「お蕎麦が食べたいんです。 乾麺なら向こうでも食べられるけど、生蕎麦が恋しいんですよ~!」

とのリクエストから、行ってみたかった学芸大学『蕎滋庵』へ。

 

 

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東口を出て右、高架下沿いを3分ほど歩いて、左折してすぐ。カウンターメインで、奥にテーブルもありました。きれいなお店でしたよ。

 

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まずはエビスの瓶で、再会を祝して、かんぱーい!

予約の時点で「お酒とおつまみをいただいて、最後にお蕎麦でいいでしょうか」とお願いしてありました。蕎麦チップスがお通し代わりかな、塩気あっさりで、おいしい。

 

 

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Mさんが「これ、食べたい!」と即オーダーした湯葉刺し。こういう味わい、恋しくなるんだろうなあ。向こうでも豆腐は簡単に手に入るようですが、やっぱり別物のよう。

Mさん、渡欧されてもう3年目か。

とても優秀な編集者で、かつては私の担当もしてくださいました。近著の『ジャパめし。』は彼女なしでは成立しなかったんですよ。そういう意味で、恩人のひとりでもあります。

 

 

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桜えびのかき揚げ。

好きなんだなあ…あると必ず頼んでしまう。こんもり成形されたかき揚げ、見事にさっくりと仕上がっていて、美味。

 

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鴨つくねとネギの串焼き。

こういうつまみが昼から楽しめるの、ありがたい。ゆっくりといただきつつ、話に花が咲きました。いろんな報告やら仕事の話やらしつつ、シメの蕎麦へ。

 

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二八のせいろ、しなやかな弾力で良いのどごし。甘・酸のバランスのいい、穏やかな蕎麦つゆも心に残りました。

 

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Mさんの選んだ具だくさんの冷やかけ。これだけは値段覚えているな、1400円。今回はトークメインだったので、値段やらメモしてきませんでしたが、お許しを。総じてとても良心価格だったと思います。

 

 

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Mさんとは、コラム集『ドイツ夫は牛丼屋の夢を見る』講談社)を上梓されたばかりの溝口シュテルツ真帆さん。ドイツに渡られてからの発見と驚きの数々を、食を軸につづられています。友人のひいき目抜きに、面白かった。確かなオリジナルの物書きとしての眼があって、読ませます。kindle版も出ているようですよ。

 

 

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元担当さんとライターだった私が、同時期に著者デビューするなんて、なんとも嬉しい偶然。運命ってホント、わかりませんね。お互いにこの日、本にサインし合いました。ヽ(^o^) 「サインっていっても、楷書ですよ(笑)!」と溝口さん。

 

 

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さて、甘党でもある彼女を学大の名店『マッターホーン』へとご案内。昭和27年開業のケーキ屋さん。ここ、好きなんですよ。なんともクラシックな雰囲気がそのままに残っていて、そしておいしくて。

 

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名物はこのサバラン(350円)。

20年前ぐらい、私は学大に縁があって通っていたんですが(ある俳優さんの付き人をバイト的にしており、その人の家がありました)、その頃たまたま通りがかって魅かれて入り、これを買って食べたんですね。なんておいしいんだろう…と一度ですっかりファンになりました。ラム酒の感じをギリギリまで優しくした、食べやすい味わい。

 

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溝口さんが選んだ、モンブラン。下はスフレ生地になっています。

 

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せっかくだし1つシェアしようと選んだシュークリーム。噛むと「パフッ」となる生地がなつかしい。クリームはホイップとカスタードを選べます。

 

ここの喫茶室は広くて、使いやすいのですよ。

昼を早めに切り上げてスイーツを楽しむ会社員の姿あり、散歩の途中でひと休みの老夫婦あり、パフェを楽しむ主婦連あり……学芸大学の住人にとって、なくてはならない場所になっています。

 

 

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いつまでも残ってほしい洋菓子店。

昼からハイカロリーに楽しんだので、帰りは中目黒から歩きました。

 

溝口さん、時間をつくってくれてありがとう!

お互い、これからもがんばろう。