白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

カレイを煮て、フキを炊いた日

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カレイを煮ていました。

 

写真だと大きく見えるかもですが、ひとりにはちょい多いかなぐらいのサイズです。

(とはいえ30㎝鍋で炊いたから、デカいかw)

 

スーパーで200円だったので、即断で買ってしまいました。

 

 

全体をよく洗って、酒、みりん、砂糖、水を鍋に入れ、煮立ったところにカレイを入れて、落しブタして8分ぐらい。最後にガーッと煮たてて、煮汁がトロッとすれば完成。

 

下処理はスーパーでやってもらってるので、13分ぐらいで完成です。

 

うん、うまい。

今度はもっと砂糖少なくていいな。

 

 

 

 

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この日はね、仕事がわりに忙しかったんですよ。

なんでフキなんか炊いてるんでしょうね(笑)。

 

逃避心が私をフキ煮に走らせたか。

 

いえいえ、やっぱり春のうちに一度は作っておきたかったのです。

好きなんですよねー、フキ。

この独特のほろ苦さ!

 

もう晩春ともいえぬ陽気になってきたので、スーパーで売られてるフキを見たら反射的にカゴに入れてしまいました。

 

板ずりして、重曹と煮たら水にさらして2時間ぐらい。私の下ごしらえはこんな感じです。でも、もう1度ぐらい水をかえてさらしたほうがよかったかな。

だしはカツオ節のみ、厚揚げを入れて酒、みりん、薄口醤油で煮たら完成。

 

 

フキと厚揚げ煮、大好物なんです。

昔は母の実家の食卓にいつもあったなあ。

母は新潟の山のほうの人なので、山菜はとても身近な食材でした。

 

好きなものを好きなときに食べられるようになりたい。

それが自炊をはじめた理由です。

 

 

カレイの煮つけとフキと厚揚げ煮、それに納豆。

いい夕餉になりました。

 

ごちそうさまでした。