まちはすっかり花水木でいっぱいですな。
松濤の坂道、花水木の並木があるんですが、白に赤にきれいですよ。
ずっと観たかった『大番』(1957年)、初鑑賞。
加東大介の主演で、当時大ヒットしたそうです。
昔からの愛読書、東宝の宣伝部員だった斎藤忠夫さんが書かれた『東宝行進曲』(平凡社)という楽しい本があるのですが、それによると当時の封切り宣伝では『大番』オリジナルの浴衣をあつらえ、加東大介、監督の千葉泰樹、宣伝部員全員、さらには藤本真澄(東宝イズムを築いた立志伝中の人物)以下、重役連中までそれを着て"お練り"をしたそうです。贅沢な時代だなあ。
加東大介演じるギューちゃんが、
愛媛の宇和島から上京して、いっぱしの株屋になるまでの出世譚。
エネルギッシュなキャラクターで、アクが強いのに嫌いになれない。
面白かったですよ。続編が3つあるんですが、いつか観れるかな。
ギューちゃん憧れのマドンナに原節子。
原さん見たさに行ったのですが、やっぱりきれいでした。きらきらしい。
ほんの一瞬しか出ないんですけどね(笑)。
なのにポスターではすごく大きく描かれて、
いかに当時特別な存在だったかうかがい知れようというもの。
重役の藤本真澄氏が大のファンだったようです。
ミョウガが安くなってきました。
シソもたっぷり添えて、冷やかけで昼食。
半袖のひともちらほら増えてきましたね。