白央篤司の独酌ときどき自炊日記Ⅱ

フードライター。郷土の食、栄養、暮らしと食をテーマに執筆しています。連絡先→hakuoatushi416@gmail.com 著書に『自炊力』『にっぽんのおにぎり』(理論社)、『ジャパめし。』(集英社)など。メシ通『栄養と料理』『ホットペッパー』などで執筆中。

郷土菓子研究社、林周作さんのバクラヴァを買いに。

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日曜日の第1食。

ツイッターでおいしそうな朝食写真をいろいろ目にして、食欲が刺激されました。

朝からしっかりいただきましたよ。

カボチャと三つ葉の味噌汁、麦ごはん、ゆで卵に納豆。

作り置きしていた、切り干し大根と、ゆで豚と豆苗の和え物。

 

 

 

f:id:hakuoatsushi:20160314063631j:plainなんの番組だったかな、テレビで見かけた

豆苗とゆで豚の和え物」を作ってみました。

 

番組ではぽん酢だったと思うんですが、

我が家の定番「ナンプラーとライム」で和えましたよ。

うん、やっぱり豚と豆苗、良いコンビだな。

今度は、豚を切らずに豆苗を巻いてみよう。

 

 

そういや、知らなかったんですが「SNS」って言葉、和製英語なんだそうですね。

英語では「ソーシャルメディア」というそうです。

あと、先日は留学経験のあるかたから

「ボリューミーって言葉、英語にはない」とも聞きました。

和製英語、知らずに英語と思い込んで使ってるなあ…と反省。

 

 

閑話休題、夕方には高円寺に行ってきました。

世界を旅して、その土地の郷土菓子を調べている

「郷土菓子研究社」の林周作さんという方がいらっしゃるんですが、

そのかたが限定でお店を出されています。

 

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中東のお菓子、バクラヴァがきょうまで売られているとツイッターで知り、

「これは行かねば!」と駆けつけました。まだあるかな……。

 

 

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入ると、林さん手づくりのお菓子がいろいろと並んでいます。

お菓子がいっぱいあるというのは、いくつになっても気持ちが昂揚しますな。

あ、真ん中のがバクラヴァです。よかった、残っていた…!

 

 

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壁には、林さんが世界中で出会ったお菓子職人、パティシエや販売の人々の写真が。

 

 

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こちらが、林周作さん。

ご挨拶できて、よかったです。

ツイッターではつながっていたのですが、お会いするのは初めて。

 

 

 

 

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バクラヴァをひとつ購入し、帰宅して撮ったもの。

薄い生地に挽いたナッツ類を挟んで重ね、焼いた後にシロップにひたします。中東を代表するお菓子で、トルコ料理店で食べたことのあるかたも多いでしょうね。これはクルミが挟まれてありました。林さんによると、ボスニアのスタイルとのこと。トルコだとピスタチオで作ることも多いのかな。

 

いざ、実食。

ああ…なんという濃厚な甘さ! でも重たくないのが印象的。おいしいなあ。。

どんなシロップなのだろう…もっといろいろお聞きしたかった。

これはどこかできっちり企画を通して、取材させていただかねば。

 

 

 

 

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こちらも、ひとつ購入してきました。

アゼルバイジャンを代表するお菓子という、シェチェルブラ。

パイ生地の中には、カルダモン香るクルミが詰まっています。

 

 

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中はこんな感じ。おお……カルダモン、濃厚!

食べたあと、なんか体がスッキリしますよ。

 

 

林さんの高円寺での出店は、3月いっぱいです。

スイーツ販売は15時から、19時からは喫茶もできるとのこと。

kenkyushitsu - 郷土菓子研究社 ←こちらのサイトを参照してください。

今後はまた世界を旅して研究を重ね、

広く世界の菓子を知ってもらいたいとの思いから

通販展開も視野に入れているとのこと。

 

今月、また再訪したいと思います。

林さん、ごちそうさまでした!